はるくん、きかんしゃトーマスにはまる


それはそれはとっても気をつけていたの。「愛と勇気だけが友達のあいつ」とはるくんがうっかり遭遇しないように。そりゃあすごい有名な彼ですもの、うちに彼のお顔のついているぶーぶーとか、お人形とかはあるけども。彼の物語がテレビで流れているなんて、絶対に気付かれちゃいけないって、赤ちゃんの時からとーっても気をつけていたのに。

なのに、うっかり!

はるくんが出会ってしまったのは、とっても気をつけていたアンパンマンではなく、きかんしゃトーマス。Eテレでやってたなんて知らなかった!民放だと思ってたんだよ!そりゃあ電車が大好きなはるくんですもの。ハマらないわけがない。


別にね、アニメを見せたくないとか、そういうんじゃないんだよ。こわいのは「ハマる」こと。そればっかりになるからね!アンパンマンも嫌いなわけじゃないんだよ?でも、もう保育士時代にうんざりするほど彼と一緒にすごしてきた。アンパンマンにハマった十数名のこどもに毎日かこまれててごらん?「あんぱんまんがいい!」と何度言われたことか。私は「あんぱんまんはもういい!」でしたよ、内心。

どんないいものでも、取りすぎは良くないもので。私、ドリカムのLOVE LOVE LOVEと平井堅の瞳を閉じてはもう一生聞かなくていい。耳にしすぎてもう許容量を越してしまって、あのメロディが耳に入るだけでむっとしてしまう。気持ちがむっとではなくて、胸焼けみたいに身体がむっと。アンパンマンも同じ。もう私の一生分の許容量を超えてしまった。その上これから毎日アンパンマンコールを聞くことになるなんて…耐えられない。


と思えば、トーマスで良かったとも言える。うん、そう思うことにしよう。しかし、しっかりトーマスにハマってくれて、毎日トーマスコールですよ。それだけじゃないですよ。ブロックで遊んでも汽車をつくってがたんごとんしてるし、木製の汽車のおもちゃはもうトーマスの再現ごっこにしか使われてない。極め付けはストックされてる箱ティッシュを全部出してきて、ひとつひとつに「トーマス」「パーシー」「ニア」と名前をつけてるじゃあないか。そう、その箱ティッシュは5色あるのだ。もう毎日がトーマス一色だ。

青いきかんしゃだけでも3人(3台?)いるし、トーマスは今はもうソドー島を飛び出して世界中のきかんしゃたちと友達になっているので、そりゃあもう登場人物(登場きかんしゃ?)が多いのだ。それでもはるくんがトーマスにハマって一月弱、青いきかんしゃの3人も顔を見るだけで判別できるようになってしまった。「パーシーは緑で6番」、番号まで覚えてしまった。そしてそろそろ汽笛の音でどのきかんしゃかわかるようになってしまいそうだ。お気に入りのきかんしゃまで出てきてしまった。


ねぇ?これは私も「ハマってる」ってこと?

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