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パニック障害だからと諦めないでほしい

こんばんは、ナチュロパスのぞみです。
最近シドニーは激さむ!!!!冬真っ只中でございます。
今年買ったダウンジャケットに命救われている。
8月は夜は冷えるけど昼間は春の陽気なことが多いので楽しみだなぁ。早く夏来ないかなぁ。

私がこの業界に入ったきっかけは、自分自身が人よりも身体が繊細というか敏感というか、子供の頃から自律神経が乱れやすく周りの子たちのように体力がなかったのが始まりです。体を動かすことは好きだし、運動神経もいい方だったけど、とにかくすぐお腹痛くなって胃腸は弱く華奢で、そこへ寝不足などがあるともうアウト。笑
過呼吸になったことも何度もあるし、最終的にはパニック障害で生活が困難になり高校を中退しました。

当時は今ほど不安障害に対する認知度が高くなかったため、あまり理解も得られず、私自身も”精神障害”で高校を辞めた自分をずっと責め続けていました。
どうして自分はみんなみたいに生活できないんだろう、私だって勉強したいのに、と永遠と当時お世話になっていた主治医の先生に愚痴を聞いてもらっていました。笑

今思うと当時は16歳という幼さもあり、現状に甘え自分の体調不良を周りの要因のせいにしていたように思います。
誰かに助けてほしい、という思いから地元の病院を片っ端からネットで探し、自分で予約をとり親に頼んで連れて行ってもらって、というのを繰り返していました。
当時新薬として出ていたSSRIという抗うつ薬を処方され体に合わず吐き続けたときに、合わないから摂取をやめたとお医者さんに伝えたら
’飲み続ければ良くなるから飲みなさいよ〜’と言われ、クソヤブ医者め、と思い、薬以外の治療法を探すことにしました。

その後現在でも交流のあるパニック障害専門の先生に出会い、その先生のもとで約一年半予約待ちののち、念願の認知行動療法を受けることに。
その間にニュージーランドへの短期語学留学、そして経絡ヨガ、均整整体、食事療法との出会い、薬だけではなく少しずつ自分で’体を整える’ことが大事なんだと気がついてきました。

当時17歳。
人生経験がない故の過ちはたくさんしたし、たくさん周りに迷惑をかけたと思うけど、未熟だったからこそにあの時親元を離れて修行のような日々を送れたことは私の人生にとってのターニングポイントでした。
ホストマザーに言われた”You are what you eat.” 
ニュージーランドの人は自分の体ができているものを知っているんだ!と嬉しくなったり。

パニック障害だって、先生に伝えておけば理解してもらえて、しんどくなったら教室を抜けられる。怠けてるなんて言われたことがない。

気候の変化で鼻炎が続いていた時に学校のカウンセラーさんに相談したらホメオパシーのスプレーを教えてもらいヘルスフードストアデビューしたのもこの頃。店番をしてらっしゃったご年配の男性に症状を伝えると棚からレメディーを選んでくれる。
まるでお伽話の中の世界のような光景にドキドキしたのを今でも覚えています。

その後認知行動療法で学んだ”行動”を実行し続けてある程度生活できるようになったところで現地の高校に入りました。
そこからは現地の大学で栄養学を専攻するべく、体調のアップダウンがあり出席日数を気をつけながらも勉強を頑張りました。

当時を思い返すと、若過ぎて経験がないゆえに失敗することの怖さがなく、全てに全力で取り組んでいたように思います。
今パニック障害に悩んでいて生活に影響が出ている人がこれを読んだらきっと、全然症状酷くないじゃん、順調じゃん海外に留学だってできてるんだし、と思う方もいるかもしれませんがそんなことないですよ。

当時どれだけ”君には無理”と言われたことか。
バスに乗れないから学校まで行けない、そんなんじゃ学生ビザの延長もできない。なんなら成田まで行って飛行機に乗るのだってギリギリだった。爆笑

だけど悔しかったんです、無理と言われるのが。私にはできないと言われるのが。悔しくて悔しくて毎夜毎夜泣きながら眠りについていました。

だけど、何度も何度も豊かな生活をしている自分を想像してイメトレをして少しずつ前に進んできました。
高校を卒業した時にガーディアン(当時未成年だったため現地で保護者代りになって面倒を見てくれる人が留学生一人一人についていました)の方に
”まさかのぞみちゃんがここまで来れるとは当時正直思っていなかった。きっと君はこれから、君のように体調に悩む人のためにこの先人生を歩んでいくんだろうね。あなたを見て勇気付けられる人がきっといるから。応援しているよ。”

高校を卒業したのは二十歳の頃。人よりも遅かったけど、すでに”社会のレール”を外れていた私には特に変わらず。
でも当時の時点でやりたいことが明確に決まっていたのは自分の強みだったなと思います。

今でもたまにパニック発作や予期不安に襲われます。
やっちまったな〜、と反省しながら生活を見直し必要な栄養素を摂ったり、不必要なものを減らしたり。きちんと自分で調整ができる。
体調不良は全て体からのSOSとして受け取って生活を見直すきっかけとして日々過ごしています。これも全て自分自身の経験とナチュロパスとしての知識があるからだと思います。

自分自身の学びはまだまだつづくけど、これからはもっと世の中に還元していきたい。せっかく人と違う道を歩んできてたくさん学んだのだから。
私の経験談が少しでも誰かの心を軽くなると嬉しいな。
そしてもちろんナチュロパスとしても。これから少しずつ発信していこうと思います。

私たちの身体は、きちんと応えてくれます。
今すぐには難しくても諦めないで!

自分の身体を知り、整え方も知り、自分のやりたいことを全力で楽しみましょう!!!♡

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