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呼吸を見直して不調改善!

気温や湿度の変化が大きいこの季節は、不調を感じやすい方も多いかと思います。今回は「呼吸」という観点から不調改善についてお伝えします。


呼吸と不調の関係

 一言に〝不調〞といっても、肩こり、腰痛、冷え、むくみ、疲れ、だるさ、不眠、胃腸虚弱など…最近は「未病」と呼ばれることもありますが、現代は様々な不調を抱えながら過ごしている方が多く、慢性的になっている方は「そういう体質だから」や「年齢のせい」と考えていらっしゃる方もいるかと思います。
しかし、これらのほとんどは後天的なものです。このような不調を抱えている方は、胸郭周りや首の筋肉が緊張している方が多いです。呼吸のトレーニングを行うと、それらの筋肉が正しく動くようになり、気づいた頃には様々な不調が改善していきます。
呼吸は、私たちが生まれてすぐ大泣きすることでトレーニングされる動きです。1日に約2万回、無意識に行われ続けており、1人1人に癖がある、私たちの眠っている長期記憶の代表です。そのため、呼吸を意識することで脳も活性化できます。様々な不調を感じている方は、今一度呼吸のトレーニングを丁寧に行うことをお勧めします。

呼吸は「吐く」ことから始める

 正しい呼吸のためには、まずはしっかりと息を吐き、吸い込むための準備をすることが大切です。
呼吸という字は、「呼」は吐く、「吸」は吸うという意味です。この順番に書くのは、呼吸は吐くことから始めてください、と先人が伝え残してくれているのではないでしょうか。
コンディショニングで息を吐く時は、顎を軽く上げ、口を開いて吐く方法を勧めています。「あ」の口で「はあ」とため息を吐く方が気道は開くでしょう。ストロングブレスは「ハッ・ハッ・ハッ・ハッ・ハー」と5回続けて息を吐きます。実は、5回でなくても良いのですが、息を短く切り、数回に分けて、肺から息を出しているのです。強く吐くことで、呼吸筋のうち呼気に使われる筋肉たちを意識的に動かしています。その時にコアである腹横筋のトレーニングにもなるのです。

呼吸のトレーニングは「あ」の口で行いましょう!

食事で梅雨冷え対策!

 体温を維持している身体の熱はどうやってつくり出されているのでしょうか?それは、私たちの消化吸収の過程で様々な栄養素が化学反応を起こし、一緒に熱がつくり出されるのです。つまり熱をつくり出す原材料は食事(栄養)であり、栄養不足=原料不足になるため、結果的に冷えにつながるのです。
そのため、過度な食事制限や糖質に偏った食事などは、栄養不足を引き起こし、冷えやすい身体にしてしまいます。また、栄養不足以外にも血行不良やホルモンバランスの乱れ、自律神経のトラブルも冷えの原因となります。
まずは栄養不足について学び、梅雨冷え対策をしていきましょう! 今回は大切な栄養素とお勧め食材をご紹介いたします。

【身体を温める重要な栄養素!】
・やっぱりタンパク質
様々ある代謝の中でも、食べ物を消化吸収する際に生じるものを「食事誘発性熱産生」と言います。炭水化物、脂質、タンパク質の中で一番熱を生み出すのが、なんとタンパク質なんです。冷えを感じる方は、タンパク質の量を見直してみてください。1食に肉・魚・卵・豆が2種類含まれていることが理想です!

・鉄分
血行不良は冷えの大きな原因です。鉄分が不足すると鉄とタンパク質から作られるヘモグロビンが減少し、酸素を身体の末端まで運びにくくなります。その結果、細胞でエネルギーが作れず冷えに繋がります。貧血でなくとも、鉄不足に気をつけましょう。

【オススメ食材】
タンパク質、ビタミンB群、鉄が豊富な食材としておすすめなのが「鮭」です!朝食にも夕食にも使える鮭を使って、冷えやすい身体をポカポカにしていきましょう。鉄やビタミンCが豊富な小松菜と合わせれば、さらに効果的に栄養を摂取できます。是非お試しください。

鮭のちゃんちゃん焼きがおすすめ!

冷えは万病のもと。冷たい食べ物を食べる機会が増えたり、冷房が効いた環境にいることで、これからの季節、身体はどんどん冷えやすくなっていきます。日常の食事で出来る限りの冷え対策を行って健康を保っていきましょう!

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