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3年目のアドベントカレンダー~NAVITIME JAPANでアドベントカレンダーに取り組む理由
今年もやります、アドベントカレンダー
こんにちは。メタルは全てを解決するです。今年はHELLOWEEN、IRON MAIDEN、DREAM THEATERなど大物の新譜が目白押しで、まさにメタルイヤーといった趣でしたね。
さて、今年もアドベントカレンダーの季節がやってきました。ナビタイムジャパンが初めてAdvent Calendarを作ったのは2019年。この年はQiitaを使っていました。
昨年、2020年からはAdventar+noteに場所を変えての取り組みとなりました。Qiitaからnoteに移行した主な理由は「プログラミングに限らず、ナビタイムジャパンとしてプロダクトを作り上げる営みのあらゆる局面を発信していきたい」というものでしたが、実際に2020年のアドベントカレンダーは2019年のそれよりバラエティに富んだものになりました。
気がつけば2021年も残すところあと僅か。今年もやりますアドベント。
トップバッターを飾るこの記事では、ナビタイムジャパンがなぜアドベントカレンダーに取り組むのか紹介します。これまで運営してきた中での悩みどころなども綴っていきますので、「自分の会社/コミュニティでもアドベントカレンダーをやってみたい」という方の参考になると嬉しいです。
なぜアドベントカレンダーに取り組むのか
「なぜアドベントカレンダーを書くのか」ということの前提に、「なぜ外部への発信を行うのか」という問いがあります。
その答えの一つは弊社がnoteを始めた理由を綴った投稿に書かれています。
ナビゲーションサービスの会社、と徐々にみなさまに知っていただけるようになりましたが、弊社のエンジニアがどのような技術を使ってサービスを開発しているのか、まだまだ知られてないように思います。
この「知ってもらいたい」という思いから始めたnote。コツコツと投稿を積み上げ、「知ってもらう」という目的は少しづつ達成されてきました。社内でもこの取組の認知度は高くなってきており、アドベントカレンダーの取り組みを見た経営層から「ぜひ、毎日投稿するくらいの状態を目指してほしい」と言われるまでになりました。(これは、ぜひ実現したいと思ってます!)
ですが、この「メタルは全てを解決する」個人としては別の思いもあります。それは「所属するメンバーに発信することの楽しさを知ってほしい」ということです。日々、自分たちが取り組んでいる取り組みが、どこかの誰かに届いてちょっとずつ世界をよくしていく。そういう経験をして欲しいと思っています。
そういった思いがあるので、アドベントカレンダー開催期間に限らず通年で「よかったらnote書いてみませんか?」という声がけを行っています。そして、そうであってもやはり、アドベントカレンダーという存在は特別です。
・エンジニアは12月になるとアドベントカレンダーを探しては読みふける習性があるので、普段より読んでもらいやすい
・お祭り感があるので、普段発信しない人も「ちょっとやってもみようかな…」という気持ちになる
そう、もともとnoteを始めた理由である「もっとナビタイムジャパンを知ってもらいたい」という目的からも、私個人が思っている「所属するメンバーに発信することの楽しさを知ってほしい」という狙いからも、アドベントカレンダーというものは絶好の機会なのです。
しかし、この取組も最初から順調というわけではありませんでした。
人が集まらない
「アドベントカレンダーやります!」という取り組みに対しては、肯定的な意見をいただくことがほとんどでした。かつては、あまり外部への発信を行っていなかった弊社がこういった取り組みを行うことに感慨を持つ古参メンバーもいました。
しかし、いざ「書いてみませんか?」と声をかけても、人が集まらないのです。
何人かに話を聞いてみると、「書く時間がとれない」「書いてみたいけど書くことがない」という意見が多く観測されました。
書く時間がとれない?じゃあ、手伝ってしまおう。
書いてみたいけど書くことがない?じゃあ、書くことを一緒に探そう。
初めての取り組みであるアドベントカレンダーをなんとしても成功させたい私は、そのように考え行動しました。実際に行ったことは以下のとおり。
30分程度、ヒアリングの時間をとる
執筆にあたって何が障壁だと感じているか教えてもらう
その障壁を一緒に取り除く
「時間がとれない」という場合も、本当にまったく時間がないというよりは「執筆したことがないのでどれくらい時間がかかるかわからない」という状況であることが多い、ということがヒアリングを通してわかってきました。
そういった不安をヒアリングを通してとりのぞく。
執筆した内容は運営チームが責任をもってレビューしブラッシュアップする。まず、この体制を築きました。
そして、「どうやらnoteを書こうと思っているベテランがいるらしい」と聞きつけては東へ行き、「発信してみたいけど悩んでいる若者がいるらしい」ということを耳にしては西へ行き、目があったメンバーには「やあ元気かい?君の素晴らしい経験をnoteで発信してみないか?」と半ば強引にもちかけたり…こういった活動を通して、なんとか初年度から25記事を集めることに成功。人が集まらない、という問題は解消することができました。
(血眼で執筆者を探していたため、社員からは「あいつと目が合うとアドベント書かされるらしい」と噂されるという副作用があった点はご愛嬌)
3年目の変化
そして2021年、アドベントカレンダー3年目。今年も例年同様、11月頭から社内で「書いてみませんか?」というお知らせを流しはじめました。今年は例年より早く枠が全て埋まっていきましたが、それ以上に大きな変化がありました。
今年は、私(メタルは全てを解決する)からの個人への声がけは行っていません。
投稿者の多くが初投稿、中には新卒1年目の方だっていらっしゃいます。これは、運営からの積極的なアプローチがなくても自然と応募が集まる組織に変わりつつあることを示す出来事です。
そんな、これまで以上に主体的なモチベーションから生み出される今年のアドベントカレンダー。昨年以上にバラエティに富んだ、おもしろいものになっています。ぜひとも25日間、お付き合いいただければ幸いでございます。