ブギウギ ワンダー☆レビュー新冠紀行編#7
どうも、スポーツ刈りにしますか?角刈りにしますか?それともオヤジ狩りにしますか?です。
それは冗談でして肝数値高男です。
楽しい新冠から帰ってきてからは連続勤務という罰ゲームのような毎日でございましたが、やっと休みがやってきました。いつものようにサクサクっと文章を仕上げて夜中0時から朝6時の間にテキストを公開したかったんですけれども、狂おしいほどの睡魔で20時くらいには起きていられないほどになってしまい、少しだけ仮眠をとってテキストを仕上げようと思ったんですけれども、そのまま朝まで寝てしまい、今この文章を執筆しているのは3月28日の朝11時前。お日様が真上にある時間なので下品な表現は完全に封印をし最後まで一生懸命書いていこうと思います。
3月21日朝10時にホテルをチェックアウト。自分の家まで車で移動するととんでもない時間がかかるってのは今回新冠に向かう道中で十分にわかっているので、ホテルを出てスグに家に帰っても到着は夕方くらいです。だからって言ってどこにも寄り道しないで帰宅してしまうような真面目人間ではありませんので、新冠の町中の駐車場に車を停めて少しばかり散歩をすることにしました。
せっかく新冠まで来たってのに、まだ見ていないものがあります。それは以下の2つでございます。
1.海
2.UFO
まずは1の「海」でございます。新冠はデッカイドウを地図で見たらだいたい下の方にある町。南には太平洋が広がっております。自分が住んでいる地域ってのはデッカイドウの北の、海がない地域でございます。「海」を見に車で走らせたとしても、1日の中で行けるのは西の「日本海」のある街か、東の「オホーツク海」がある街でございます。太平洋を見に行くには相当な距離があるので普段の暮らしの中ではなかなか見れるものではありません。
せっかく新冠まで来たのだから、太平洋は見ておきたいものです。
とは言っても、同じデッカイドウの街の海ですから、ぶっちゃけどこで見ても一緒です。というかまだ3月の海なのでめちゃくちゃ寒いし。
とは言っても、昼の時間帯に海の上に太陽がある景色は太平洋でしか見れないです。自分の中に「ホラ、海の真上の太陽があるよ。」と言い聞かせながら海を眺め、精神的に満足してやろうと思ったのでした。
そしてもうひとつ、「UFO」でございます。車で相当な時間をかけて新冠まで移動し「UFO」を探しに行くとは、肝数値高男はオカルト好きだったとはいえ、そこまでのレベルまで行ってしまったか、と沢山の方に褒められてしまいそうですけれども、どうやら新冠町ってのは昔から UFO の目撃談が多く、地域に住んでいる方に聞いても「ああ、普通にその辺にいるよ。」という、俺らの地元で言うところの夕方の公園で子供たちが遊んでいる中にいつも混じってくる、どの世代の人も知っているおっさんくらいレアではない存在らしいです。
街の中はお大きな建物もなく、南側には広大な太平洋が広がっているので、この地域はとにかく空が広く感じます。だからこそ、UFO の目撃談が多いのかもしれません。実際に20日の夜に開催されたスターダスト☆レビューのライブでも、ボーカルの根本要さんが「UFO」を何度もトークのネタにされておりました。
車から降りて、カメラを持ってどんどん南の方へ歩いて行きました。途中、少しでも「面白い」と思ったものがあれば歩みを止めて写真を撮影します。では、そんな写真をせっかくなのでいくつかここに貼り付けておきましょうか。
写真は撮影しては歩いて、を繰り返していたら女性の方が俺を追い抜いて行きました。しかもその方と俺が歩いて行く先が同じで、必然的に俺がその人を追いかけるような形になってしまったのです。女性は止まらずに歩き続け、俺は何度も足を止めているので途中で完全に姿が見えなくなってしまいました。
しかし、たどり着いたこの廃駅で女性の方がバスを待っておりました。こっちはボサボサの髪にやたらカメラで写真を撮影しまくっているブタズラ野郎。自分を客観的に見たら完全なる不審者でございます。ただ散歩をしているだけなのにポリスメン大集合!ってことも考えられます。通報されるまでに廃駅の写真をささっと撮影して退散することにしました。こちらは廃駅での写真でございます。
廃駅からさらに南の方へ向かいます。俺が今向かっているのは「海」の方でございます。地理情報は自分の中には一切ないんですけれども、とにかく南に進めば海が見られるだろうと、狩野英孝さんバリの「野生の勘」を働かせ
ながら南の方へ歩いて行きました。
世の中的にはこの時期は「春」ではありますが、デッカイドウではまだまだ冬。とはいえ、デッカイドウの中では南に位置する新冠町ではすっかり「春」になっておりました。この時期の海は暴風で行くだけで罰ゲームの状態ですがこの日の新冠は穏やかな気候でした。俺がもう少し若かったら海パン着用で・・・いや、スーツ姿のままで海に飛び込んでいたかもしれません。
そんな景色の先に、やっと見えました「太平洋」
波は少々荒かったですが、風が気持ち良く、堤防に座り込んでカバンの中に入っている MacBook を広げて、ここで執筆をすれば俺も本物の note クリエイターになると思ったんですけれども、潮風が本体に当たるのが気になってしまいやめました。
