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人財育成にまず必要なこと

こんにちわ。
会社員ギタリストのNavi(ジュンペイ)です。

新人教育や人財育成での悩みは尽きないもので、
相手に対してどれだけ踏み込んでいいものか もそのひとつです。
どれだけの口調で、どこまで言っていいものか。
相手の受け方次第ではハラスメントです。
人財育成に必要なものは何でしょうか?


10年以上一緒に人財育成を行った大先輩の話です。

若い子や新人さんって、椅子に座って足を組んだりします。
正しい姿勢で作業しないのはあり得ないので、直してほしい。
その時、どう指摘するか?
私なら、「みっともないから止めてくれ」と言いたくなります。
ただ、それは通用しない。
みっともないの感じ方は様々だし、仕事の成果に関係ないからです。
みっともなくても結果出せばいいんでしょ?の世界。
(実際は、みっともない人は結果出してません)

大先輩は、こう伝えます。
「もしも突発的な事故が起きた時、足組んでたら咄嗟の行動が取れないよね?」
(事故とは、仕事で使う硫酸などの化学薬品を倒して、こぼしてしまったときなどです)
そう言われた新人さんは、安全面から足を組まなくなりました。
目的は正しい姿勢での作業をしてほしい。
それに対して「みっともない」か「自身の安全か」のアプローチが考えられる。


また、足で棚を閉める新人さんもいます。
これに対しては、
「ちょっと、それはアカンで。みっともないやん」
で、さすがに通用します。
足で閉める行為にみっともないという感覚があるのでしょう。

ただ、海外のメンバーにはこれが通じなかったそうです。
大先輩も足で閉めるメンバーに
「それはアカンで」
と指導しますが、海外と日本の常識が違うので、足で棚や扉を閉めることに抵抗がない。
なので、逆に
「何故で足で閉めたらアカンのか??」
と問い詰められたそうです。

流石の大先輩も頭を抱えたそうですが、こう一言。
「ホンならお前、足で棚を開けてみいや」
(実際は英語ですが、関西風にするとこんな感じ)
そういわれて、海外メンバーは足で棚を閉めなくなりました。

プラスドライバーでもノコギリでも、道具には目的があります。
それと一緒で、足は扉を閉めるためにあるのではなく、五体満足で手があるのなら手で閉めるべきであると伝えたかったのです。
それをみっともないと伝えるか、足で閉めれますか?と伝えるかの違いが大先輩と私にはあります。


私は、物事の判断基準をみっともないかどうかで決める傾向があります。
社会人として人前にでて、しかも人財育成担当となれば、だらしない姿をメンバーに見せれません。常に自己研鑽です。

ただ、「みっともないで、それ」で伝わることはほぼ無いと思います。
伝える技術も磨いていかないとダメですね。

しかし、「みっともないで、それ」で伝わる相手がいます。
それは、息子です。
息子にはみっともないを連発しています。
息子はどう感じているか分かりませんが、みっともないの一言を発するのに抵抗がない相手の一人です。

息子と会社メンバーとの大きな違いは「信頼関係」です。
親子という信頼関係が構築されているので、みっともないの一言が通じます。
ですので、会社のメンバーで信頼関係がある相手にはみっともないを使っています。
そして、そういったメンバーはうまく成長してくれています。

人財育成の第一歩は、なんでも言える信頼関係です。
それを皆さんお持ちでしょうか?
仕事、家族、パートナー、バンドメンバー、クライアント。。
まずは信頼関係の構築を考えてみましょう。

会社員ギタリストを応援しています。
ありがとうございました。

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