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自然には子どもが学ぶ材料が溢れている。【本文抜粋04】

「自然あそびで子どもの非認知能力が育つ」の本の中で著者・長谷部雅一が語っている「自然あそび」の極意をたまにつぶやいています。

---以下、本文より抜粋---

私が自然を活用するのは、お母さんやお父さんがあれこれ子どものために学ぶ環境を用意しなくても、いたるところに子どもが学ぶ教材が溢れているからです。

小さい子どもがいる家庭では、よく買い与えた積み木であそばせたりしているシーンを見かけます。でも、小さい子が自然の中に入ると、落ちている木や石、葉っぱを積んだり並べたりして一人であそび始めます。この二つのあそぶ環境で大きく違うのは、「想像力の働かせ方がまったく異なっている」ということです。

積み木は形の整ったキレイなパーツを積み上げ、完成するものは前もって人が考え出したもの(答え)にしか形作ることはできません。

しかし、自然に落ちている木や石、葉っぱを使って形作るものは事前に用意されたもの(答え)ではなく、子ども自身があれこれ試し考えながら完成させたオリジナル作品です。木や石、葉っぱで同じ色や同じ形のものは一つとしてなく、曲がっていたり歪んでいたりしていて、そのパーツを組み合わせて自分がイメージしている形に近づけていくしかありません。頼りにできるのは、己の想像力だけです。

#自然あそび
#非認知能力
#長谷部雅一

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