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お祭り男 護国神社祭へゆく

どうも、♪窓の外では井上陽水 声をからして井上陽水 きっと誰かがふざけて 井上陽水の真似をしているだけなんだろう です。

それは冗談でして肝数値高男です。
いや〜天気がいいね〜気持ちいいねぇ〜。6月になったということもあって、あちらこちらでお祭りが開催されていますよ。仕事のスケジュールを見て行けたら行こうかなと思っていたのですが、夜勤明けの日に行けそうな時間帯があったので、昼過ぎから夏祭りの会場に行ってきました。やっぱりお祭りはいいですね。俺はお祭りと、これからの季節が大好きです。美味しいものたくさん食べて、いろんな世代の人たちをピープルウォッチして、太陽の光を浴びて、風に吹かれるのです。と、いつものノリで行く前に、今回のお祭りはとあることをしないといけません。

今回行ったお祭りは、ここ数年本当にひどいニュースで話題になり続けている北海道は旭川市にある「北海道護国神社」にて、毎年6月4日から6日までの3日間行われる「例大祭」でございます。
北海道護国神社の歴史はかなり深く、はじまりは今から100年以上前になります。大日本帝国の師団のひとつとして、北海道の開拓と防衛を兼ねて設置された屯田兵を母体とした「第7師団」で、後に陸軍大将になる大迫尚敏という方が1902年5月5日〜6日の両日第一回招魂祭を執り行ったのがはまりで、その後、8年後の1910年6月には同じく第7師団でのちに元帥陸軍大将になる長上原勇作という方と北海道庁長官河島醇の連名により招魂社建設願を提出。すぐに神社の建設に取り掛かり、1912年5月に建設工事が済み、同年6月4日に落成式を挙行し、翌日5日・6日に例大祭を執行されたのが今でも続いている、ということになります。悪い頭で必死に調べました。

護国神社という名の通り、北海道・樺太関係の戦没者等の国事殉難者を祀られている場所であり、戊辰戦争(1868年)から太平洋戦争(1941年)に至るまでの殉難者が祀られている場所でございます。他の神社とは違い、全国にある護国神社は戦死者、自衛官・警察官・消防士等の公務殉職者を主祭神となり、北海道護国神社の祭神は63141柱におよぶそうです。
戦争がなくなった後の日本に生まれ、学校の授業で遠い昔に戦争があったってのを学んだりもしましたが、それを教えてくれる先生たちも、戦争を経験していない世代でありましたので、自分は完全に平和ボケをしてしまっている世代ではありますが、世界で見ると現代でも戦争というものがあります。

自分の日常では戦争があることによっての原油価格や物価が高騰して経済的に辛いくらいの影響しか受けていませんが、この先どうなるかわからない。できれば経験したくはない、これからも平和な世の中でありますようにという願いと、かつて日本に戦争により命を落とした方々のことを想って、お祭りに行く前に神社にお参りに行きました。

境内にお参りに来ていたのは年配の方がメインで、自分と同世代の方は基本的にはいませんでした。これもまぁ、平和ボケのひとつなのかもしれない。という俺も、護国神社の歴史をデフォルトで知っているわけではなく、インターネットで調べて改めて知識を得ているので、これも平和ボケのひとつです。

ここ数年、世界がどうも騒がしい状況が続いていますので、いろんな想いを抱えてお参りをしたのでした。
お参りの後は、お祭り会場へ。お祭り会場に行ってしまえば、あとはお祭りを目一杯楽しむことに集中します。ここからはいつもの、お祭り男の俺でございます。会場には子供から若者、お父さんお母さん世代、おじいちゃんおばあちゃん世代、何世代なのかわからない世代など、たくさんの人たちで賑わっておりました。北海道護国神社例大祭の場合、神社の敷地でも出店がいくつか出店されていますが、少し離れた「常磐公園」という場所が大会場になっておりまして、公園の中央にある大きな池を囲んで、円形に出店が並んでおります。

たくさんの方が行き交う中、池では若者たちはキャッキャ言いながらボートを漕いで遊んでいたり、楽しげな雰囲気が広がっております。とりあえず腹が減ったので何か食べようかなと出店を見て回ったんですけれども、しかし最近は物価高の影響なのか、夏祭り会場で売ってる食べものの値段がバカ高でございますね。開催場所にもよるかも知れませんが、フランクフルトひとつが800円とかしますから。あとはかなりデカいサイズの豚串が売られていましたのですが、俺の中では居酒屋で500円くらいで売ってるかな?程度のものだったのですが、お祭り会場でのお値段、なんと一本1000円!高ぇぇぇぇ!!!

