身体の声を聴けますか?
自分自身でもそうですが、日によって体の特徴が変化します。
具体的には、天候の変化(気圧や風速)によって血圧も変動します。
晴れの日は血圧が低く抑えられ、低気圧の日はやや高めになる傾向があります。
この変化は睡眠から覚醒した瞬間に脳が圧力を感じ取り、すっきりした状態か少し重く感じるかという感覚として現れます。
この脳が感じた状態は、行動にもすぐに反映されます。
交感神経が優位な時は歩幅が広くなり、速度も上がります。
記憶力や判断力も早くなる傾向があります。
逆に脳が血圧を高いと判断した場合は、歩幅や速度が低下し、危険を回避する行動を取ることになります。
また、不定愁訴と呼ばれる原因不明の痛みや不調も、この状態下でより感じやすくなることが知られています。
その時の痛みや不調は、どのような特徴がありますか?部分的な痛みなのか、周囲の変化に関連しているのかを確認してください。
また、その原因は何なのでしょうか?
加齢によるものなのか、過去の経験や伝聞に基づくものなのかを考えてみてください。
さらに、最近の行動や活動レベル、安静状態などを振り返り、筋肉の疲労度について思い出してみてください。
そして、それは障害なのか筋肉痛なのか、特定の動作に関連しているのかを考えることも重要です。
じっくりと耳を傾けることができるなら、あなたは立派な施術家の予備軍です。
一方で、自分の痛みや不調に無頓着な方も存在します。私の父もそのような方でした。
たとえば、少しぶつけて腫れていても、「唾をつけておけば何とかなる」
と思ったり、喉の痛みも飴を舐めれば何とかなると思ったりする様子でした。
しかし、こうした考え方の方は真の施術家にはなり得ません。
これらに共感する部分はありますか?
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