Kindle Unlimitedの3ヶ月99円プランを終えた結果報告と考察(と、これから)
以前のわたしのnoteの記事を読んでくれた方はお気づきだと思うが、今年の1月から挑戦(個人的に)していたKindle Unlimitedの3ヶ月99円キャンペーンの利用を3月末に終えた。
結果として、合計30冊もの様々なジャンルの本を読むことができた。
1月の2週間は、日本に帰省していて本を読む時間を取れなかったので、実質、2ヶ月半で30冊、というのは自分としてはよくやったと言える結果だと思う。
わたしの本を読む速度は、普通もしくは、人より少し遅いほうかもしれない。
また別のnote記事でも書いた通り、わたしはノートにメモを取りながら本を読むことが多いので、さらに時間がかかる。
そういう意味でも、2ヶ月半で30冊は自分で自分を褒めてあげたい:)
ちなみに、わたしが読んだ本はこちら↓
どんな本を読んでいるかで、その人の趣味嗜好、どんなことを知ろうとしているかがバレてしまうため、少し恥ずかしい気持ちはあるが、記録がてら記載しておくことにする。
3ヶ月のこのキャンペーンを利用して、「読書」に対する姿勢や興味の範囲、思うところがあったので、まとめておきたいと思う。
今後、Kindle Unlimitedを利用する人、またはすでに使用している人でも、何かの参考に、または気づきになれば、と思う。
1. 新しい分野の本へ手を伸ばしやすくなる
海外暮らしが長くなり、日本語の書籍を読む際は、もっぱらKindleを使用している。紙の書籍よりも若干、値段が安くなっていることが多い。
そもそも海外で日本の雑誌や本を読もうと思うと関税のせいもあってか、すごく高くてなかなか手が出せない。
もちろん種類も輸入されているものに限られるため、読みたい本が必ず本屋さんで見つかるわけでもない。
Kindle Unlimitedを利用する前は、購入する際にレビューを確認したり、本当に自分が「今、読みたい本」なのかを吟味することが多かった。
しかし、Unlimitedであれば、値段を気にせずに本を選び、ダウンロードすることができる。
そのため、今まで気になっていたが、購入するまでには至らなかった本や新しい分野の本などにも手が伸ばしやすかった。
わたしの場合、行動経済学や地政学についての本は興味があったが、なかなか購入するには至らなかったのが、今回のUnlimited利用で読んでみることができた。
2. 時間を区切ること
今回のUnlimitedお試しキャンペーンは3ヶ月。
その3ヶ月の間に、なるべく多くの本を読もうと、朝の出勤するまでの時間、休憩中(平日約2時間ほど)、休みの日に時間が空いた時など、時間があれば、ずっと本を読んでいた。
今回、Unlimitedでは小説は読んでいないので、”続きが気になって本を読むのがやめられない!”というよりは、”読み切って次の本を読みたい!”という気持ちで読んでいることが多かった。
読書ばかりをしすぎて、本に書かれている内容が知りたくて読んでいるのか、「本を読む」という行為がしたくて(しなければならない気がして)読んでいたのか、今となっては、自分はどっちだったんだろうと思う。
また、読書の時間を区切ることで、集中力も保たれる。
いくらメモを取りながら読んでいたとはいえ、せっかく時間を割くのであれば、身になるものにしたい。
読む量だけにフォーカスするのではなく、時間を区切って、集中して読むことをおすすめする。
3.わたしと本と、優先順位
「本を読む」ということにフォーカスした3ヶ月。
つまり、
本を読んでいた時間=他にやるべきこと、したいことをしなかった時間
となる。
この3ヶ月を振り返ると、確かに本を読んでいる時間は楽しかった。
いろんな発見や学びがあったし、行動経済学なんかは他の著者の本も読んで、もう少し興味を深めたいとも思った。
メモを見返すと、今でも毎日、自分にリマインドしたい言葉で溢れている。
でも、「本を読む」ということを理由に、重要な仕事から逃げるためにわざわざ不必要な仕事(こと)を作っていたのかも、と思う。
わたしの場合の重要な仕事とは、まず第一にドイツ語学習が挙げられる。
本を読むことを優先して、ドイツ語学習が疎かになっていた事実は自分でも認めている。
本を読むということを優先しすぎたあまりに、友達と会う回数が減っていたかもしれない。(家にこもりがちだったかも)
Unlimitedキャンペーンという限られた3ヶ月だったからこそ、集中して本をたくさん読めたと同時に、他のものの優先順位を下げることにもなった。
Unlimitedの利用を停止した今は、読書をする時間と他にするべきことの時間に優先順位をしっかりつけたい。
まとめ
わたしがこのキャンペーン終了とともに、Kindle Unlimitedの利用を停止した理由は2つ。
・自分が読みたいと思う本がKindle Unlimitedには含まれていないことが多い
・Kindle Unlimitedを利用したままだと、また「本を読む」ことを自分に強制してしまいそうだから
行動経済学の本に書かれた内容で例えると、”サンクコスト効果”と言われる原理が働いているらしい。
人は何かにお金を注ぎ込むと、そのぶんの元を取らねばと思ってしまうらしい。
Netflixなどもこれに当てはまる。月額の使用料を支払っているのだから、と時間があれば、つい映画やドラマシリーズを見てしまう。
わたしもその一人だ。99円といえど、せっかく利用したキャンペーンならば、何冊の本が読めるだろうかと自分で自分に挑戦したくなった。
Netflixはそれほどわたしに効果を発していないが、Kindle Unlimitedを利用し続ければ、わたしは本から離れられなくなってしまうだろう。
今後は、また以前のように自分が読みたい本を1冊ずつ購入して、読み終えたらまた次の1冊。「読む」ことが疲れたら、読書から離れて、違うことをする時間を持つのもありだなと思う。
「本を読む」こと、何冊もの本を読むことが大切なのではなく、本から学んだことをどう自分の人生に生かしていくか、実行していくかにフォーカスしていきたい。
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