見出し画像

中学受験と高校受験、ガチ勢の違い

中学2年生と小学5年生、共に2年後に受験を予定していて、別々の塾に行っていてとなると(其々高校受験対策塾、中学受験対策塾のため)結構な枚数の諭吉さんが毎月其々塾の名前と領収書と共に銀行口座から消えていく。

3歳差育児なのでどこかでダブル受験を経験しないといけないのは覚悟していたものの、中学は義務教育で受験は必須ではない、必ず難関私立校に!という家庭でもないけれど、好き好んでこの選択をしてしまったのだ。文句はない。

そんな我が家は現在小学生次女のほうで文化祭の予約バトル真っ盛りである。コロナで以前と違い予約なしにアポなし突撃訪問するわけにいかない。ある学校に行く途中のバスで酔いそうになりながら別の学校のネット申し込みをしていたりすることもある。

今回のガチというのはガチはガチでも受験のガチ話ではない。

私立中学校の夏休み前後というのは、部活体験イベントが多い。先日、とある共学校に行って卓球部の体験に参加したときのこと。小5くらいの男の子が開始前やおら自分のリュックからラケットを取り出した。マイラケットである。ラリーが始まり、ほとんどの小学生が全くの未経験かちょっとやった程度でまず素振りの仕方から教わりあちこちネットにひっかけたりホームランを飛ばしている中、張本選手張りの勢いでラリーしている異様な組がある。そこだけ部員同士かと思ったがよく見ると1人は私服。あの男の子だった。あまりの上手さに学校の生徒さんも顧問も浮足立ってしまっていた。道場破りか?本来小学生初心者相手のイベントなので中2の子が緩く教えてくれていたのだが、どこからかラスボスのように高校生くらいの子が現れる。その子じゃないと相手にならないハイレベルなのだった。少年、小学生の部活体験にしてはあまりにガチすぎた。

で、長女のほう。
長女の中学は相変わらず進学に関する情報は基本何も提供してくれない公立中なので当然ながら中2の段階では学校からは何のアドバイスもない。中学受験で受験生向けイベントの確認で学校HPをマメにチェックをする習慣がついていたのでなんとなく長女に向いていそうな学校のHPもチェックしているとその中で専門コースを擁する学校で中2以下も参加できるワークショップの開催お知らせがあるのに気づいた(中学生向けのイベントはあっても中3のみというケースが多い)。次女の部活体験みたいな経験ができるんじゃないかと早速申し込む。次女の中学校の説明会や見学会も学校やタイミングによっては開始数分で満席になる瞬殺の争奪戦だが、こちらも同時にログインしたがなかなかの瞬殺だった。こういうイベントがあると知っている人は知っていて興味のある人は多いということか。他の高校受験ご家庭はこういう情報どこで仕入れたのだろう。塾?学校?部活?自力?

ただ、私立中の小学生部活体験とは1つ違う点があった。

ワークショップから帰った長女、開口一番の感想は

自分以外、ほぼ全員ガチ。


しまった。高校のワークショップだから部活をやっている子が参加するケースが多い、だから基本ガチになるのだった…。

ガチ、といえばガチ中学受験に対してゆる中学受験というのもあるそうだ。その話は、また。

ごくありふれた日常を少しでも面白く、クスっと笑えるお話を書いていきます。頂いたサポートはご縁のある横浜の子育て支援団体に寄付させていただきます。