見出し画像

ナヤ・アドベンチャーデッキガイド

こんにちは。ナヤ岡です。

5/30に第3回 Sekappy COLOSSEUM MTGアリーナ2次予選が開催されました。今大会でナヤ・アドベンチャーを使用して7-1することができ、決勝大会への参加権利を得られました。

6/19に決勝大会があり、引き続きナヤ・アドベンチャーで参加しましたが、斉藤徹さんと八十岡翔太さんに敗れて、あっけなく大会から退場することとなりました。

デッキガイドの前に、今環境の振り返りを書きます。4/25に開催された$5K Strixhaven Championship Qualifierでナヤ・アドベンチャーを使用して9-2の5位に入賞できました。

これをきっかけに、今環境ではナヤ・アドベンチャーを回し続けてきました。前環境ではメタゲームを追いながら、デッキを変更し続けた結果、どのデッキも練習が足りず、なんの成果を得られませんでした。この反省から、自信をもって使えるデッキを持つことを今環境の目標にしました。嬉しいことに、前環境と比較すればプレイに自信を持つことができ、良い結果も得られました。

7/9にはフォーゴトン・レルム探訪がアリーナに実装され、新しい環境に突入します。今環境も残りわずかですが、今環境で学んだことを記事にして整理したいと考え、ナヤ・アドベンチャーのデッキガイドを書くことに決めました。読んで下さった方の参考になれば、幸いです。

1.ナヤ・アドベンチャーとは

ナヤ・アドベンチャーとは、白赤緑の3色で構成されたミッドレンジデッキ。デッキを象徴する《クラリオンのスピリット》や《秘密を知るもの、トスキ》といったカードから、ナヤ・クラリオンやナヤ・トスキと呼ばれることもあるが、本記事では公式記事にならい、ナヤ・アドベンチャーでデッキ名を統一する。

ナヤ・アドベンチャーの特徴は、先ほど上げた《クラリオンのスピリット》による横並び戦術。

《クラリオンのスピリット》

《クラリオンのスピリット》の能力は、2つ目の呪文を唱えるたびに誘発する。ナヤ・アドベンチャーには、この条件を満たしやすいカードが採用されている。例えば、《恋煩いの野獣》、《砕骨の巨人》、《巨人落とし》という出来事クリーチャーは、1枚で呪文2枚分になることから《クラリオンのスピリット》と相性が良い。また、《スカルドの決戦》は後半のリソースが枯渇した状況でも、《クラリオンのスピリット》の誘発を期待できるカードだ。
この他にもナヤ・アドベンチャーは、カード間の細かな相乗効果(シナジー)を意識して組まれている。シナジーの詳細は主要カード解説で触れる。ここでは、ナヤ・アドベンチャーというデッキは横並び戦術に長けた、シナジー満載のデッキだということを覚えておいて欲しい。

2.デッキリスト

画像22

相棒
1 湧き出る源、ジェガンサ (IKO) 222

デッキ
4 砕骨の巨人 (ELD) 115
2 山 (SLD) 106
4 寓話の小道 (ELD) 244
4 スカルドの決戦 (KHM) 229
2 平地 (SLD) 101
4 枝重なる小道 (ZNR) 258
4 針縁の小道 (ZNR) 263
4 恋煩いの野獣 (ELD) 165
3 カビーラの叩き伏せ (ZNR) 19
4 ヤスペラの歩哨 (KHM) 178
4 巨人落とし (ELD) 14
3 森 (SLD) 108
4 エッジウォールの亭主 (ELD) 151
4 岩山被りの小道 (ZNR) 261
4 クラリオンのスピリット (KHM) 6
2 秘密を知るもの、トスキ (KHM) 197
4 精鋭呪文縛り (STX) 17

サイドボード
2 レッドキャップの乱闘 (ELD) 135
1 轟く叱責 (ZNR) 170
3 乱動する渦 (ZNR) 156
3 運命の神、クローティス (THB) 220
1 湧き出る源、ジェガンサ (IKO) 222
3 引き裂き (STX) 225
1 轟く叱責 (ZNR) 170
1 アゴナスの雄牛 (THB) 147

