八丈島の植物と遊んだ日〜探検後編〜
くねくね道の先にはね、オーシャンビューの温泉や滝、サーファーさんたちが利用する無料温泉とか。
見晴らしの良い山小屋みたいなところとか。
色々見所は盛りだくさんあるのですが
今回はまたヒトがいないスポットへ。
峠を下る途中
八丈小島がよく見えるスポット。
八丈小島には、昭和44年までヒトが住んでいましたが、みなさん本島にお引越しされて、今は無人島だそうです。
色々な小島が見えるスポットがありますが、私はここから見るのが好き。
普通に道路沿いですよ。
この坂道を下ってしばらく行くと
これまた小さな看板。
カーナビの地図を見ながら進まないと
絶対見逃す。
しかも
大きく育った植物に隠れて
ほぼほぼ見えない看板…
あ!ここだ!!!
また右の小道へ進むと小さな看板。
車を停めて茂みの中へ。
最初は道があった。
砂丘まであと15分…10分…と書いてあった。
のに…
途中から植物が生い茂って道がなくなり…
ここ、合ってる?大丈夫??
珍しく不安に思っていたら
ヤドカリ発見!
海じゃない、山の中で歩くヤドカリさんなので
オカヤドカリ??
きゃー!とテンション上がったのだけど
周りのあまりの茂みと突然のヤドカリ
ヘビが出て来たら怖い…
茂みもどんどん生い茂り
不安もどんどん増していく
ケド…
目的地の黒砂砂丘が見えました!
が、これ以上道がない!!
ススキが大量に生い茂っていて
もう進めない。
さすがにもう怖い〜笑
多分、初めてのギブ。
この辺でいっかーって。
またやることといえば
ぼーっとする。
このあたりにはヤシャブシが沢山生えていて
ヤシャブシは、草木染めでは黒を染める時に使います。
もう少し緑色をしている時に収穫して
ドライにして、茶色くなっている物が売られています。
松ぼっくりと同じで鱗片が開いてタネを飛ばす
春先の花粉では強めのアレルギー反応を感じるヒトもいたり。
春夏秋冬
この景色で育つヤシャブシの四季を想像して。
こんな崖っぷちなのに
頑張ってるなぁ。
ちなみにヤシャブシで染めた試験布がこちら↓
鉄を媒染材にすると真っ黒。
この色素を使って、八丈島に住む昔の方は
おはぐろに、このヤシャブシを代用品として使っていたとか。
八丈島は、島の植物を利用する知恵が詰まっていて
たくましく生きる植物たちにも感動して
砂漠まであと一歩進めなかったけれど
誰もいないこの場所もいい風が吹いていました。
ふと。
か…帰れるかな…
来た道を見ると茂みしかなかった。
本当にめったにヒトが来ないみたい。
お父様に教えて頂いたルートの方が
確かに行きやすかった。
でも実は本当にお父様が私にイチオシ!してくれたのは
反対側の山 八丈富士だったので 笑
次はそちらを探検したいな!
1つの島なのだけれど
2つの山で育つ植物の種類が全然違うのですよ。
何度行っても発見がある。
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