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「●●したい」が抜けた教育では人間性は育めない。【本文抜粋06】
「自然あそびで子どもの非認知能力が育つ」の本の中で著者・長谷部雅一が語っている「自然あそび」の極意をたまにつぶやいています。
---以下、本文より抜粋---
個人的に幼稚園・学校教育の“学び方”には「●●したい」という学ぶ上で大前提となる心の部分が抜けていると考えています。
「それ、やってみたい」
「あれ、マネてみたい」
「ボールを投げたい」
「なわとびを跳んでみたい」… etc.
やはり、「●●したい」から始まった「知識あるいは技能」は「思考力・判断力・表現力など」へと広がったり深まったりすることが多いですし、それを誰かのために使いたいと「学びに向かう力・人間力など」に発展していくことが多いと思います。きっと「●●したい」があると、失敗しても自分を奮い立たせて何度でも挑戦できるでしょうし、「なぜできないのか?」を大人が言わなくても一人で考えるはずです。
しかし一方で「やらされた」ことは失敗して指摘されたり怒られたりしたら「よし、もう一回挑戦してみよう」とはなりにくいですし、「今日はもう終わり。あそびに行こう」とも切り替えにくいです。それが小学校低学年で失敗を恥ずかしいと思わない年齢なら気持ちが次に向かうことも早いですが、上級生になっていくほど自尊心を傷つけられて失敗を引きずることが多いです。
だから、10歳までに認知能力から非認知能力へとつながる一連の原体験を数多く経験できる自然あそびをしてほしいと感じています。
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