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デザインの力で子どもたちの未来をつくる。子育てとキャリアで葛藤していたデザイナーが出会った、Natureで働く意義とは?

Nature社員へのインタビューシリーズ。今回は、デザイナーとしてNatureにジョインした今久保さんに、入社の経緯や現在の業務、会社やチームの雰囲気について聞きました。

青山学院大学法学部卒。卒業後は弁護士秘書として働く傍ら、スクールでWebデザインを学びWeb制作会社に転職。デザイン、コーディングからWordPress構築まで、多種多様な案件に幅広く携わる。その後フリーランスのWEBデザイナーとして独立し、株式会社リクルートのアプリデザインやスタートアップ企業のWEBサイト構築や管理を請け負う。その後、出産を機に会社員復帰し2022年6月からNatureにジョイン。UIデザインを主軸に、社内クリエイティブのディレクションを担当している。

ーーこれまでの経歴を教えてください。

デザイナーというと、美大を出てデザインの仕事に就くイメージがあるかも知れませんが、私は大学では法学を学び、社会人になってからデザインの勉強を始めました。大学の時に写真やイラストなどの画像素材を有償で提供するフォトストックの企業でアルバイトをしたことがきっかけで、デザインに興味を持ちました。

そこでは、契約をしているフォトグラファーの写真データが入ったネガと呼ばれるフィルムをデザイン会社や広告代理店に貸し出す仕事をしていて、デザイン事務所の要望に合うような写真を探したり、ネガを配達する業務をする中でクリエイティブ業界の面白さに惹かれていきました。
大学卒業後は、ロンドンに1年半語学留学し、そこで手に職を持つことの大切さを目の当たりにしました。同じ日本人でも、現地で働いている美容師など、スキルを持っている人は現地に馴染んでいる一方で、自分のようなスキルを持っていない人間は観光客と変わらないなと思いました。
このふたつの経験から、将来はクリエイティブに関わる職でフリーランスになりたいという目標ができました。
 
帰国後は、法律事務所で弁護士秘書として働きながらWEBデザインの学校に通いました。当時は文系出身者がデザイン業界に進むルートがなかったので、ひとまず普通に就職して学校に通ってデザインを学んだ後に、WEB系の制作会社に就職してクリエイティブ業界に入りました。この会社ではデザインとコーディングの両方を担当し、5 年近く働きました。実際に現場で働くという意味でも、エンジニアと一緒に動くという意味でも、ここでの経験は大きかったと思います。
 
その後、目標としていたフリーランスとして独立し、企業のHP構築やアプリデザインの仕事をやっていました。7年続けて顧客との関係性もでき安定していましたが、結婚・出産とライフスタイルが大きく変わったこともあり、ファッションテックの企業で正社員として働きはじめました。

インタビュー中の今久保さん

ーーいろいろな業種やサービスのデザインを経験をされていますが、企業選びのポイントなどはあるのでしょうか?

それまでは、事業の内容ではなくスキルが身に付くことを優先して仕事を選んでいました。ただ、子どもが産まれてからはもっと子どもと一緒にいる時間をつくった方がいいんじゃないかと思うようになり、子どもとの時間を犠牲にしてまでも費やしている仕事の時間について考えるようになりました。私は働くことが好きなので、仕事を辞める選択肢はなかったのですが、子どもたちと一緒にいる時間を削って費やしているこの時間を、せめて「子どもたちの未来に役立つようなことに充てたい」と思うようになりました。
 
また、田舎生まれということもあり、生活の利便性を追求したことによる環境破壊の問題にも関心がありました。
私が育ったところは、夏になると田んぼの一角でたくさんの蛍が見られる場所でした。ただ、ある時に農家の管理をしやすくするため区画整理が行われ、下水や野川は地下に通されてその次の夏からは蛍が見られなくなってしまいました。人間が便利に暮らそうとした結果、自然が壊れてしまったんです。すごく悲しい出来事でしたが、実際には私も最先端の技術の恩恵を受けて便利に生活しているので、こうした矛盾のなかでもやもやとした気持ちを持っていました。

ーー社会貢献・環境問題の両方に関わる会社としてNatureはピッタリですね。どのような経緯で入社されたんでしょうか?

ある時、友人から「すごく合いそうな会社があるよ!」とNatureのことを教えてもらいました。会社の説明を聞いてみると、Natureの社会的意義と、デザインが会社の価値を向上して自然とテクノロジーが繋がって共生する世界をつくっていける世界観を知り、こんなに気持ちよく働ける場所はないんじゃないかと思い、入社を決めました。
 
Natureで働き始めてからは、子どもを預けて仕事をする時間への罪悪感や、便利な生活に違和感を感じることはなくなりました。Nature に入社して本当に良かったと思っています。

ーーNatureではどんなお仕事を担当されていますか?

チーム全体を見ながら、私自身はNatureアプリのUIデザインを担当しています。デザインチームは3名に加えて産休中のメンバーが1人いますが、他部署からあがってきた依頼は一度私が受けてメンバーの適正に応じて振り分けています。
今は会社の成長に伴い、開発スピードが加速する中で、デザインチームへの依頼もすごく増えています。そんな状況下で、これまでNatureを引っ張ってきたベテランデザイナーが産休に入ってしまったので、他部署メンバーとの関係構築、スムーズに仕事を回せるチームの体制づくりに注力してきました。
最近になってようやくアプリのデザインに着手できるようになったので、アプリデザインはこれからというところです。Natureがやっている事業は他の既存のプロダクトが少ない分野なので、参考にできるものがあまり存在しないのが難しいところであり、やりがいを感じるところでもあります。

ーー社内の雰囲気はどうですか?

とにかく一緒に働くメンバーが良い仲間ばかりなので、変な忖度や理不尽な悩みがないのがすごくいいところです。Natureにはまだまだやることがたくさんあるし、解決しないといけない問題は山積していますが、全部事業を進めて会社を大きくするための前向きな問題です。
社内政治や自分をアピールしないといけない場面もなく、ただみんなで前進するためにがむしゃらにやるのがすごく気持ちがいいですね。

オフィスのある横浜でチームメンバーと写真撮影

ーーNatureのデザイナーならではの仕事の進め方などはありますか?

デザイナーとエンジニアが密にコミュニケーションをとっているので、すごくスムーズに仕事がすすむなと感じています。
例えば、新規事業をはじめる際には、デザインが必要か見通しが立たずデザイナーをアサインするタイミングの見極めが難しくてどうしてもギリギリになって業務が発生することが多いです。Natureでは開発全体が見えているエンジニアがいて、ベストなタイミングでデザイナーをアサインしてくれるので、心地よく仕事ができています。
エンジニアもみんな喋りやすいし、何かあったらすぐ聞ける雰囲気がありますね。
また、メンバーの製品のクオリティーへのこだわりもすごいなと感じます。色々デザインに関しても指摘をくれるんですが、それがすごく暖かく学びが多くてありがたいなと思っています。素直に指摘しあえて、嫌な気持ちにならずによくしていこうと前向きに捉えられる環境ですね。

ーー未来の仲間に一言お願いします!

Natureはまだ進化の途中で、新しいメンバーが入るたびにどんどん変わっています。前も今もどちらもNatureらしいですが、私自身もみんなが「これぞ Natureだ」と納得する新しい表現を追求していきたいと思っています。
自由さの中に愛を持って、一緒にNatureらしさを追求してもらえたら嬉しいです!

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