3.主要カード解説

《エッジウォールの亭主》、《巨人落とし》、《恋煩いの野獣》、《砕骨の巨人》

《エッジウォールの亭主》

《恋煩いの野獣》

言わずと知れた《エッジウォールの亭主》+出来事クリーチャー達。出来事クリーチャー達は、アグロデッキとの対戦において2対1交換を取りやすく、ナヤ・アドベンチャーのアグロデッキに対する相性の良さを支えている。ナヤ・アドベンチャーのデッキ紹介でも述べたが、出来事クリーチャーは1枚で呪文2枚分になるため、《クラリオンのスピリット》の能力を誘発させやすい。また、クリーチャーと出来事の2つのマナコストを持つことから《スカルドの決戦》で無駄なくカードをプレイしやすく、1枚で呪文2枚分になることは、2章、3章で+1/+1カウンターを置く回数を増やすことにも繋がる。

《ヤスペラの歩哨》

《ヤスペラの歩哨》

一見、強力なカードに見えないかもしれないが、ナヤ・アドベンチャーを動かすための潤滑油のような存在。ナヤ・アドベンチャーはトライオームが使えない3色のため、マナベースが脆弱だ。《ヤスペラの歩哨》のマナ能力は色マナの確保という点からもデッキを支えている。また、1ターン目《ヤスペラの歩哨》、2ターン目《クラリオンのスピリット》からの、1マナスペルという、このデッキのぶん回りパターンにも絡むカードで、初見での印象以上に、このカードの存在は大きい。相手にした際は、到達を忘れないように。

《クラリオンのスピリット》

《クラリオンのスピリット》

デッキの象徴的なカード。生成されたスピリット・トークンは、《恋煩いの野獣》が攻撃するための条件を満たすことにも貢献する。大型クリーチャーに地上が止められている状況でも、クロックを刻めるなど使い道がある。環境を代表する除去である《砕骨の巨人》に当たってしまう点は弱点。ただ、このデッキでは《エッジウォールの亭主》、《ヤスペラの歩哨》も《砕骨の巨人》が当たり、相手にとって除去したいクリーチャーであり、プレイの順番を考慮することで、これらの内のどれかが生き残る可能性を上げることができる。このカードに限ったことではないが、ナヤ・アドベンチャーでは除去されることを嫌ってクリーチャーのプレイを遅らせるよりは、最終的にどのクリーチャーが生き残れば勝てるのか考えて、積極的に展開していくことをおすすめする。《スカルドの決戦》の+1/+1カウンターを置く効果や、《秘密を知るもの、トスキ》にドロー効果を考えると、戦場にクリーチャーが残っていることで、後々のカードの受け入れが広がるからだ。

《スカルドの決戦》

《スカルドの決戦》

アドバンテージ源兼クリーチャー強化カード。強力なカードではあるが、追放した4枚のカードを無駄なく使い、+1/+1カウンターをばら撒くことができなければ、その力を活かしきれない。特に+1/+1カウンターの置き先で選択肢が生まれることは多い。除去されてもいいクリーチャーから優先して置く、ただし、1/1クリーチャーは《恋煩いの野獣》のために1/1であることに価値がある状況もある、単体除去を考慮する場合は1体に複数個のカウンターを置かない、除去によってはインスタントタイミングで呪文を唱えると躱せることもあるためソーサリータイミングのカードから唱えていくなど考慮することは色々あるので、実際に使って経験値を増やして欲しい。

《秘密を知るもの、トスキ》

《秘密を知るもの、トスキ》

横に並べたクリーチャーで大量のリソースを獲得できる第2のアドバンテージ源。《クラリオンのスピリット》がなくても、軽量クリーチャーを並べている展開は多く、2、3枚カードを引ける状況はよくある。1枚以上カードが引けるタイミングでプレイすることが望ましい。1/1のクリーチャーなので、《恋煩いの野獣》が攻撃するための条件を満たすことにも使える。最近、スゥルタイ根本原理の全体除去は《影の評決》の採用枚数が増え、《絶滅の契機》の採用が減っているので、《秘密を知るもの、トスキ》の活躍が期待できる。カウンターされてない破壊不能のクリーチャーなので、対処手段は少ないが、《厚かましい借り手》を構えられていることが予想される場合、他のカードのプレイを優先したい。

