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子宮体がん体験記 5クール目 TC療法 投与日

何だかんだと5クール目の投与日。
この頃には髪の毛どころか、眉毛もまつ毛までもが抜け切っていた。

いつも通り、通院治療室に行き投与を待つ。
今回も私はベット。

今回はポートに針を刺す際の調子が悪かったのか、看護師さんが二人交代でやってくださったものの、点滴の落ちがあまりに遅い。
しっくり行かなかったので、先生を呼んで刺してもらうことになった。

こういう場合には主治医の先生とは限らず、空いているというのかな、捕まった臨時の先生が来てくださった。(今までにもあった)

今回来てくださった先生に針を刺していただいて、生理食塩水を注入。
今まで感じた事の無い痛みを感じた。

「い、痛いです」

と申告。いつも担当して下さる看護師さんは、私が痛がるなんて初めての事なので、それを言って下さった。

臨時の先生は戻りがあるから大丈夫そう。というような事を仰ってそのまま本格投与に。

その後も落ちがやはり遅めのようで、看護師さんがポンプをしばらく後につけて下さった。

その後また臨時の先生の時ほどじゃないけれど、また痛みが。

これは言わなきゃと看護師さんに伝えると、漏れているとの事。

ポートの周りが私が触っても分かるぐらい固く盛り上がっていた。

漏れた点滴は、かろうじてまだ抗がん剤では無かったので今後、自然に吸収されるという。
抗がん剤は漏れたら皮膚が腐るとどこかで聞いたので、ドキドキだった。

けれど漏れてしまったので、もう今日はポートは使えないとなり、今度は主治医の先生を呼んでくださった。

主治医の先生は私の腕に入れられる自信が無いと最初からから仰っていて、他の上手な先生を連れて来てくださった。
けれどやっぱり最初は主治医の先生が頑張ってくださる。

一番分かりやすく大丈夫そうな場所が朝一での採血で使われていたため、別の場所を探さなくてはいけなかった。

先生が三回やってうまく行かなかったので、エキスパート先生にバトンタッチ。これでうまく行かなかったら、今日は中止と言われてた。

エキスパート先生、何とか一回で入れて下さる。ありがとうございます。良かった。

けれどこの後、先生からの説明を受けた。
私の抗がん剤投与は、今回は何とか終わったけれどまだ後一回ある。
だからと言ってポートを入れ直すのも負担があるだろうと。

でも抗がん剤は最後までやり切りたい、やった方がいいという話だった。

そのためにポートの状態を検査して調べ、多分今度の抗がん剤治療は入院になるだろうと。

それについての詳しい事は来週検査してから分かることになった。

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