昔から、「お祭り会場の食べ物は高い!」って思っていましたが、最近ではかつての価格設定でさえもお安く感じてしまいます。
まぁ〜〜〜俺くらいの1時間で6京円を稼ぐような超大金持ちだと鼻で笑ってしまう程度の価格なんですが、そうではない人、特にお金のない学生とか、あんな値段でいろんなもの売られていたら何も楽しめないんじゃないかって思いましたよ。

俺が小学生の時に「友達とお祭り行ってくる!」って言ったら親にもらえる小遣いなんてワンコインの500円でしたよ。1000円もらえた時は最高で「20年暮らせるぜ!」って思ったもんです。
当時の物価をちゃんと覚えているわけでもないし、ぶっちゃけ500円や1000円でもかなり微妙だったのかも知れませんが、当時の俺はそれなりに楽しめたと思います。
でも、今のお祭りの価格設定はどうかしているな。いろんなものが高くなったし、仕方ない事なのかも知れないけれども、俺がガキの頃の小遣いじゃ絶対に楽しめないでしょう。

でも、会場内にはたくさんの学生がいたなぁ。かつてガキだった俺と全く同じ感じで、お祭りを楽しんでいました。あまりの価格高騰で、学生たちの「お祭り離れ」みたいなのがあったら残念だなと思っていましたが、そういうことはなさそうなので安心しましたよ。「お祭り離れ」どころか、最近の学生はめちゃくちゃ元気ですね。そう思えるいいエピソードがありますよ。

遅い時間までいたんですけれども、あたりが暗くなってきた頃、高校生の男の子集団が前から歩いてきたんですけれども、すれ違うときにそのなかの1人が俺と肩がぶつかってしまったんですよ。
肩ぶつかっちゃったんで、反射的に「あ、すみません。」って言ったんですけれども、相手の高校生、なんて言ったと思う?いや・・・「言った」じゃないね。正解は「舌打ち」でございました。

いいね〜〜・・・いいじゃん〜・・・!最近の高校生、威勢があっていいじゃん。若くて元気な証拠だね・・・。いいね〜・・・いいね〜・・・。

・・・は?
何?
なんで?
なんで俺が
なんで32歳の俺が
高校生のクソガキに舌打ちされないといけないの???
なんなの?めちゃくちゃ腹立つんですけれども!!!!!
すれ違って少しばかり経過してきて、ムカムカしてきた!!!

今すぐ道を戻って、高校生の首根っこ捕まえて隅っこに連れて行ってお仕置きをしてやりたい。
でもさぁ・・・32歳の俺が未成年にそんなことをしてしまうと、お祭り会場に設置された臨時交番のオマワリさんの出動案件になるだけじゃないですか。
そもそも、あの高校生がムキムキのスポーツマンだったら、俺が完全に負けてしまいます。
32歳のおじさんが、高校生に一方的にボコボコにされてしまう。これってただの「オヤジ狩り」じゃん!
そう考えたら・・・俺は舌打ちしたクソガキに、何もすることができない!!!!

うわぁぁぁぁぁ〜〜〜〜ん
悔しいぃぃぃぃよぉぉぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜!!!
今、マジで泣いております。
この悲しい気持ちを少しでも消化したいなと思い、今回のテキストのオチ要素として書かせていただきました。
高校生のガキに肩ぶつかって謝って、舌打ちされちゃう32歳の俺、素敵でしょう?


というところまで書いて文字数が3339文字になりましたので今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。明日も元気いっぱいにテキストを更新しますのでその時また会いましょう。 ・・・俺が逮捕されていなければ。

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