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お役所からなんか届いた??・・・DMやん!

先日、こんな郵便物が届きました。

送られてきた封筒

その発想にやられました

パット見て「商工会議所から送られてきたのかな?いや、経済産業省・中小企業庁って書いてあるな。なんやろ?」「IT導入補助金の案内か。インボイス制度や電子帳簿保存法に対応させるためにお役所も大変やな」などと思っていると・・・

freeeからのDM

右下に小さく”freee”と書かれてました。
左の文字のフォントと比べてもかなり小さいですね。
下手したら半分くらい?

「なんやfreeeからのDMか!紛らわしいわ!!」
と若干イラつきつつも、DMの中身を開封させるため、あえて役所からの封筒風に仕上げたことに、妙に感心してしまいました。

前回送られてきたDMと大きく違う

freeeとは、クラウド会計サービスなどを手掛ける会社です。

小企業を初めとした法人・個人事業主向けの、事務管理(バックオフィス)を効率化するためのSaaS型クラウドサービス(「freee会計」、「freee人事労務」など)を開発、運営するフィンテック企業である。

出典:Wikipedia

1か月前くらいにもfreeeから、IT導入補助金を使ったサービス導入を促すDMが送られてきたばかりだったので、まさかまたDMが来るとは思っていませんでした。
しかも前回のものは、いかにも”DMです”といったきれいな感じでした。

それが今回は、”お役所風”のDMで完全にしてやられたところです。

茶色の封筒
フォント
文字の配置

なんか全部が、お役所風にデザインされてます。


うちのスタッフさんも
「私も役所系の封筒かと思いました。開けたくなりますね。白い封筒などでDM感丸出しだと開けずに捨てちゃったりしますが、この封筒は開けずに捨てられません・・・!!!」
との感想。

なかなか練られた戦略です。
さすがクラウド会計ソフトシェア№1の会社ってところでしょうか。
と言っても、当社はマネーフォワードユーザーですが・・・

お役所のブランド力に乗っかる

お役所の封筒だと、簡単には捨てられないですよね。
私も当社のスタッフも同じ感想でした。

今回のDMは、簡単には捨てられないため、封筒を開けてもらうため、お役所の持つ信用力、言ってしまえばブランド力に乗っかったということでしょうか。

名前の知らない怪しげな会社がしているならまだしも、まさかfreeeがやるなんて思ってなかったので、かなりインパクトがありました。
はじめは「なんやねん」と思いつつも、逆に感心してしまいます(笑)

DMの開封率は80%??

こちらの一般社団法人日本ダイレクトメール協会の調べによると、DMの開封率は80%にもなるそうです。
正直、かなり開封率が高い印象です。
タイプは「はがきタイプ」がメインとのことなので、封筒の開封率にそのまま当てはまる訳ではないですが、意外な数字でした。

役所からのDMは70%が開封すると答えているので、freeeの戦略もこのようなところから発想されたのかもしれません。

他社がやらないことをやる

色々とDMの開封率を開けさせる方法をググってみましたが、目立たせるや煽るなど色々と書かれていました。
いわば、攻めですね。
白色や茶色の封筒の中から開けてもらうには、色を目立たせるのがいいと指南しているサイトもありました。

が、今回はその真逆を行ったわけで、他社がやらないことをやるってなかなか勇気がいりますが、同じことをしててもダメってことですね。


「なんかだまし討ちみたいで逆効果にならないのかな?」
などとも思いました。
「開けさせてしまえば大丈夫。そんな不満を打ち消すくらいサービスに自信がある。」
とことなのでしょうか。
自分ではなかなかできない発想でした。

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