見出し画像

文トレDAY76 49-恋愛編(2)鈍感な男

チーママとの恋愛

そうか、そうだったのか・・・・
私を好きになってくれる人がいる。
それだけでなんか自分の世界観が変わった。

全く自慢にならないが私は人に好かれるようなことは何もした覚えが無い、かと言って冷たくすることも無いのだが、強いて言うならちょっとデリケートな物を取り扱うような感覚、好きとか、愛とかの感情は無く、自分と住む世界が違う人なので礼儀をきちんとしよう、海外からのお客さまが来た時に礼儀正しくふるまう。なんかそんな感じで女性とは接していたように思える。

その後、チーママとは短い間だったが、人生初の「つきあう」ということを始める。
付き合うにつれて「好き」という感覚はその時から徐々に私にめばえ始めた、どこからそれがやってくるのだろう。今まで味わったことの無い不思議な感覚だった。チーママに頼りにされているという感覚が、好きだった。しかし、その感覚は長続きはしなかった。
6ヶ月後、チーママとは別れる。(理由は、また今度かきます。あまりに恥ずかしいので割愛させていだきます。)


元スッチーとの恋愛

仕事でアメリカのロスに出張に行った。参加メンバーは広告代理店と弊社の元請けだ。ある博覧会のショーを作るためにアメリカのショーを数多く見ておく必要があった。テーマーパークを2つほど視察してツアーは終了した。

その1ヶ月後、元請けの通訳で同行していた女性から手紙がとどいた。詳しい内容までは覚えてないが、会いたいという旨が書いてあった。
結構忙しい時期だったので、しばらく手紙を放置していたら、片山にそれを見つけられてしまった。返事をしないと失礼だ。逢ってきたら。ということばもあり、他の仕事の用事と合わせてその女性の事務所に行く。

事務所は代々木にあった、その女性は設計事務所件工務店の共同経営者だった。元JA⚪︎のスッチーでバツイチ、美人だった。

ひととおり話をして、代々木駅。別れ際、普通は男性からアプローチするものだが、元スッチーからキスをしてきた。頭に衝撃が走る。私の心の情熱がうねる。きつく抱いた。私が彼女から発する雰囲気を読んでいれば、彼女はそんなに勇気を振るわなくて済んだのかも知れない。

そのころ私は体重73キロで髭面。2人並べると「美女と野獣」に見えたと思う。

私には断る理由がなかった、好きになってくれる人がいることは飛び上がるほど嬉しかったが、このころの私は感情表現や、女性との接し方は、中学生レベル、いやもしかしてそれ以下だった。こんなことを言ったところで信じてもらえなかっただろうけど、本当にそうだった。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?