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1周年を迎え進化した『配達NAVITIME』 自転車から宅配トラックまで、すべての配達員が便利に使えるサービスに

こんにちは、はんぺんです。
ナビタイムジャパンで『配達NAVITIME』のデザインを担当しています。
今回は『配達NAVITIME』がリリースから1周年を経て、すべての配達員が使えるアプリへどのように進化したかをお話ししたいと思います。



リリース当初の『配達NAVITIME』

ターゲットは軽貨物運送の配達員

『配達NAVITIME』は「物流のラストワンマイルを支える配達員をサポートするアプリ」として2022年12月7日にリリースしました。

リリース時は主に軽貨物運送の配達員が使うサービスとして、大量の荷物を登録して管理できる機能や、配達時間帯指定も考慮した効率的な配達ルートでナビゲーションができるなど、軽貨物運送に特化した機能を提供しました。

(ちなみに…『配達NAVITIME』のリリース当初に関するnoteもありますので気になる方は、ぜひ覗いてみてください!)


ラストワンマイルを支える配達員は「軽貨物ドライバー」だけじゃない!


物流のラストワンマイルを支える配達員には、リリース時にターゲットとしたECサイトなどの品物を届けてくれる軽貨物ドライバーはもちろん、出前やフードデリバリーなど、自転車やバイクを利用した宅配ドライバーもいます。また、自動車を使った宅配ドライバーの中には軽自動車だけでなく宅配トラックを利用しているドライバーもいます。

さまざまな車両で配達するドライバー

『配達NAVITIME』がリリース当初のターゲットである軽貨物ドライバーだけでなく、自転車やバイク、宅配トラックを利用する配達ドライバーへの機能を追加していくことで、リリース時に掲げた「物流のラストワンマイルを支える配達員の業務をサポートするアプリ」へ成長できると、プロジェクトとして考えました。

ナビタイムジャパンでは、2011年から自転車専用ナビゲーションアプリ『自転車NAVITIME』、2014年からバイク専用ナビゲーションアプリ『ツーリングサポーター』、2016年からトラック専用カーナビアプリ『トラックカーナビ』といったサービスを提供しています。

それらのサービスで培われた、自転車・バイク・トラックに合った専用ルートを提供するナビゲーション技術を活用し、配達ドライバーが利用する車両に合わせたナビゲーションや機能を提供することで、すべての配達員が業務を効率化でき、安全に配達できるサービスを目指し、プロジェクトとして開発を進めてまいりました。


2023年6月 自転車と原付バイク対応で、フードデリバリーでも使えるサービスに

自転車・原付バイクの交通規制を考慮したナビゲーションに対応することで、フードデリバリーでも利用できるサービスへと進化しました。また、フードデリバリーでの利用シーンでは、軽貨物運送とは異なり、配達を終えるごとに次の荷物受け取り先や配達先へ向かうこともあるため、配達先を検索してすぐにナビゲーションを開始できるように改善しました。

自転車の交通規制を考慮したナビゲーション
原付バイクの交通規制を考慮したナビゲーション


二段階右折や小回りを画面上に表示、音声でお知らせしてくれるのが非常にありがたい機能で助かっている、というユーザーの声もいただいています。


2023年12月 宅配トラック対応で、すべての配達員が使えるサービスへ

宅配トラックでも、住宅街などの生活道路を走行することが多く、道幅に余裕のない場所を通る必要があると考えられます。

生活道路には高さ制限や最大幅規制、最大積載量の通行止めが多く存在しているため、運転する車の車高・車幅・重量制限や車種別通行止め規制の地図表示や考慮したナビゲーションに対応することで、宅配トラックでも安心して配達できるサービスへ進化しました。

車両サイズを考慮したナビゲーション


この対応で『配達NAVITIME』が軽自動車・宅配トラック・自転車・原付バイクを利用する、すべての配達員が安心して配達できるサービスとなることができました。


『配達NAVITIME』は長年培ってきたナビタイムジャパンの技術を活かしたサービス


軽貨物運送からフードデリバリーまで、軽自動車・トラック・原付バイク・自転車といった配達車両で業務を行う、すべての配達員が使えるアプリにたった1年で進化できたのは、これまでナビタイムジャパンが様々な移動に特化したサービスで培ってきた技術があったからだと、このnoteを執筆し改めて実感しました。

すべての配達員が使えるアプリを目指し開発を進めていた2023年ですが、その10月にはグッドデザイン賞を頂きました。審査員の方から頂いたコメントでも、当社が長年培ってきたルート探索・ナビゲーション技術の実績とノウハウを活かし配達業務をサポートするサービスであることについて評価をいただいています。

【グッドデザイン賞 審査員の評価コメント】

働き方改革に伴う2024年問題も控え、物流におけるドライバー不足はますます深刻な社会課題となっている。同社が長年培ってきたルート案内やナビゲーションサービスの実績とノウハウを活かし、配達時間帯指定を考慮したルート検索など配達のニーズにきめ細かく対応するだけでなく、配達に関連するさまざまな業務の管理や効率化もサポートするこのアプリは、配達に携わるドライバーの助けになるだけでなく、ひいては社会課題の解決にもつながる意義のある取り組みであると言える。

2023 グッドデザイン賞 物流を支える配達員のサポートアプリ 配達NAVITIME


『配達NAVITIME』はこれからも、様々な配達車両を利用するすべての配達員が効率よく安全に配達業務を行えるよう機能の開発を進めていきます!



最後までお読みいただきありがとうございました。
『配達NAVITIME』を使ってみたいなと思ってくださった方は、この機会にぜひアプリをダウンロードしてご利用ください。