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食品添加物を正しく知ると肩の力が抜けました。

こんにちは!管理栄養士の松岡です。

「食品添加物は、なるべく摂りたくない」という方は多いと思います。
しかし、簡単に食べたいものが手に入る今、食品添加物をゼロにすることは、不可能ではないでしょうか?

かつて、私も食品添加物を敬遠していた時期がありました。
全て手作りにこだわり、イチから作り、気が付けば、1日中、キッチンで過ごしているのです。

私の人生って、、、、、。

食品添加物を正しく知ると、肩の力が抜けました。

今や、私たちの食生活には欠かせなくなっている食品添加物、よくわからずに「摂りたくない」と言っていませんか?

今回は、そんな「食品添加物」について詳しく見ていきましょう。


【1】食品添加物とは

食品添加物とは、保存料、甘味料、着色料、香料など、食品の製造過程または、食品の加工・保存の目的で使用されるものです。
厚生労働大臣が認めたもののみ「食品添加物」として使用できます。
食品に使用した添加物は、製造過程で食品に残らないものを除き、全て表示することが義務付けられています。

確認してみよう!食品添加物表示はここを見る

■生鮮食品
・容器包装に入れられている場合:容器包装のラベルなど
・ばら売り:ポップや値札など

■加工食品
・一括表示の枠内にある原材料名欄に「原料」と「添加物」がわかるように明確に区分して表示

図1 食品添加物 表示例



【2】食品添加物のメリット

食品添加物は、保存性を高めたり、品質を向上させたり、栄養を強化したり、嗜好性を高める事ができます。
普段、食べている食品には、どんな添加物が入っていて、どんな役割をしているのか確認してみましょう!

【主な添加物の種類と目的 一覧】

図2 食品添加物 一覧表

表でみると、添加物の役割がよくわかります。
添加物は、今や私たちの生活には、欠かせないものになっているのですね。


【3】食品添加物の安全性~厚生労働省の取り組み~

「添加物を摂りたくない」と思っている方は、おそらく「安全なの?」という点が一番心配なのではないでしょうか?

厚生労働省は、新たな食品添加物が販売される前に、有効性やその使用が人の健康に悪影響を生じないかどうかを確認するとともに、必要に応じて規格や基準を策定し、安全性を確保しています。

食品添加物の安全性を確保するために、食品安全委員会の意見を聴き、その食品添加物が人の健康を損なうおそれのない場合に限って使用が認められています。
また、使用が認められた食品添加物についても、国民一人当たりの摂取量を調査するなど、継続的な安全確保に努めています。

<具体的な取り組み内容>
①成分規格および使用基準の設定
②摂取量調査
③既存添加物の安全性確保の推進

詳しくは、こちら。
厚生労働省HP 食品添加物
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/index.html


【4】食品添加物の注意点

●アレルギーがある人は要注意
アレルギーがある人は、注意が必要です。
原材料欄の添加物表示も忘れずに確認しましょう。
表示例:グルテン(小麦由来)、カゼインNa(乳由来)など


【5】まとめ

私たちは今、食べたいときに食べたいものを手に入れる事ができます。
これも、食品添加物によって、長期保存や大量生産が可能になった恩恵です。手軽になったことで、知らず知らずのうちに、様々な目的で使用されている食品添加物を摂っています。
正しく理解し、食品を正しく選びましょう。



<参照>
東京都福祉保健局 食品衛生の窓
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/hyouji/shokuhyouhou_kakou_allegy.html
消費者庁HP 添加物表示に関する情報
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/food_additive/assets/food_labeling_cms204_210408_01.pdf



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