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【実況】修造さんと公園デート(2)

修造さんとはとある駅の改札で待ち合わせしました。事前に今日の服装を連絡してくれましたが、この待ち合わせの瞬間が一番緊張します。さて、無事に会えるのだろうか・・・?

駅のトイレで最後チェックをして改札を出ると、それらしい人がいました。向こうも私に気付いたようなので軽く会釈すると、修造さんも手を上げました。公園デートということもあり、ジーパンにチェックのシャツにショルダーバックというカジュアルな服装です。昔の大学生っぽい雰囲気でオシャレな感じではありませんが、超ダサいわけでもない。

「こんにちは、修造さんですか?はじめまして」と挨拶すると、「あ〜、どーも。自分、写真そのまんまでしょ?ナヲ子さんもそのまんまですね〜。なんか目がキラキラしてる〜」と修造氏の第一声。私の写真は加工はしてませんが、奇跡の1枚を載せているのでとりあえず全然違うと言われなくて良かった・・・ほっ。

私の中の修造さんのイメージはキリっとした男っぽい雰囲気だったのですが、お会いしてみると話し方も姿勢もなんだかふにゃふにゃしています。(ん?だいぶ、写真とイメージ違うぞ・・・??)と思いつつ、「そうですか?よかったです、全然違うって言われないで!にこっ」で、デートがスタートしました。今回は修造さんオススメの公園に行くことになっています。

道路を出るとそこは昔ながらの商店街でした。

修造さん:「たぶんこっちで合っていると思うんですけど〜、O型なんで適当に行くのが好きなんですよ〜。僕、基本的に道間違っても気にしないタイプなの。ふふふ〜ん(鼻歌まじり)」

ナヲ子:「(一応笑顔はキープしつつ)あ、そうなんですね。私分からないので、道はお任せしますね(大丈夫かな、この人・・・)」

なんだか、出会って3分後から不安になってきました。私もO型ですが、あんまり適当なのは好きじゃなくて、ある程度計画的に行動したい派なんですよね。しかも私はせっかちで普段から歩くのも早め。対する修造さんはあっちへふらふらこっちへふらふらしていて、全然前に進みません。

修造さん:「(薬局の前で突然)あ、飴!飴食べます??」

ナヲ子:「飴?ですか??えぇーーっと、今は大丈夫、かな??」

出会って4分後に修造さんは唐突にドラックストアののど飴を勧めてきました。断っても勧めてくるので、公園で食べる用ですかね??と聞いてみたところ、あ、いらないですか?ならいいですね、と一人で完結していました。今の何だったんだろうと頭にハテナが浮かんだまま先を急ごうとする私に「僕はね、こういう商店街をブラブラするの、好きなんですよ〜。ゆっくり行きましょ〜よ〜」とのんびりした口調で語る修造さん。

「あ、これ美味しそ〜」とか「なんだろこのお店〜」などと言って、次々とお店に吸い込まれていくんですが、正直私は辛かった。私だって街をブラブラするのは好きですが、それは気心知れた間柄だから楽しいわけで、ほとんど知らない男性と挨拶もそこそこにブラブラするのは苦痛でしかない。公園まであとどのくらいかかるのだろう・・・、と早くも辛くなりつつこのまま1時間近くぶらぶら歩きは続くのであった。つづく。

<本日の教訓:初対面の女性とデートする男性へ>

・初回のデートでブラブラ歩きはやめましょう
 →行き当たりばったりの無計画デートはお付き合いしてからにしましょう

・待ち合わせ場所から近い場所で、すぐにお店に入りましょう
 →歩きながらの自己紹介や込み入った話では落ち着きません

・お店までの道順は事前に確認しておきましょう
 →特に初回のデートでお店を決めていない、道が分からないなどの段取り不足は致命傷です。仕事と同じです。できる男は段取り8割です。よっぽど手慣れた男性でない限り、ぶっつけ本番で自分のパフォーマンスを100%出し切ることは不可能です。お付き合いするまでは手間を惜しまず、これも仕事と割り切って入念に準備しましょう。それは女性にも伝わり、ちゃんと考えてくれているのね、とあなたの努力は想像以上に高く評価されることでしょう。

以上、ナヲ子の勝手に気まぐれアドバイスでした。疲れたので今日はこの辺で失礼します。続きはまた明日〜!!


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