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『世界観をつくる』を読んだ

水野学×山口周の対談形式の書籍『世界観をつくる』を読みました。

読む上での目的

世界観とは何かを知る。
世界観をつくることがなぜプロダクトにとって必要なのかを言語化できるようになる。

気づき

世界観は「問題をつくるため」に必要

ありたい姿を定義し、現在の姿とのギャップを知ることで、何が足りていないか、何をすべきかが明確になる。

何が過剰で、何が希少なのかを考える

過剰なものは価値が下がり、希少なものは価値が上がる。

正解の過剰:どのメーカーもみんな同じ形になっている家電
利便性の過剰:便利であることが普通

結果、逆に不便なものを求め始める(薪ストーブを入れたい、ビンテージカーがほしい)

日本は役に立つものをつくるのが苦手、意味があるものをつくるのが得意

ヨーロッパの車は馬車のルーツがあり、最初から役に立つものをつくろうと思って生まれたものではない。日本の車は最初から移動手段としてつくられている。

ターゲットを属性だけで見ると単なるデータで終わってしまう

買ってほしい人を決める(と同時に、買ってほしくない人も決める)。
読んでいる雑誌は?好きなアイドルは?自分とは別のパーソナリティをつくりだして、実体化した世界観を立ち上げることが大切。
デザインの本質は、人格を与えること。その企業や商品は何っぽい?そして、そのプロダクトが使われる世界を、物語のプロットとして考える。

ToDo

役に立つよりも、意味があるものを提供しなければいけない

役に立つことが価値であるプロダクトは1位でないと意味がない。大手など資金がたくさんある企業が参入してきたらすぐに負ける。役に立つプロダクトはどんどん出てくる。これからは意味があるプロダクトをつくっていかなければいけない。
私のプロダクトにとって「意味がある」ってなんだろう…

プロダクトの世界観をビジュアルで表現する

ユーザーが理解できるように(共感はしなくても)世界観を伝えようと考えているなら、ビジュアル表現は必要不可欠。

アートに触れる

映画を観ろ、本を読め、演劇でもコンサートでも流行っているものがあったら行け!!

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