《精鋭呪文縛り》

《精鋭呪文縛り》

ストリクスヘイヴンからの新戦力。前環境末期では環境から締め出されてしまったナヤ・アドベンチャーを蘇らせてくれた立役者。しかし、シナジーデッキであるナヤ・アドベンチャーにおいて、シナジーに期待して採用されているわけではない点が特徴。このカードの価値は、ナヤ・アドベンチャーが苦手とするスゥルタイ根本原理といった全体除去を採用しているデッキに対して相性の改善が期待できる点にある。《精鋭呪文縛り》が有効でない相手は、ナヤ・アドベンチャーが有利なデッキが多く、そういった相手にも完全な無駄牌にならないことが、《精鋭呪文縛り》の優れた点だ。役割が明確で、抜いてもデッキの動きを損なわないため、サイドアウト候補になりやすい。

《カビーラの叩き伏せ》

《カビーラの叩き伏せ》

土地兼除去。1枚目は土地として置いて、2枚目以降はプレイすることが多い。《クラリオンのスピリット》が戦場に出ている場合、2枚目に《カビーラの叩き伏せ》を唱えると、スピリット・トークンが《カビーラの叩き伏せ》解決前に戦場に出る。プレイズウォーカーも対象に取れることは忘れやすいので注意。

《湧き出る源、ジェガンサ》

《湧き出る源、ジェガンサ》

マナ・コストに同じマナ・シンボルを2つ以上含むカードを入れないことで手に入れた相棒。概ね5/5バニラクリーチャー。積極的に相棒にしたいわけではないが、ナヤ・アドベンチャーのマナベースは脆弱なため、ダブルシンボルカードを入れても適切なターンに唱えることは難しい、ダブルシンボルを考慮すると土地のプレイに裏目が出るパターンが増える、そもそもダブルシンボルで入れたいカードがあまりないなどの理由により、無理なく相棒の条件は満たされる。消耗戦になったとき、このカードの差で勝つこともあるため、いないよりはいた方がいい。しかし、3、4ターン目に手札に加えて、5ターン目にこのカードをプレイしているような展開で勝てた記憶はなく、そのような展開になる手札はマリガンすることをおすすめする。

《レッドキャップの乱闘》

《レッドキャップの乱闘》

除去枠その1。ソーサリーの4点火力であれば、《轟く𠮟責》で事足りるため、インスタント除去であることが《レッドキャップの乱闘》の価値。主なターゲットは《黄金架のドラゴン》。イゼット・ドラゴンやジェスカイ変容が環境に多い場合は増量を検討する。赤でないクリーチャーも対象取れること、プレインズウォーカーも対象に取れることをお忘れなく。

《乱動する渦》

《乱動する渦》

苦手なスゥルタイ根本原理への対策カード。現在のサイドプランではスゥルタイ根本原理以外のデッキにはサイドインしないが、スゥルタイ根本原理には、全体除去で流されないクロック兼《出現の根本原理》への対策カードとして唯一無二の存在。スゥルタイ根本原理が環境に存在する限り、常に採用を検討すべきカード。

《引き裂き》

《引き裂き》

除去枠その2。《引き裂き》が他の除去と異なるのは、アーティファクトとエンチャントを破壊できる点。主なターゲットは《型破りな協力》、《アクロス戦争》、《グレートヘンジ》。特に《アクロス戦争》は横並び戦術を否定するカードでナヤ・アドベンチャーに対して有効。相手が赤いデッキの場合、安易に《引き裂き》を唱えずに《アクロス戦争》に備えて温存したい。《グレートヘンジ》は最近見かけないが、アグロデッキに対して除去で1対1交換を繰り返して、《スカルドの決戦》でリソース差を付けて勝つプランを目指しているため、早く対処しないとプランが崩壊する。

《轟く𠮟責》

《轟く叱責》

除去枠その3。ナヤ・アドベンチャーのサイドには、《ガラスの棺》が採用されることが多いが、《轟く𠮟責》を優先して採用している。《轟く𠮟責》を優先する理由は、サイクリングやジェスカイ変容を入れた場合、《ガラスの棺》では不都合があるからだ。サイクリングとの対戦では、《アイレンクラッグの紅蓮術師》を戦場に定着させないことが重要だ。《ガラスの棺》でも《アイレンクラッグの紅蓮術師》を処理できるが、サイドに採用されていることもある《プリズマリの命令》に2点火力+アーティファクト破壊モードを使われると、目も当てられない状況に陥る。《轟く𠮟責》で憂いなく処理したい。ジェスカイ変容も《プリズマリの命令》を採用している。また、ジェスカイ変容の場合、《ガラスの棺》では《黄金架のドラゴン》を処理できないという問題もあり、《轟く𠮟責》を優先したい。《轟く𠮟責》が《ガラスの棺》より劣る点は、《恋煩いの野獣》を処理できない点と破壊不能を処理できない点だ。前者は《巨人落とし》でも処理できるため大きな問題となることは少ない。後者は白単が《ドラニスの判事》を《無私の救助犬》で守っている状況で詰む可能性がある。白単のサイドプランは《ドラニスの判事》1枚で詰まないようにしたい。

