「動画+副音声」で事前準備なしのライトな勉強会!
はじめに
こんにちは、shishamoです。ナビタイムジャパンでアジャイル推進チームのメンバーとして活動しています。今回は社内で行った超ライトな勉強会、「副音声付き動画勉強会」についてお話しします。
勉強会というと、読書会やLT会などが思い浮かびます。こういった勉強会も社内で開催されているのですが、以下のような「ハードルの高さ」があると思います。
事前準備が必要
内容についていけるか不安、飛び込むのに勇気がいる、怖そう
複数回に渡る場合、継続しなければいけない。途中抜け・途中参加がしづらい
私の所属するアジャイル推進チームでは自己学習文化の醸成や社内コミュニティの活性化にも貢献したいと思っています。そこで、これまでとは違った形式で参加しやすい勉強会ができないだろうか?と考えました。
参加者も開催者もとにかく気軽にできる勉強会
過去に読書会を開催したときは「できるだけ脱落しない」を目標に半年に渡る読書会を完走することができました。
こちらの記事で詳しくご紹介しています。
今回はとにかく関わる人全てのハードルを下げるべく、単発開催、準備不要、楽しい、ついでに運営側もできるだけラクに…ということを目指して全く新しい勉強会企画を考えました。となると事前準備や長期戦が予想される「本」は題材から外れます。そこで候補に上がってきたのが「動画」です。
「動画」で勉強会をするには
ITやアジャイルに関する動画をみんなで見る勉強会はどうだろう?ということでアジャイル推進チーム内で何度かお試しをし、最終的に「動画+有識者の解説(副音声)」というアイデアが生まれました。
副音声というと楽しいイメージがありますし、その場で自然と会話も生まれそうです。解説者は社内でその分野に詳しい方にお願いすることにしました。
気軽な場にするための開催形式の工夫
さらに雰囲気を緩めるために飲食OKにしました。解説者にとっても自分の知識を楽しく語る場作りができたかなと思います。
最終的にこのような開催形式に落ちつきました。
オンライン開催
動画+副音声
他の参加者はチャットで実況やコメント
退勤後、飲食ありで開催
メンバー集めは動画のテーマにフィットしそうなSlackチャンネルでの宣伝と、口コミで行いました。当日のディスカッション活性化のため、顔見知りが集まりやすくすることも狙いです。
結果、その日のうちに10名以上の方から参加表明がありました!
動画勉強会の様子
記念すべき第1回目はスクラムフェス福岡 の「締め殺しイチジクの話 - 大きな既存システムにどう立ち向かう?」 というセッションを視聴しました。解説者に「面白い・ためになる」という観点でチョイスしていただきました。この動画は現在スクラムフェス福岡の参加者限定公開(参加者同席なら視聴可能)となっており、そういった動画を共有しあえることも動画勉強会の良いところです。
アイスブレイクで乾杯した後、いよいよ解説付きで動画視聴スタートです。参加者はマイクをオフにし、リアクションや質問はどんどんチャットに書き込んでいきます。解説者は参加者のリアクションをリアルタイムで見ながら内容の実況・解説を行います。
解説者がチャット欄の疑問を拾ってその場で回答したり、社内事例に置き換えた解説をしたりすることで、単に一人で動画を視聴する以上の広さ・深さの知見が得られる時間になりました。動画視聴後は、これまでのチャット欄を振り返りながら話し足りないトピックについて15分ほどフリートークをして終了です。
開催を振り返って
終了後、今回の感想と今後の要望についてアンケートを行いました。
感想
楽しかった、カジュアルでラフな感じがいい。
難しいなと思ったタイミングで解説者の補足があるので、ただ動画を見ているよりも頭に入ってきやすかった。
同じ時間軸で動画を見ているので、現在の論点が明確になり話に参加しやすかった。
チャット欄で他の人が理解したことを書いているのを見て自分の理解にも役立った。意見のやり取りが豊富だった。
こういったコミュニティの場が生まれるのが良い
今後への期待
動画に置いて行かれるタイミングがあるので何かフォロー案があれば取り入れたい。
ネット環境に左右されるため、オンラインだけでなく現地開催でもやりたい。
人数が多すぎると一部の人しか議論に参加できない恐れがある。
これを発端に様々な形の勉強会が生まれてほしい。
参加のハードルについては、最高点の「とても参加しやすい」への回答が66%を占める結果となりました。運営としても解説者の手配と場の設定をしてしまえば開催できるので負担は少なかった印象です。
アンケートや事前の反応からも好評なことが伺えたので、題材を変えて第2回目も開催しようと思っています!
まとめ
新しい勉強会を作ってみよう!ということで手探りでやってみました。意外と人も集まるし何より当日が楽しかったというのが率直な感想です。
気軽な勉強の場やコミュニティを求める人が想像以上にいることも発見の一つで、社内的にも温かい反応や後押しがあり勉強会開催のチャレンジとしてありがたかったです。
ご参加いただいた皆様、興味を持って話題にしてくださった皆様、ありがとうございました!