【御礼】8小節トラックアワードの盛り上がりと検証された仮説

10秒で高品質なMVが作れるアプリ「ムビート」を提供している株式会社クロスフェーダーの名波です。よろしくお願いします。

先般、いろいろお伝えしていた8小節トラックアワードの応募を5月15日(土)に締め切りました!
なんと500曲以上に及ぶご応募!ご応募いただいた皆様本当にありがとうございました。

応募全曲を公開しています!
ご一聴いただけると。
プロ並みのクオリティの方が多数いらっしゃいます。聴き応え十分ですよ。

https://8bars-music.com/tracks/001-100

質量ともに反響の大きさに驚くととともに、従前に我々が考えていた8小節文化が求められていると感じています。我々は自信を深めることができました。

トラックメイカーの可能性を広げる文化の創造を実現する8小節委員会の構想がありまして。アワードの前から考えていたのですが、あくまで我々の仮説でした。すでにサイトで公表していますが大事なので引用します。

8小節委員会のビジョン
音楽のデジタル化は着実に進んでいる。海外諸国に比べるとまだCDなどのフィジカルが多いもののトレンドとしてはデジタルに向かっている。
ただ、そのデジタルトレンドは、ダウンロードが減り、ストリーミングサービスに集約されつつある。ユーザーにとっては膨大な曲の中から好きな曲を見つけられる便利なサービスである反面、アーティストにとっては、CD、ダウンロード、ストリーミングと3つあった発表の場が減ったと解釈することもできる。
アーティストの中にトラックメイカーというポジションがある。海外ではプロデューサーと言われることもある、トラックメイカーの多くは、クラブミュージックにおいてDTMですべてのパートを作曲、編曲をする人を指し、ボーカルはあったりなかったりする。
最近では注目されることが増えてきたものの、ボーカリストやグループの陰に隠れてまだまだ縁の下の力持ちといった位置づけである。
我々は、トラックメイカーなくして成り立たないジャンルの音楽を聴いて育ち、実際にトラック制作を始めて発表した。同時に、我々はトラックメイカーを支援してきた。音楽業界を盛り上げたいという考えはもちろんのことではあるが、特にトラックメイカーにもっと光を当てたいと考えている。
動画サービスの隆盛の中で生まれたショートムービーというSNSフォーマットがある。この動画フォーマットに即した音楽フォーマットがあると我々は「発見」した。
それが8小節トラックである。8小節の長さがあれば、リズムに乗る楽しさを作ることできる一方で、8小節は短いようで長く、多様な表現ができる可能性を秘めている。
8小節トラックの多様な表現によって、トラックメイカーが活躍できる新しいプラットフォームを作っていく。
このフォーマットを認知して、制作してもらう土壌ができることで、トラックメイカーの可能性が広がる。制作のハードルを下げ、制作の頻度を上げ、結果クオリティが上がっていく。発表の場もある。それが文化になる。その文化を作るのが我々、8小節委員会(8Bars Music Committee・8BMC)である。

特にうれしかったのは「誰でもかんたんに作れる」という特長(仮説)があたっていたことです。

実は、応募者の方々に順次、どのように8小節トラックに取り組んだかをお聞きしているのですが、初心者も上級者もほぼすべての人が以下のニュアンスを感じ取ってくれていました。これが何よりうれしいのです。

誰でもかんたんに作れる
3分〜5分の1曲を完成させるのは非常に手間がかかり難しい。しかし8小節なら誰でもかんたんに作ることができる。
初心者が初めて取り組むには非常にハードルが低く、上級者にとってはPCの奥に眠っているパーツの有効利用になりうる。

以上、8小節トラックアワードが盛り上がったよ、当初考えていた仮説があたっていたよ!という話でした。

自信を深めた我々は、単なるイベントに留まらないムーブメントを実現していくよ!追ってまた!

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