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【音楽】歌・ヴァイオリン・ピアノのトリオは最高の形態

すっかり音楽ブログ化している感もありますが、気にせず書いちゃおう。

国分寺リオンホールで行われた「ぶんぶんうぉーく」というコンサートに行ってきました。
一般的に市などが協力しているイベントは、根っからのクラシック音楽ファン向けではなく、市民が気軽に聴きに行けるプログラム構成になっています。

えーっと、ここでは専門的なことは書く気はありません。私は楽器はやっていますが、さほど音楽に詳しい訳ではないです。ただあまりクラシック音楽に興味が無い方に、少しは興味を持ってもらえるかもしれないことは書くことができます。

誰々と誰々をつなぐとか、専門的な世界とそうでない人の「間をつなぐこと」を書くのが、noteでやりたいことのひとつなので。今回はそういう視点で書きます。

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三部制のうち第二部のTrio irohaを聴きました。

ソプラノ  :生田友里
ヴァイオリン:西田早良
ピアノ   :宮園佑希

トリオの構成は何種類もあって、よく見るのがピアノトリオという形態です。代表的なのがピアノにヴァイオリンとチェロを加えたもの。曲もいろいろありますね。今回は歌とヴァイオリンの組合せです。

一般的にはヴァイオリンや歌は、ソロで演奏されたり独唱するケースは、独奏曲や独唱曲でない限りほとんどありません。主旋律だけじゃ間が持たないですからね。ですのでピアノの存在が重要になります。

ヴァイオリンの演奏会はピアノと二人三脚ですし、歌の演奏会も同様です。ピアノはよく伴奏扱いされますが、音楽は片方が主でもう片方が従ということはありません。私は絶対ピアノ伴奏という言葉は使いませんが、音楽教室の発表会などでは平気で伴奏という言葉が使われているので「なんだかなー」と思っています。

それはさておき弦楽器と歌が入るトリオというのは、親しみをもてる組合せなのです。
弦楽器とピアノだとちょっと構えてしまう人もいるし、歌とピアノだと楽器の音を聴きたい人を取りこぼしてしまうからです。

さてプログラム内容は、誰でも一度は聴いたことがある曲でしょう。
ただこれらをどうアレンジして、トークも交えながら盛り上げるかが、演奏者の腕の見せ所。ヴァイオリンはソロとして素敵な音色で魅了したり、素晴らしいソプラノの響きに寄り添うことができます。ピアノは全体を力強く支え、ときに優しく包むことができ、見せ場では抜群のテクニックで聴衆を惹きつけます。

今回出色だったのは「動物の謝肉祭」ですね。チェロでよく弾かれる「白鳥」が出てくるので有名ですが、今回は生田さんのナレーション(マイクパフォーマンス?)が効果的に入り、とても楽しめました。終演後に聞いてみると、皆さんでアイディアを持ち寄り、力を入れて作り込んだ模様。

クラシック系の生演奏といっても、ライブハウスのそれとあまり変わりはありません。CDなどでは味わえない迫力がそこにはあります。

もちろん純クラシックの演奏会は、ちょっとお行儀よく聴く必要がありますが、今回のように廉価で気軽に聴けるイベントは、初めての人も楽しめるのではないでしょうか。

ちなみに終演後は、演奏者とロビーでひとことふたことお話できるのが一般的です。もし感動したら、遠慮せずに伝えてあげると喜ぶでしょう。実はピアノの宮園さんは、私のヴァイオリンの発表会でいつもお願いしている先生です。私がピアノトリオ好きなことをご存知なので、今回お声をかけてもらいました。この文章読まれたら笑われそうだなあ(^^ゞ

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