猫と瞑想①

猫と瞑想①

時々猫とやる遊びに波動アップごっこがある。

猫の狭い額と私の広い額をくっつけて意識の周波数を上げていく遊びだ。

意識の周波数なんて意識している人はいないと思うのだが、それで何度も繰り返して遊べる私たちの間には確実に存在している。

意識の周波数には上下があって慣れるとコントロールできる。しかし、上にも下にも限度がある。が、下限を意識することはあまりないように思う。瞑想行とはその限界を広げていくことに他ならない。

ズレていた周波数がピタッと合うとパキンとかカコンとかいう感じに衝撃を感じる。この衝撃が身体感覚的なものなのか精神領域での感覚なのかはよくわからないが、猫の背中の毛がぞわぞわするのでその両方である可能性もある。

デコをくっつけて思うのは、いつも昼寝をしている猫の方が俗世の雑事に追われている私よりも遙かに高くを舞っているんだなということだ。そのズレ具合は、こちらの精神を整え瞑想状態で周波数を上げていくと確かめられる。

あ、ここかって思うと同時にカコンってなって猫の背中がゾビゾビする。そこからが勝負だ。ぴったり波長を合わせたまま、キューンと上げていく。どんどん精妙な領域に入っていく。急上昇の過酷さに音を上げた方が負け。上昇の限界がきて脱落したら負け。そんな簡単なルールだ。

最近は、どっちも磨きがかかってきて両者力尽きて共倒れのパターンが多い。

ところが、今日のは違っていた。


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