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はじめての下血③

2月2日(木)

目が覚めると、腹痛がないことに
気付いた。
医師の言葉の通り、
抗生物質が効き始めるのは
服薬して2日後の木曜日だった。

かなり体調も回復し、
プリンを食べてから薬を飲んだ。

置きっぱなしにしていたコップなどを
片付けて、洗い物も出来た。
当たり前に過ごしていた日常に
今回の壮絶な痛みを経験して、
動けるだけで感動した。

この日は二日ぶりにお風呂に入って、
身も心もスッキリした。

明日は再び消化器内科に受診する。


2月3日(金)

午前9時ごろ、消化器内科へ行く。

お腹にばい菌があるか調べるために
再び血液検査をした。

しばらくして検査結果が出た。
前回、白血球の数値が13,000だったのが
今回は6,700と正常値に戻っていた。
お腹のばい菌はほぼなくなった。

O-157か虚血性腸炎で間違いが
ないようで、
腸から出血した為、大腸カメラを
受けることになった。

大腸カメラは初めて受ける。
別室で看護師と検査日を決め、
検査前日には食事や飲料などの
制限があり、腸内の内容物を空に
するための液体も飲む。

鎮静剤を使用するため
この日は運転が出来ない。

胃カメラを受けた時も
鎮静剤を使用したが
声は聞こえて、
胃カメラを口から入れられた時は
喉が苦しかった覚えはある。
半分起きてて、半分眠っている状態
だったと記憶している。


そして、昨日2月7日(火)。
やっと通常の便になった。

長い戦いが終わった気がした。
まだ、大腸カメラがあるので
終わってはいないのだが。

しかし、O-157だったと仮定すると
とある喫茶店で食べたサラダと
豚カツくらいしか心当たりがない。

仮に家で食べた物がO-157に
汚染されていたとすると…
かなり危ない。

虚血性腸炎でも、
誰でもなりうる病気らしい。
ご年配の方は特に。


今回は激しい腹痛と
下血という壮絶な経験をしたが、
お腹が痛くない事に喜び、
下血がなくなった事に安心した。
健康であることが、
改めて幸せな事なのだと
身をもって感じた出来事でした。

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