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ブギウギ ワンダー☆レビュー新冠紀行編#5

どうも、疲れてボーッとした状態で ATM 操作していたら間違って地元の皮膚科の診察券を入れちゃったけれども、何故かお金が引き落とせちゃったのだが俺の口座どうなっているんだろうスペシャルでございます。

それは冗談でして肝数値高男です。
スターダスト☆レビューのアコースティックライブを観に新冠町まで1人で行った話を書き続け今日で5日目。新冠に行った日から早いもので1週間が経過しようとしております。楽しい新冠紀行から帰ってきてからはほぼ仕事という、しょうもない毎日でございます。本当は新冠に行ったあの日のような楽しい毎日であれば最高なんですけれども、なかなかそうも行きません。せめて連続勤務の合間にこの日のことをこんなふうに書き起こして、楽しい気分を少しでも思い出せるようにしたいなと思います。では、前回の続きでございます。

16時30分、ついに開場の時間がやってきます。ちょうど開場時間に駐車場に車を停めます。正面の「第一駐車場」はすでに満車状態だったので、開場裏の「第2駐車場」に駐車し、歩いて会場へ。
今まさに開場されたばかりの会場入口では物販コーナーの隣に、会館が自主的にスターダスト☆レビューの初期のレコード作品の展示を行なっておりました。これが本当にすごい。スターダスト☆レビューは全国とんでもない数の会館を回っていると思いますが、レコードを展示するってのは全国どこを探してもここ「レ・コード館」しかないでしょう。

シングルで言うと1981年のデビューシングル「シュガーはお年頃」から「夏のシルエット」までのシングルが展示されておりました。自分の中で勝手に、アナログ版のリリースは1988年の「Stay My Blue-君が恋しくて-」までで、1989年の「Northern Lights-輝く君に-」からは8cm シングルになったのだと思い込んでいましたがこの場所で「Northern Lights-輝く君に-」と、さらにその次の「夏のシルエット」のシングルもアナログ版が存在していることを知りました。
この頃はものすごい勢いで世の中の音楽コンテンツが CD 化の時代だったので、アナログ版と 8cm シングル版 両方でリリースしていたのでしょう。
アルバムの方はファーストアルバムの「STARDUST REVUE」から1989年リリースの「In The Sun, In The Shade」までがアナログ版でリリースされております。

こう見たらレコード版が販売されていたのは1980年代=昭和 の時代で、1990年以降=平成 から CD で音楽を聴く時代に移り変わっていきました。そして現在では2020年の年明けに発売した「ちょうどいい幸せ」からはついにデジタル配信限定のシングルなんてのが登場してしまいました。これも2020年=「令和」の時代に入ってからなので、もしかしたら「CD」で音楽を聴く時代ってのは旧世代扱いになりつつあるのかもしれません。

さすが40年以上ものキャリアのあるスターダスト☆レビューの場合、歴代の作品の形態が時代によってどんどん変化してきます。ひとつのバンドでレコードからデジタル配信まで様々な形態があって、しかも現在進行形で活動しているのは世界的に見てもかなり希少なのではないでしょうか。

「レ・コード館」なので、展示されているのはレコード作品のみ。しっかし、今現在のスターダスト☆レビューしか知らない人からしたら当時のジャケットはかなり新鮮なのではないでしょうか。旧メンバーの三谷泰弘さんも写っているし、しかも当時のトレンドの影響か、メンバー全員が肩パッドスーツ着ちゃっているし、ボーカルの根本要さんなんか当時リーゼントにサングラスですからね。今の容姿とギャップが半端ありません。

物販のコーナーではスターダスト☆レビューの楽曲がずーっと鳴っております。これは不思議なことではないんですけれども、ただあまりにも昔の楽曲しか流れないので、もしかして?と、音の鳴る方を確認してみると、思った通り、「レコード」を再生しておりました。

俺くらいのマニアになると、曲順でどのアルバムを再生しているかがわかります。1987年にリリースしたアルバム「SUPER DONUTS」のレコードが再生されておりました。俺がレコードの展示を見ている頃、ちょうどオープニング部分が終わり3曲目の「君のために・・・」の美しいエレピの音が鳴り響いてすごくいい感じの雰囲気になっておりました。あのエレピの音最高だよなぁ・・・。俺はキーボーディストではないので、音色とか鍵盤系の機材のこととか詳しくわかっていないんですけれども「YAMAHA DX」系っていうんですかね?あの音を聴くと「1980年代感」がブリブリに出ていいですよね。そして間奏のあの泣きのギター!くぅぅぅぅ!!たまりませんわね!!!
「君のために・・・」が鳴りびく「レ・コード館」は1980年代感に包まれていました・・・って書いてはみたんですけれども1980年代感って、とんでもねぇ〜日本語でございますね!というかウルトラ多分ですが今日のライブで「君のために・・・」絶対に歌わなさそう。