《運命の神、クローティス》

《運命の神、クローティス》

墓地対策兼クリーチャー除去の効かないクロック。サイクリングとジェスカイ変容でサイド後のゲームプランを担うカードとして考えているため、手札でダブつくリスクに目をつぶって3枚採用している。破壊不能を持つエンチャントのため、対処できるカードは少ない。クリーチャー化すると《絶滅の契機》や《影の評決》で処理されるため、スゥルタイ根本原理ではクリーチャー化しないように気を付ける。

《アゴナスの雄牛》

《アゴナスの雄牛》

ディミーア・ローグに対する対策カード。ナヤ・アドベンチャーはディミーア・ローグに相性が良くないため、ディミーア・ローグに勝ちたい場合は採用枚数を増やしたい。現在はディミーア・ローグがそれほど多くないと考えているため、1枚だけ採用している。

4.採用候補となるカード解説

《ドラニスの判事》

《ドラニスの判事》

《精鋭呪文縛り》で追放したカードを唱えられなくなるため、相性がいい。《ドラニスの判事》単体でもイゼット・ドラゴン、ジェスカイ変容、グルール・アドベンチャー、ティムール・ルーカ、ナヤ・アドベンチャーに有効。白単のように守る手段がないため、除去を打たせて他のカードを活かす展開となることが多い。ただ、ナヤ・アドベンチャーのメイン戦では《カビーラの叩き伏せ》くらいしか対処できるカードがないため、採用している側が有利。ナヤ・アドベンチャーが流行っているなら採用を検討したい。弱点は単体では腐る相手が存在することと、打点が低いこと。ナヤ・アドベンチャーのメインはシナジーが薄いカードを極力いれないで、デッキが理想的な動きをすることを目指すべきだと考えているため、不採用としている。

《傑士の神、レーデイン》

《傑士の神、レーデイン》

《傑士の神、レーデイン》はスゥルタイ根本原理、《守護者の盾、ヴァルクミラ》はサイクリングに入れられるサイドカード。スゥルタイ根本原理専用サイドカードの《乱動する渦》に比べて、ゲームプランとしてあてにできるほど有効ではないが、サイクリングにも入れられるのが利点。しかし、《ガラスの棺》を不採用にしてしたため、サイクリングの《プリズマリの命令》で割られる唯一のアーティファクトとなり、ない方がアーティファクト破壊モードを上手く使わせることがなくなりいいと思うよりになり、不採用になった。

《アクロス戦争》

《アクロス戦争》

アグロデッキ全般、ナヤ・アドベンチャー、ティムール・ルーカに有効なサイドカード。アグロデッキ全般には有利なため、ナヤ・アドベンチャーやティムール・ルーカを意識するときに採用を検討する。

5.サイドボーディング&マッチアップガイド

これまで繰り返し書いてきたように、ナヤ・アドベンチャーはシナジーデッキだ。シナジーデッキということは、シナジーと関係ない除去や対策カードを入れれば、その分デッキ本来の動きは損なわれる。サイドカードを入れることで、デッキを弱くしては本末転倒だ。サイドボーディングの際は、どんなゲーム展開で勝ちたいのかゲームプランを決めて、そのゲームプランに嚙み合わないシナジーカードを減らし、除去や対策カードを入れる。ここに載っていないデッキに対しても、そのことを意識して欲しい。

