ノビルのはなし

野食活動における入門中の入門の一つがノビルなんじゃないでしょうか。

ノビルは野生のネギの仲間で地下に球状の鱗茎がついてるのが特徴です。
葉は細長く断面はV字状で根本は白い。嗅ぐと勿論ネギの香りがします。

非常に繁殖力が強いらしく、河原や自然公園、時には都市の植え込みにも生えてたりします。
最初のうちは他の草と見分けがつかないかもしれませんが、慣れてくるとなんか色艶とか葉の立体感とか雰囲気でわかるようになります。

採集するときは引っこ抜こうとするとちぎれやすいのでスコップで掘り起こすといいでしょう。掘った地面はちゃんと埋めるのがマナーです。

よくスイセンなどと間違えて中毒を起こしたと言う話を聞きますが、見比べると全然違うので各自ちゃんと調べてください。ググればでます。どうしても自信がなければネギ系の臭いがするかどうか確かめてください。

とったノビルは泥まみれなので一本ずつ水でよく洗いましょう。鱗茎の表面に泥がこびりついてる場合は皮を剥ぐといいです。

食べ方

定番の鱗茎を生で。味噌つけるとうまいです。衛生面が気になるなら湯通ししてもいいです。
太いノビルは白ネギ部分も甘くみずみずしくて絶品。

葉も刻めば薬味になります。

豚肉と一緒に卵とじにしたり

醤油ダレにつけてもいい。

基本ネギなのでネギと同じように使っていいです。
安定して手に入れられれば小ネギを買わなくていいかもしれないので食費を節約したい方は是非？