16時50分過ぎに着席。今回の席はファンクラブのチケット先行販売で購入したということもあり1列目。1列目を確保したのは2017年の「UHBライブ」の時以来なので7年ぶりでございます。
メンバーの距離が近くて嬉しいっちゃ嬉しいんですけれども、これ1列目でライブを体感した人ならばわかると思いますが、実は1列目ってライブ中、アーティストと全然目が合わなくて妙な距離を感じてしまうんですよね。そんでもってステージ上のセットや照明の演出などが近すぎてちゃんと楽しめなかったりもします。近すぎるのも実はいろいろあったりもしますよって話なんですけれども、しかしまぁ、たくさんのお客さんがいる中での1列目ですので、感謝でございます。

ライブ具体的な内容なんですけれども、大変に申し訳ないのですがツアーがまだ行われている最中ですので、セットリストや構成にまつわる、いわゆる具体的な「ネタバレ」についてはツアーが完全に終了した後に改めてテキストにさせてください。

しかしまぁ、今回のライブはすごく良かったなぁ。
【スターダスト☆レビュー ツアー 2022~24 「ブギウギ ワンダー☆レビュー」】という、基本の太いツアーをやりつつ、野外の会場限定でホーンセッションを加えた【スターダスト☆レビュー ツアー 2022~24 「ブギウギ ワンダー☆レビュー」 野外編】というのも行い、そして今回俺が見たのは【スターダスト☆レビュー ツアー 2022~24「ブギウギ ワンダー☆レビュー」ア・カペラ & アコースティック編】になるんですけれども、やっぱり「アコースティック」というだけあって、楽曲もそれ用にアレンジされています。
これは決して「マイナス」に削られたアレンジということではなく、「アコースティックアレンジ」として曲が別方向に成長しているのです。当然「同期音源」なども使うことのないライブなので、スターダスト☆レビューというバンドの演奏技術の高さを一番体感できるのはこの「アコースティック」編のライブなんだと思っております。

そういう編成であるのと、会場がかなり小規模だということもあり、メンバーとお客さんの距離がやたらに近く感じ、根本要さんのトークは明らかにお客さんたちと「対話」に近いような雰囲気でした。ライブの雰囲気の流れがその瞬間その瞬間で作られている、まるでライブハウスでのライブを楽しんでいるかのような、いい雰囲気のライブでございました。スターダスト☆レビューは過去に北海道に何度もアコースティックライブをしに来てくれております。旭川や札幌、函館などの大きな街は普段のツアーでも来てくれるんですけれども、そうではない全道各地の小さな町にもこうやってたくさん回ってくれる。だいたいのアーティストってのは札幌でのライブを1回やったら「北海道公演」は行なったことになるのですが、やっぱり北海道はめちゃくちゃ広いわけですから、札幌まで行くのにも結構大変だったりするんですよ。しかしスターダスト☆レビューの場合、全道各地のいろんなところに来てくれるので主要都市から離れた場所に住んでいる方からしたらライブに行くハードルが一気に下がります。

例えば仕事がバカ忙しくて遠くまで行けないだとか、体が弱くて遠くの街に行くのがしんどい人など、様々な方がいると思います。しかし、少しでも近所でスターダスト☆レビューが来てくれるのならばそういう人たちも行くことができちゃう。本当にありがたいことだと思います。
かつて AKB48 が「会いに行けるアイドル」だなんて言われておりましたが金払って会場まで行けば会えるなんてのは当たり前のこと。本当に評価されるべきなのは「会いに来るロックバンド」のスターダスト☆レビューなのかもしれません。だって、本当にこんな田舎に来ちゃうんでですから。

興奮してかなりの文字数オーバーになってしまったので今回は一旦ここで切らさせていただきます。

というところまで書いて文字数が3863文字になりましたので今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。明日も元気いっぱいにテキストを更新しますのでその時また会いましょう。 ・・・俺が逮捕されていなければ。

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