5-1.スゥルタイ根本原理

スゥルタイ根本原理

in:3《乱動する渦》、2《運命の神、クローティス》
out:1《カビーラの叩き伏せ》、2《クラリオンのスピリット》、2《砕骨の巨人》
相性は少し不利。
メインは《精鋭呪文縛り》を引いて、相手の全体除去を遅らせることができればワンチャンあるかも。サイド後は、序盤クリーチャーで攻めて、最終的に《乱動する渦》、《運命の神、クローティス》で詰めきるプラン。
《クラリオンのスピリット》は横並び対策カードに弱く、《砕骨の巨人》の巨人は2点火力が上手く使えず、他のカードに比べて見劣りする。
上記の入れ替えは、デッキ非公開の際の1例。デッキ公開の際に考慮するのは、スゥルタイ根本原理の横並び対策の枚数。具体的にはメインとサイドの《悪意に満ちた者、ケアヴェク》や《死に至る霞》の枚数に注目する。これらの枚数が0枚なら横並びに対してガードが下がっているため、《クラリオンのスピリット》を残し、《砕骨の巨人》を抜く。逆に、これらの枚数が3枚以上なら、横並びへのガードが高すぎるため、《砕骨の巨人》を残し、《クラリオンのスピリット》を抜く。《運命の神、クローティス》は手札にダブつくリスクがあるため2枚に抑えているが、相手の横並び対策が多すぎる場合は、リスク覚悟で3枚目の投入も検討する。

5-2.イゼット・ドラゴン

イゼットドラゴン

in:2《レッドキャップの乱闘》、2《轟く𠮟責》
out:2《精鋭呪文縛り》、2《秘密を知るもの、トスキ》
相性は少し有利。
ゲームの鍵を握るのは、《恋煩いの野獣》。イゼット・ドラゴンは5/5クリーチャーを除去する手段も、相打ちできるクリーチャーもいない。そのため、イゼット・ドラゴン側は1/1トークンに除去を打っていくことになり、本命のクリーチャーが生き残りやすくなる。
サイド後も大きな変更はない。《黄金架のドラゴン》や《ガラゼス・プリズマリ》に当たる除去を入れる。《秘密を知るもの、トスキ》は《厚かましい借り手》でバウンスされると効率的に処理されてしまうため、サイドアウトしたい。

5-3.サイクリング

画像24

in:2《レッドキャップの乱闘》、3《引き裂き》、2《轟く𠮟責》、3《運命の神、クローティス》
out:4《巨人落とし》、4《精鋭呪文縛り》、2《秘密を知るもの、トスキ》
相性は不利。
ゲームの鍵を握るのは、《アイレンクラッグの紅蓮術師》。メイン戦は《アイレンクラッグの紅蓮術師》を処理できる手段がほぼないため、定着して負ける展開が多い。《精鋭呪文縛り》は相手のサイクリングカードを追放することで動きを妨害できるが、3/1の本体が《型破りな協力》から出てくるトークンと相打ちしてしまうため、あまり強いと思えない。
メイン戦は不利なので、サイド後が本番。《アイレンクラッグの紅蓮術師》を除去できるカードをすべて入れる。《アイレンクラッグの紅蓮術師》が戦場に定着しなけば、サイクリング側はトークン横並びか、《天頂の閃光》によるバーンのどちらかで攻めてくる。トークンによる横並びは、ナヤ・アドベンチャー側も横並びするため、意識しなくても防げる。問題は《天頂の閃光》によるバーン。このカードにより、相手は《アイレンクラッグの紅蓮術師》が除去されようが、手札に《天頂の閃光》を揃えながら、サイクリングを繰り替えしてダメージ量増やしていけば、いつかゲームに勝つ。《天頂の閃光》に対する対策カードは《運命の神、クローティス》。サイクリングカード追放によるダメージ量の削減とライフゲインにより、《天頂の閃光》は機能不全に陥る。早いターンに《運命の神、クローティス》させることが最も勝てるゲームプランだ。そのため、生半可な手札をキープするよりは《運命の神、クローティス》を探しにいった方がいい。

5-4.グルール・アドベンチャー

画像25

in:2《レッドキャップの乱闘》、3《引き裂き》、2《轟く𠮟責》
out:4《精鋭呪文縛り》、2《秘密を知るもの、トスキ》、1《スカルドの決戦》
相性は有利。
出来事パッケージがアグロデッキに対して、有利を支えている。特に《巨人落とし》が機能する相手は戦いやすい。サイド後は、除去を増やし、《精鋭呪文縛り》とアドバンテージ源を減らす。アドバンテージ源は出来事パッケージと《スカルドの決戦》だけで事足りる。

5-5.赤単

画像26

in:2《レッドキャップの乱闘》、3《引き裂き》、2《轟く𠮟責》
out:4《精鋭呪文縛り》、2《秘密を知るもの、トスキ》、1《スカルドの決戦》
相性は有利。
メイン戦で負けるパターンは対処手段がほぼない《朱地洞の族長、トーブラン》と《エンバレスの宝剣》が絡んだ場合。サイド後は《朱地洞の族長、トーブラン》を除去できる《レッドキャップの乱闘》、《轟く𠮟責》を安易に打たないように気を付ける。

