見出し画像

夏ですね!いいね若いね20代特集〜ゆづくん編(2)

読書会で知り合った今時オシャレ男子ゆづくん26歳。アーティスティックで賢そうな雰囲気と、流行に敏感な若者らしい感性を持った気の利く好青年です。

こんな若くて爽やかな人が何故アラフォー無職のナヲ子をデートに誘ってくるのか・・・?謎は深まるばかりですが、特段怪しげなところもなかったためナヲ子警戒レベル0で再会しました。

むむっ?この違和感はわたしの考え過ぎ・・・?

2回目のデートはゆづくんオススメのお好み焼きのお店に行くことになりました。このカッコつけてないところもナチュラルでいいと思います。渋谷の駅前で待ち合わせし、お喋りしながら道玄坂を登っていくと・・・

むむっ、むむむ?!?!

このギラギラしたネオン、背徳感のある薄暗いエントランス、口数少なく彷徨うカップル、見渡せばここ完全にラブホ街じゃないの!ナヲ子、カビラになりそう!!

「随分すごいところにあるんだね、お好み焼き屋さん」

「すみません、変なロケーションで💦もう少しで着きますから」

なんとな〜く、嫌な予感がするナヲ子。スマホでお店の場所を確認するゆづくんを横目で窺いましたが、その黒縁メガネの奥に真意を汲み取ることはできませんでした。

下ネタは言わないし女性に興味なさそうな飄々とした佇まいからは、よこしまなことを考えているようにはとうてい見えないゆづくん。ナヲ子の考えすぎだろうか・・・??

そうこうしているうちにお好み焼き屋さんに到着しましたが、これがなかなか素敵なお店だったんです。古い旅館のような日本家屋で、京都にでも来たかのような雰囲気。

そうか、こんな素敵なお店ならわざわざここを予約した理由も納得です。くぅ〜、ゆづくん疑ってメンゴメンゴ!!と、カビラナヲ子は安定の昭和ギャグを頭の中で呟きながらお店に入ったのでありました。

ゆ、ゆづくん・・・?!それってつまり・・・??

座敷で食べるお好み焼きは最高でした。お好み焼きと言えば小汚いお店で、ベトベトの床に背もたれのない椅子で、カバンをゴミ袋に入れて匂いを防ぐイメージだったので、小綺麗な旅館風のお店にすっかり満足したナヲ子。

前回の下北より更にリラックスモードで、夜が深まるにつれお互いの恋愛話にも花が咲きました。ゆづくんが恋人候補だったら私も話しませんが、友達感覚だったこともあり、最近あった面白おかしいエピソードをご披露。

「すごいっすね」「まじっすか」「それやべーっす」

などと若者らしい️️反応をしつつ、ゆづくんは物珍しそうに聞いています。

ちなみにゆづくんは同じシェアハウスの子と付き合ってたけど、3ヶ月前に別れてしまったそう。別れても同じ施設に住んでいるため顔を合わせざるを得なくて辛いっす、とのこと。なんか漫画みたいですよね。

そんな青春ドラマのような爽やかな話を聞き、お腹もいっぱいになり、いい時間になったので店を出ました。

夜も更け、先ほどよりラブホ街を行き交うカップルも多くなっています。

「ナヲ子さん、今彼氏いないんすよね?」

「うん」

「欲求不満とか、ならないんすか?」

おや?ゆづくん、ここでそういう話を振るかね?君はそんな子じゃなかったはずだよ?

「ならないね。女性はね、男の人みたいに欲求不満とかってならないのよ」

「そうなんすか」

残念そうなゆづくん。しかしですね、そもそもそんな聞き方して「そうなの、わたし欲求不満なの、助けて〜」なんて女性、いないでしょ。やれやれですなぁ。

しばらく沈黙が続き、私もあえて会話を避けて歩き続けていると、ゆづくんが目線を逸らしたまま驚きの発言をしました。

「ナヲ子さん、俺、実は超ドMなんすよ。だから年上の女性と一戦交えたくて。ナヲ子さん、お手合わせ願えないかなと・・・」

ユヅータス、お前もか!

はいはいはいはい、カーット!!

なんじゃその誘い方は?!

しかも一戦交えるって、わたし戦か何か申し込まれているの?

そしてお手合わせってなに、武士なの??それとも何かの試合?決闘??

極め付けはドM宣言されてもねぇ・・・

ツッコミどころが多過ぎて、ナヲ子はラブホ街のど真ん中で危うくズッコケそうになりました。せっかく今時のナイスな若者なのに、そんな誘い方しかできないようじゃ前途多難ですぜ?

しかし、ドMなゆづくんに厳しめ指導をしたら逆に懐かれてしまいそうだったので、ここはライトに「無理!」と軽く否して、ラブホ街を抜け現実世界に戻ってきたのでありました。

誘い方は計画的に〜女性がOKしやすいよう工夫すること

ゆづくんもチェンくんも、途中までは好印象だったのですが、とにかく誘い方に情緒がなく、強引で不自然。これでは女性の気持ちは一気に冷め、下手したら「ただの欲求不満のゲス男」と見下されてしまうことでしょう。

欲望丸出しで女性に近づいたらほとんどの場合軽蔑され、警戒されてしまいます。そうならないために、事前に今日のストーリーをある程度組み立てておくことが重要です。

そしてポイントは女性がYESと言いやすくなるようなきっかけや言い訳を考えておいてあげることです。己の欲望を前面に出すだけでは女性を落とすことはできないのです。分かったかな、そこのお二人さん!

今日は長くなってしまいましたので、女性がYESと言いやすくなる具体的な誘い方などはまた機会があれば改めて記事にしたいと思います。本日もここまでお読み頂きありがとうございました。スキ&コメントもお待ちしております!!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?