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ジブリとミヤマキリシマ、長崎へ。

京都に行ったのが前年の9月、そのまま余韻に浸っていたが次の旅を計画するきっかけは、年明けて1月にやってきた。
その少し前から開催しているのを知っていた、ジブリの大博覧会。がついに九州に上陸するらしい、と情報を得た。
場所はと確認するとなんと長崎。と、遠い。南九州からだとなかなかの時間がかかるし、飛行機は飛んでいない。熊本からフェリーで島原半島に渡り一般道で長崎まで行くか、ずっと高速道路で行くのが多分一般的。鹿児島の出水市からフェリー乗り継ぎという手もあるし、高速バスや鉄道で行く方法もあるが、長崎を回るならばやはり車で行った方が楽であったり。同じ理由で南九州から四国も結構行き辛い気がして、行きたいけれど未踏の地である。

実は旅をするようになる以前、一度延々と高速で長崎まで行った事がある。この時は長崎の絵本屋さんが気になって行ったのだったが、鳥栖ジャンクションで長崎道に入り長崎市まで、島原まで渡りまた高速で帰るのを1泊2日で遂行したが、なかなかだった。

そんな記憶があったので、一瞬迷ったが、もしかしたらもう九州にはジブリの大博覧会がまわって来ないかもしれない(来るかもしれないけど)、行っておくべきだという思いが増す。開催時期が5月であることを考えるとそうだ、雲仙のミヤマキリシマの時期と合うんじゃないだろうか?しかもそういえば波佐見焼きも気になっていた。ついでに帰りに寄ろうと思えば寄れるんじゃないか?と思い始めるようになった。

なったら最後、行動は早い(LIVEの遠征で培ったものです)。時期は5月の下旬、ミヤマキリシマが咲きそうな頃、2泊3日にしようと決まった。

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熊本以南から島原半島へ渡るにはフェリーの航路が何個かある。南九州あたりから長崎市の港へ入るフェリーがあればいいのだがない。なんで?
熊本港からが一般的だけれど、熊本市内は結構な街と聞いていた私には夜間の熊本市街地を走るのが少し心もとなく、ただフェリーを体験してみたい私は長洲港ー多比良港を選んでみた。
みえてきた。この近づいてくる感じ、フェリーっていいなぁ。

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港からまずは長崎市内を目指す。
順番的に逆がいいのは何となくわかっていたけれど、何よりとりあえず一番の目的を先に。日曜よりは土曜の方が人も少ないでしょうきっと。

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これ、これが東京の会場ではやけに美しい夜景とともに紹介されていた。場所は違えど、みれた。
早い時間に着いたので早めに入れ、ゆったりとみれた。やはり小さいころからジブリとともに育ったので感慨深いものばかり。一番好きなのはと訊かれたら「天空の城ラピュタ」と答える私、あのOPからもう好きなんです。この展示はそのOPを彷彿とさせる。きゅーっとする。
あ、好きなのは沢山ありますけれども。

ひとつ思い出した話で、知人にジブリを一回も見た事がないという方がいらした。えぇっっとびっくりしたけれど、そのような方も結構いらっしゃるのかな?その家庭家庭で違うものですね。

ネコバスもいた!行き先がながさきだよ!

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長く閲覧し、お昼ごはんもそのまま美術館で楽しみ、長崎市街をブラブラ…したのに写真が一切ない。なぜ?
今回は出島の一帯をくまなく見学。頭には映像が残っているけど…。当時の瓶や、洋館などもみて異国情緒まで楽しんだ。

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折角だから温泉がいいと、お宿は島原半島へまた帰る。島原半島での夕方。温泉を何個かはしごし、散歩。あぁ、癒し。
旅はやっぱり日常の励みだし癒しだと、コロナで方々へ自由に行けなくなった今、思う。

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朝早起きし、雲仙を散歩。もう一つの目的のミヤマキリシマ。九州に分布のお山に咲くツツジ。
霧島のミヤマキリシマと一緒…なのか?という位背が高くてちょっとびっくりする。火山に強い。

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高度感を。車小さい。渋滞してるねー。

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ドウダンツツジも。今から咲くのもカワイイ。

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お花を満喫し、おいしそうで仕方なかったアイスクリンを食べながら帰路につく。

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緑の中にぽっと咲くヤマツツジ(?)も好きだ。


最終日、ホテルのおいしい朝食を食べて波佐見町へ進路をとる。
このホテルの朝食がおいしく、今まで食べたビジネスホテルの朝食で1位かも。とても素朴な朝食だけど、バイキング式にはないアットホームと温かさを感じた。

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波佐見焼は確かこの前年位から雑貨屋さんでよく見かけるようになっていて、オシャレで絵柄がPOPで使いやすい。かわいいなかわいいなと気になっていたもの。揃えたい。
長い時間吟味し(あんまり高いのは買えないし…)何個所か見て回り、数点お買い上げ。思いのほか沢山窯元があるし、お店もちょこちょこあるようで、事前のリサーチが不足だったかも。ゆっくり見て回りたかったし、ぽっとお店に入ってみて回る、というのが出来ればいいのだけれど、初心者には難しい。

その後温泉はしごをし、延々高速運転で帰宅。


なかなか簡単にパッと行ける場所ではない長崎だからこそ、詰め込んで詰め込んでしまう。今後の旅の課題が出来た気がする。

とはいえ、ジブリも見れ、ミヤマキリシマも見、波佐見焼も買う。と、やりたいことは出来たので満足したのでした。

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