レコードで音楽を聴くエモさを売りにしている新冠町の海で、海に合う音楽を「Spotify」で聴きながら15分ほど過ごしました。最近こういう時間を全然過ごしていなかったのでとにかく気持ちよかったです。もう地元からも住んでいる場所からもかなり遠い場所なのでこのまま失踪しようかなとさえ思ってしまいましたが、重たい腰を上げて車を停めている駐車場まで戻りました。
次に向かう場所が昨日のライブ会場だった「レ・コード館」。ここ数年は Spotify で音楽を聴いているという平成生まれの超ゆとりブタズラ野郎の俺でございますけれども、レコードで音楽を聴くことにすごく興味がありました。って言っても、俺の少ない音楽知識の中での試聴になるので、スターダスト☆レビューの初期作品か、あとはオフコースの無数にある名盤の中から俺の好きな「The Best Year of My Life」という、1984年にリリースされた、4人時代に入ってから一番最初にリリースした男くせぃ雰囲気の、大好きなアルバムをレコードで聴いてみたいなと思い会場に向かったんですけれども、これですよ。
入り口から入ってこれが目に入った瞬間「これは note に書くのにいいオチができたぞ。」と思ってしまった俺はかなりの病気かもしれません。
レ・コード館にかなりの時間滞在するつもりでいたんですけれども、これじゃどうすることもできません。どうしよっかなぁと思ったんですけれども、そのまま車を北に走らせることに。つまりは帰路にむかっているパターンでございます。行きの道中とは違い、コンビニや道の駅などさまざまな場所に寄り道をしました。
中でも「樹海ロード日高」という道の駅に近づいたあたりで俺の膀胱が90パーセントくらいになったので寄ってみました。様々な飲食店が入っているような雰囲気でございましたが、祭日の翌日ってこともあったためか、ほとんどのお店がシャッターが閉まっておりました。
実は今回の遠征でもめちゃくちゃ使ったんですけれども、遠くに出かけた時は「Swarm」という、位置情報シェアアプリで訪れた場所にピンを刺して行きます。画面上に表示された GPS のアプリの、自分が訪れた場所にピンを刺していくようなもので、訪れた日付も記録できて、シェアする相手もいないもんだから日記代わりに使っているんですけれども、「樹海ロード日高」という場所にはじめて来たと思ってピンを刺してみると、なんと6年前の2018年3月に同じ場所に訪れていると言う履歴が残っておりました。そんなはずは!って思ったんですが、スグに思い出しました。
2019年に残念ながら解散してしまった「ねごと」というガールズバンドが当時めちゃくちゃ好きで、2017年末に発売されたアルバム「SOAK」を引っ提げてツアーを行なっている最中でした。彼女たちのツアーは2015年の「VISION」ツアーから解散ライブのツアーまですべて参加していたのですが「SOAK」のツアーのみ、いつもの札幌だけではなく帯広にも来たのでした。これは、帯広も行くしかないなと思い、年度末に連休を取って札幌公演を観に行き、翌日帯広までハシゴしたのでした。
「樹海ロード日高」の道の駅をだいたい中心に、東西南北に大きな道が伸びているのですが、この時は札幌から帯広に向かっている最中だったので西から東に向かって走っている時にこの場所に寄ったのだと思われます。
そして6年後の今回、新冠町から道北の方に向かうのに、今回は南から北へ向かって走っている時に寄りました。
前回ここに来た時のことを、昨日のことのように思い出しました。もう6年も前のことかぁ・・・。この6年で「ねごと」も解散してしまったし、世の中にコロナウイルスがバカ大流行していろいろ変わっちまったし、俺は何も変わっていない・・・なんてことを思ってしまいました。
次回、この場所にまたくるのは何年後なのかわかりません。多分、かなり先になると思いますが、その時もきっと好きなバンドのライブを観に行った時なんじゃないかなと思います。その時にまた、この日のことを昨日のように思い出すんだろうなぁ。今から楽しみで仕方ありません。
その後も意識的に寄り道を繰り返し、家についたのは夜の19時でございました。3月20日の朝9時に出発し、戻ってきたのは3月21日の19時。車の合計総距離数は約500km。3日休みを取っていけばもう少しゆっくりできたのではないかと今更反省しちゃったりしておりますが、楽しい2日間でございました。
家に帰ってきてからいろいろ考えたのですが、今回車で大移動して新冠まで行ったけれども、例えば飛行機を使って道外のライブに遠征に行った場合、朝イチの飛行機で現地入りして、ライブを観てホテルに泊まって、翌日も朝イチの飛行機でこっちに帰って来れば、実は昼過ぎに家に戻って来れるってことに気づいてしまいました。そうか、新冠は東京よりも遠いのか。なんだか不思議な感覚に包まれてしまいました。
来月は旭川、札幌。そしてつくもひふみくんとカチンくんと3人で釧路公演を見に行きますが今から楽しみで仕方ありません。あーあー、早く来月になってくれないかなぁ。・・・おっさんだから一瞬で当日になるんだろうなぁ・・・ガツーン!
●ブギウギ ワンダー☆レビュー 新冠紀行編 完
というところまで書いて文字数が4680文字になりましたので今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。明日も元気いっぱいにテキストを更新しますのでその時また会いましょう。 ・・・俺が逮捕されていなければ。
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