"ｵｫ〜↑？ここもしかして強い人の集まりｯｽカァ〜↑？" 忘れもしない その片方金髪、もう片方ハゲの青年は突然話しかけてきた。 青年、ベレッタ立川との出会いは僕の人生に大きな影響を与えただろう。 当時、イースクには若い格ゲーマーはほとんどおらず、同世代で格ゲーの話ができる友達がほとんどいなかった僕は仕方なく立川と仲良くなっていった。 そして、初めて出た2on大会で一緒に準優勝を勝ち取ったことは今でもいい思い出として残っている。 立川も僕もプロとして活動するようにな
そこにあったのは最早人ではない何か。 かつて、苦楽を共にし、心を分かち合った仲間はもういない。 あれを世に放ってはいけなかった。 友だった者として、この手で終わらせてあげるのがせめてもの勤めだろう。 あれはなないではない。 何度も自分にそう言い聞かせる。 もう終わらせてあげよう、バケモノをしっかりと見据え、僕は言った。 "Hey Siri,電流流して"
きっつ
大学2年、スト5にハマった自分はイースクに通うようになった。 もちろん当時の知り合いは少なく、周りが仲良く話しているのを見ているだけだった。 そんな自分にとって、なない さんは僕がスト5でできた初めてといってよい友人だった。 自分はプロゲーマーとして業界に関わっていく一方、彼も実況解説等で業界に関わっていった。共に歩んでいけていたと思えていた。 今、彼は彼なのか彼女なのかわからなくなっている。 悔しい。どうして気づかなかったのだろう。七井ななみって誰だよ。 聞いて
