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真の護身とは 《武を超える》



『真の護身が完成したならば危うきには出会えぬ』



漫画グラップラー刃牙に出てくる合気道の達人・渋川剛気の師匠の言葉



また



合気道養新館の塩田剛三は弟子の



『合気道でいちばん強い技はなんですか?』



という質問に



『自分を殺しにきた相手と友達になることだよ』



と言っていたらしい



このふたつの達人のことばから



手刀をこうやってよけるとか



蹴りが来たらこうさばくとか




そういうことを超えたところに




真の武があるという香りがしてならない




強くなるために身につけるであろう技は



その心の成熟と相まって



技を必要としないところまで昇華される



武術の開祖と言われる人たちにはそれがあったのかもしれない



その動きが型として残っていて




それが合気道、中国拳法、太極拳、空手、居合いなど様々な武道として受け継がれる



それをなぞる事である程度は強くなるかもしれないけど



その真髄を捉えなければ型は型のままで終わってしまう




真髄を知っていれば型を知らなくても『それ』になる




その動きはもう武道というくくりを超えているかもしれない



でもただただ息を飲むような美しさがある



その美を掴みたくて人は鍛錬しているような気がする




鍛錬の先に美があると信じて




そうしていつも




ここにある美を見失っている



ふと向かう先を忘れて


ここにくつろいだとき



その美はありありと姿を現す



すべてのものに美をみたとき





そこに自分も対峙する相手も存在しない





護身完成 🌍 (笑)



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