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エンジニア系記事まとめ

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エンジニアに関する記事をまとめたマガジンです
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2023年2月の記事一覧

Googleスプレッドシートを駆使してバックエンドDBを構築する

こんにちは、ヤギです。 ナビタイムジャパンで公共交通データの研究開発部門に所属しています。 皆さん、Googleスプレッドシートって使ってますか? 表を作ったり、関数を使って計算を簡単にできたりと便利ですよね。私が所属する部署では、作成したデータの検証項目書として利用しています。今回はタイトルの通り、検証項目書の情報をシステム利用するためにGoogleスプレッドシートを駆使してバックエンドDBを構築しました。 GoogleスプレッドシートでバックエンドDBを構築するにあた

新卒エンジニアが振り返りに時間を割いて成長を実感した話

はじめにこんにちは、零参です。ナビタイムジャパンでWeb版『ツーリングサポーター』の開発を担当しています。今回は、入社してまだ1年の新卒社員が、振り返り方を工夫したことについてお話しします。 新卒エンジニアが成長のために試行錯誤していることについて、興味を持っていただければ幸いです。 エンジニアがなぜ振り返りに時間を割くのかエンジニアは、技術を駆使して課題を解決していくことが仕事です。IT業界は技術の進歩が速く、常に最新の情報を取り入れてキャッチアップしていくことが求められ

【Android Auto】画面スタックとテンプレートでハマるポイント

こんにちは、ばろっくです。ナビタイムジャパンで『auカーナビ』のアプリ開発を担当しています。 当社では、すでに『カーナビタイム』、『ドライブサポーター』、『ツーリングサポーター』とAndroid Autoに対応したアプリを次々とリリースしています。 Android Autoのライブラリは、現在バージョン1.2がリリースされています。現行のバージョンでは、タッチ操作やテンプレートに制限があります。 今後リリース予定のバージョン1.3では、「Map Template」や「タッ

ヨーロッパ24都市のトラム時刻表データをNavitime Transit に導入した際に苦労したこと

こんにちは、TNGCです。ナビタイムジャパンで海外の鉄道やバス等の時刻データの管理を担当しています。 私が担当している海外の時刻データは『Navitime Transit』アプリに導入されています。 『Navitime Transit』は現在60以上の国や地域で乗換検索を行うことができ、 今後も対象エリアを増やしていく予定です。 2021年度は『Navitime Transit』にヨーロッパで人気の観光都市24か所の時刻データを導入しました。 そこで今回は、ヨーロッパのト

Illustrator スクリプトで世界71カ国の路線図運用を効率化

こんにちは、ロメスコです。ナビタイムジャパンで海外の時刻表データの運用、改善を担当しています。 当社の『NAVITIME Transit』アプリは、路線図を見ながら世界中の乗り換え経路を探索できます。位置情報から今いる場所の最寄り駅を調べたり、路線図を眺めてどこまで行こうか計画を立てたり、海外旅行や出張の頼もしい味方になります。 現在は世界 71 カ国、200都市以上の路線図を掲載しています。こちらの路線図をどのように作っていったのか、に関しては下記の記事もぜひご覧くださ

法人向けSaaSサービスにおける権限制御の話

こんにちは、きむたかです。ナビタイムジャパンで店舗管理事業者様向けサービスの開発・マネジメントをしています。 私が現在開発・運用に携わっている『NAVITIME Location Cloud』というサービスは、多店舗の運営を行う事業者向けのデータ管理SaaSサービスです。 管理ツール(Location Cloud Manager)を通じて管理したデータを用いて、 オウンドメディアを構築 (Location Cloud Media) Googleビジネスプロフィールといっ

Bitbucketの新機能 アクセストークンを使って操作を自動化してみた

こんにちは、みみぞうです。 ナビタイムジャパンで『システムや開発環境、チームの改善』を担当しています。 今回は、『Bitbucketのアクセストークンを使って操作を自動化した話』について、具体的には『プルリクエストの自動作成方法』を紹介します。 はじめに本稿は以下の方をターゲットにしています。 Bitbucketを利用している方 アプリパスワードを使わずにBitbucketの操作を自動化したい方 また、記事内のBitbucketはBitbucket Cloud Pr

