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ノーチのしっぽ研究所見学ツアー
こんにちは。ノーチのしっぽ研究所の中の人の片方です。
ノーチのしっぽ研究所は、巨大な海賊船を改築して作られており、各部屋には快適な研究生活のための様々な工夫が凝らされています。
今回は、ノーチのしっぽ研究所とはどんなところなのか、ツアー形式で徹底解剖していきたいと思います。
(1)全体像
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50730246/picture_pc_9f3aa48dd7d4bdcdfe3657b06037e081.jpg?width=800)
まずは研究所の外観から。
ノーチのしっぽ研究所は、正式名称を「ノーチラス諸島テトリア自然生物研究所」といい、その名の通り、ノーチラス諸島のテトリア島という島にあります。
昔むかしの嵐の夜、外の世界から来た一隻の海賊船が、テトリア島の海岸に流れ着きました。船は荒波に揉まれ真っ二つに折れ、再起不能になってしまいました。
しかし現在、そこには動物たちが暮らしています。折れて傾いた船はそのまま研究所の建物として利用され、実験室や図書室などがある「船首棟(通称アタマ)」と、動物たちの生活領域となっている「船尾棟(通称シッポ)」に分かれています。アタマ側とシッポ側の間には吊橋がかかっており、中央部にはマストをもとに作られた見張り台がそびえています。
それでは、それぞれの部屋について見ていきましょう。
![トロポコの冒険記録_B5版本文_入稿用_020](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50735497/picture_pc_7cde19bb85b0db4b1a74cc72cbcaf0e7.png?width=800)
(2)玄関ホール、台所と食堂
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50731019/picture_pc_f56317fcd879e7d940a9bdd73eb80dca.jpg?width=800)
研究所の玄関は、中央の1階部分に位置します。
玄関扉の両脇には、アタマ側とシッポ側それぞれに登ることができる階段があり、ここからそれぞれの部屋や甲板部分へ行き来することができます。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50731986/picture_pc_77cbb882cb8b202404cb85f4e1c7d941.jpeg?width=800)
玄関扉をくぐると、内部は広いホールになっており、研究所の仲間たちはここで採集してきたものを並べたり、語り合ったりします。ホール中央は吹き抜けになっており、大きな柱(マスト)が貫いています。両脇の階段からは地下空間に降りることができます。
玄関ホールの屋上の甲板部分は、みんなで集まれる広場です。スロリ先生が立っているところは台所と食堂で、雨水を濾過して料理や洗い物に利用できたり、薪をくべるコンロと煙突があったりといった工夫がされています。
(3)研究に役立つ部屋
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50732410/picture_pc_6f76b7b42ff753466e2d3b9784bd2026.jpeg?width=800)
アタマ側の1階と2階は、実験室と図書室になっています。
実験室は、標本作りから試験管を使った繊細な実験まで、あらゆる生物学の実験ができる道具が揃えられています。薬品が入った瓶がずらりと並んでいますが、どこに何があるかはスロリ先生にしかわからないのだとか。
図書室には、船に遺されていた外国の書籍を含む、多種多様な本が、壁一面に収められています。自然科学系の本の専門書が多いようです。
地下1階と地下2階は、標本部屋と地下倉庫です。
地下は温湿度が安定しているので、標本の保存にもってこいです。船にはたくさんの標本や動物の剥製も遺されていたことから、この船の持ち主は自然科学に明るい人物であったことが推測されます。
地下倉庫は、研究所の一番奥まったところにあり、暗くてジメジメしていて、不気味な雰囲気です。ウォンバには怖くて近づけません。
ちなみに、海賊船の天井は人間にとっては低い2mくらいなのですが、研究所で一番身長の高いスロリ先生でも身長80cmなので、動物たちにとっては広々とした空間のようです。
(4)貯水槽、キャプテンのステージ
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50733039/picture_pc_0c8423361fdcd01ae8e27e73a6efdb4d.jpeg?width=800)
甲板の階段を登っていくと、最上部には眺めの良いステージがあります。ここに立つと海賊のキャプテンになったような気分が味わえます。操舵輪はただの飾りで、本物はシッポ側にあります。
船首部分には帆が張られており、ここで集められた雨水は、貯水槽に貯められます。貯水槽にはろ過装置がついており、きれいになった水が、アタマ側全体に張り巡らされた水道管内を行き渡るようになっています。
(5)見張り台、トロポコの寝室
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50733401/picture_pc_3f318465efc4ad5688e077d97cd5383c.jpeg?width=800)
研究所中央にそびえる巨大なマストには梯子があり、見張り台に登ることができます。空を飛べるトロポコの特等席であり、寝室も兼ねています。地上10mの高さから、島全体を隅々まで見渡すことができます。
(6)スロリ先生の部屋
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50733693/picture_pc_61c8c9f33c167e7f26e0f6c1d40f9123.jpeg?width=800)
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50733685/picture_pc_08f959191b2d512f7480c9dac631979a.jpg?width=800)
シッポ側の1階はスロリ先生の書斎と寝室です。
書斎にはスロリ先生お気に入りの博物画が、寝室にはウォンバくんからプレゼントしてもらった絵が、壁一面に所狭しと飾られています。
(7)仲良しなふたりの部屋
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50733949/picture_pc_958250970c885896bd0a07c655889fc8.jpeg?width=800)
スロリ先生の部屋の隣は、ウォンバくんのアトリエです。島は不思議でいっぱいなので、常にインスピレーションが湧いてきて、ここで朝から晩まで絵を描いていることもあります。
ナヤメリの部屋は、アトリエのすぐ上に位置しています。お手製のハンモックでくつろいでいるところを、下でウォンバくんが歌いながら絵を描いているので、ナヤメリは少し迷惑しています。でもふたりはいつも仲良し。
ハンモックの横には、切れやすい尾に巻く包帯がたくさん並べられています。
アトリエの地下はウォンバくんの寝室です。天井が少し低いですが、巣穴で暮らしていたことが在るウォンバットのウォンバくんにとっては、ここが落ち着くようです。絵本やおもちゃ、工作の道具がたくさんある、夢の子供部屋のような場所です。
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50733957/picture_pc_3e1708064fc59daf3b6350e51749f075.jpg?width=800)
(8)トロポコのコレクションルーム
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50734449/picture_pc_671847076356ce3f814a0944e365d06e.jpeg?width=800)
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50734456/picture_pc_74761578142c7ba7784ab98c3a65c142.jpg?width=800)
シッポ側3階は、トロポコ研究員のコレクションルームです。
島中で拾い集めてきた標本、貝殻、瓶や、その他トロポコの私物がたくさん並べられています。並べ順はトロポコの気分によってころころ変わるので、学術的に重要なものもそうでないものも、ごちゃまぜになっています。
(9)エレベーター
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50734682/picture_pc_b5677a68e1f4ace9ee2ba400cbc11a6c.jpeg?width=800)
重い荷物がたくさんあっても、一気に3階まで上がれるエレベーターです。
巨大な岩が下に落ちるエネルギーを利用しているので、一度使ったら、横木を押し回して岩を元の位置に巻き上げる必要があります。船の舵を切る機構を改造したものなので、操舵輪を回しても巻き上げられます。
(10)地下トンネル
![画像15](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50735681/picture_pc_c9903641880895e46fcd809daa962671.jpeg?width=800)
島の海底洞窟につながっているトンネルです。化石がたくさん発掘されます。
ツアーはこれで終わりです。いかがだったでしょうか?
子供の頃に夢見た秘密基地を思い出していただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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