見出し画像

【子育て振り返り】ヒマとさみしさがもたらすもの

こんにちは。

さくまゆうこです。

今日は、息子が中学生の頃のことを振り返ろう・・・

実は、彼は、

落ちるか残るかギリギリの綱を渡った経験があります。

【甘い条件で選んだ部活動】

中学校に入った彼が、

最初の部活動に選んだのは「卓球」でした。

活動日が少ないことと、

顧問が若手の厳しくない先生だったことと、

先輩に知ってる人がいたことと、

先輩からのパワハラがなさそうだったことが

決め手だったようです。

そこには、

同じような条件を求めている子が集まります。

その仲間がどっちに向かっていくか。

というと・・・

【ヒマはろくなことにならない】

これは後からわかったことですが、

好奇心旺盛でまだ自制が効かない子どもが、

見守る目や管理される時間が少なく、

自由をもてあますことは、

いろんな危険をはらんでいると思います。

活動日が少ない部活動。

塾通いのない生活。

家に帰っても誰もいないさみしさ。

そこに加えて、

あたしたち夫婦は「ゲームはよくない」

なんて価値観を持ってしまっていたので、

誰もいない家に帰っても、

彼にはすることがないのです。

外に出ればたむろう仲間は決まってきます。

同じようにヒマでさみしい子どもたち。

向かう方向がどういうことかは

普通の大人なら容易に想像がつきます。

あたしはどうしたらよいのかわからず、

だんだん腫れ物に触るような態度になっていく自分を

だめだなぁと思うばかりでした。

でも、自分を責めたって、

息子の方向を変えることなんてできません。

あたしたち夫婦が手をこまねいているところに、

事件は起きました。

【いろいろあったけどセーフ】

事件の詳細は勘弁してね。

さまざま大変なことは起きたけど、

結局彼は2年生に上がるときに卓球部を辞めました。

彼の決断でした。

「このままここにいたら俺はとんでもないことになると思った」

と、後で聞きました。

そして、一転、

学校で一番厳しい先生が顧問を務める

バレー部に入部。

そこには、気の置けない仲間たちが

彼とあたしたち夫婦を迎えてくれました。

練習はとてつもなく厳しかったし、

週末のたびに試合や練習で忙しかったけど、

あたしたち夫婦も彼も、

バレー部に転部して本当によかったと思っています。

【「おかげさま」】

本当に感謝しています。

さみしかった彼の生活に仲間を作ってくれた。

疲れ果てるまで練習する経験をさせてくれた。

周りの大人たちが、彼を見守ってくれた。

あたしたち夫婦でカバーしきれないことを、

仲間のみんなが支援してくれました。

「おかげさま」で、息子は飛行の道に転落せずにすみました。

子育ては、夫婦だけではできないと、

心から実感した息子の中学時代でした。

#子育て


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?