リアルタイムデータを扱うコンテンツの検証を楽にする方法

こんにちは、冬毛が好きです。 ナビタイムジャパンで公共交通事業者向けのサービスのQAを担当していす。 私からはリアルタイムデータを使ったコンテンツの検証方法についてご紹介します。 はじめに 当社ではバス停に設置するデジタルサイネージ向けのコンテンツを提供しています。このコンテンツでは、外部APIから配信されるバスロケーション情報を用いて、”バスが○個前のバス停にいます”、”○分遅れがあります”、”○時○分に到着予定です”といったリアルタイム情報を表示します。 バス停デジ

Raspberry Piでオフィス環境を可視化してみた

こんにちは。 jampan、お茶山、501号、ちゃんじゃです。 ナビタイムジャパンで、研究開発(jampan)、バックエンド開発(お茶山)、フロント開発(501号、ちゃんじゃ)をそれぞれ担当しています。 私たち4名は、新卒3年目の同期です。 日々各々が所属しているプロジェクトへの貢献を考え業務に取り組んでいます。先日、会社全体へ向けて何か貢献できることはないかと考える機会がありました。 数年前に当社メンバーの数名で行われていた『みんなが働きやすい空調設定』を目指す施策が、コ

カーナビあるあるの課題を自動で検知する技術

はじめにこんにちは、りんごです。ナビタイムジャパンで人の移動データを分析し、道路渋滞の推測や、徒歩で移動したのか、電車で移動したのかといった移動手段を推定する研究開発を担当しています。今回は「カーナビで目的地に到着したと思ったら、施設の入口じゃないところに案内される課題」に対応した件についてお話ししたいと思います。 カーナビあるあるカーナビを使って初めて行く場所で、目的地の入口以外で案内が終了した経験はありませんか?地図を確認すると、施設を挟んで反対側の道路が入り口だったと

JFrog Artifactory 導入事例から学ぶ CI/CD における Saas 導入のメリット

はじめにこんにちは、くるふとです。ナビタイムジャパンで社内 API の CI/CD の構築および改善を担当しています。 2022年度、当社では社内 API の CI/CD に対して JFrog Artifactory の導入を実施しました。今回はその事例をベースに、 CI/CD における Saas 導入のメリットについてお話ししたいと思います。 移行の背景JFrog Artifactory 導入の話の前に、まずは当社の CI/CD 事情について簡単にご説明いたします。

XcodeCloudの基本と社内導入に向けて

こんにちは、光るグラフィックボードです。ナビタイムジャパンでiOSのアプリケーション開発を担当しています。 本記事では、Apple公式のCIサービスであるXcodeCloudの概要と、社内導入に向けての経緯などについてお話させていただきます。 CIってそもそも何? 本題に入る前に、CIについて簡単に… CIとはContinuous Integrationの略語で、継続的インテグレーションとも言われるものです。 CD(Continuous Delivery)とセットでCI/

運用系エンジニアがデザインタスクを引き取って改善をした話

こんにちは、土ノコです。 ナビタイムジャパンで道路データの保守運用を担当しています。 ナビタイムジャパンでは部門の垣根を越えて仕事ができたり、異動がしやすかったりとフラットな環境が整っています。 今回は渋滞簡易地図の運用を通して、デザイン部署からデザインのタスクを引きとり改善を行った話をします。 そもそも渋滞簡易地図って?下の画像はナビタイムジャパンの『ドライブサポーター』、『カーナビタイム』、『トラックカーナビ』、『渋滞情報マップ by NAVITIME』等で使われてい

新卒2年目で3つのプロジェクトチームを渡り歩いて気づいた異動のいいところ

こんにちは、ぬますけです。ナビタイムジャパンで旅行事業者向けの旅行プランニングパッケージのwebサイト開発を担当しています。 私は新卒入社から2年も経たないうちに3つのプロジェクトチームに所属しました。今回は短期間で開発分野の異なるプロジェクトチームを渡り歩いて感じた、異動のいいところについてお伝えしたいと思います。 はじめに私はプロジェクトの異動と短期間のヘルプによって、「法人向けサービス」、「個人向けサービス」、「社内共通のAPI開発」という3つの異なるプロジェクトチ