5-6.白単

画像27

in:3《引き裂き》、2《轟く𠮟責》
out:2《精鋭呪文縛り》、3《スカルドの決戦》
相性は少し有利。
メイン、サイド共に《ドラニスの判事》にハメられて負けるパターンは多い。《ガラスの棺》を採用してないため、《無私の救助犬》で守られた《ドラニスの判事》を処理することは難しい。サイド後は《スカルドの決戦》を減らし、ハメられるパターンを減らす。

5-7.ディミーア・ローグ

画像28

in:3《引き裂き》、2《轟く𠮟責》、3《運命の神、クローティス》、1《アゴナスの雄牛》
out:4《巨人落とし》、1《クラリオンのスピリット》、2《秘密を知るもの、トスキ》、2《スカルドの決戦》
相性は不利。
最近、あまり見かけないのでガードは下げている。対策する場合は、《アゴナスの雄牛》の枚数を増やすのが簡単。《運命の神、クローティス》も悪いカードではないが、相手の墓地を削る速度が早すぎて追いつけない場合もあり、《アゴナスの雄牛》ほどゲームプランとして安定してない。サイド後は《激しい恐怖》が入ってくるが想定される。《スカルドの決戦》でタフネス4を作る、《激しい恐怖》で流されない《恋煩いの野獣》が動けるように1/1を温存するなど、ケアできる場合はケアしていく。

5-8.ジェスカイ変容

画像29

in:2《レッドキャップの乱闘》、1《轟く𠮟責》、3《運命の神、クローティス》
out:4《砕骨の巨人》、2《秘密を知るもの、トスキ》
相性は不利。
コンボへの干渉手段がほぼないため、メイン戦はやりたい放題される。《雷の頂点、ヴァドロック》は突破する手段が限られるやっかいな存在。メインの勝ち筋は《恋煩いの野獣》によるビートダウンでライフを詰めて、《黄金架のドラゴン》に《巨人落とし》を打って、妨害手段がないことを祈る。
サイド後は、《運命の神、クローティス》で墓地対策をしながら、クロックを刻んでいくプラン。コンボさえ決められなければ、真っ当なミッドレンジデッキ対決となるため、勝算はある。《砕骨の巨人》は2点火力を当てるクリーチャーがいない、《雷の頂点、ヴァドロック》を突破できないなど問題があるためサイドアウト。《乱動する渦》も試してみたが、5点くらいながら《引き裂き》で《乱動する渦》を割られて、コンボスタートされてダメそうだった。

5-9.ティムール・ルーカ

画像30

in:3《引き裂き》、1《轟く𠮟責》
out:2《精鋭呪文縛り》、2《秘密を知るもの、トスキ》
対戦経験が少ないため、相性は不明。《星界の大蛇、コーマ》への対処手段もあるため、少し有利だと思っている。
《銅纏いののけ者、ルーカ》の-2をケアして、自身のクリーチャーの展開より《巨人落とし》を構えることを優先するような立ち回りをすると、相手にプレイをズラされて負ける印象。ナヤ・アドベンチャーは攻めてるときに強いデッキ。受けに回るような展開では勝てないことが多いことを意識したい。

5-10.ナヤアドベンチャー

画像31

in:3《引き裂き》、2《轟く𠮟責》
out:4《精鋭呪文縛り》、1《秘密を知るもの、トスキ》
相手のデッキに《ドラニスの判事》が入ってないなら五分。《ドラニスの判事》が入っているなら不利。
サイド後は《ドラニスの判事》を除去できるカードを入れる。《スカルドの決戦》をプレイするときは、相手に《ドラニスの判事》を出されてもいいように除去が手札にある状況でプレイしたい。

6.終わりに

ここまで記事を読んで頂き、ありがとうございました。最後は、マンガワンというマンガアプリで、風の大地を最新話まで読み終えたため、ポエムで締めくくりたいと思います。

風、学舎に吹いた。
風、木々を揺らした。
大地に枯葉が落ちた。
風と共に生きる人がいた。
今を生きる人は、風と共に生きてきた。
風は新しい季節を運んできた。
未開地の踏破を目指すとき、風が吹く。
人、挑む。
必死に挑んでいく。
ナヤ岡、34歳と2ヶ月。

ゴルフ場


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?