福島の秘境〜滝川渓谷遊歩道〜
オットが「蕎麦食べたいねぇ」と申すので
「行って見たいお店があるんだけどそこ行かない!?ちょっと歩くけど!」
「いいよ~」
と提案しオッケーをもらったので後日お天気とにらめっこしつつ準備をし「なんで蕎麦を食べに行くのにそんなに準備が…?」っていう顔をするオットとともにやって来ました福島県。
国道349号線、茨城県と福島県の県境近くにある「滝川渓谷遊歩道」。
福島へ行く際この道を通るたびに、急にポツンと現れる看板が気になってたんですよね。
それで調べてみたら、
全長3km高低差300mの散策路内に四十八滝が連続する阿武隈の秘境
なんですって。
何やら素敵なハイキングコースになっているみたい。
7~8月の猛暑続きで山歩きは諦めていたんですが、渓谷ならば涼しいのでは?
その上、頂上にはお蕎麦屋さんがあるというじゃないですか。
遊歩道入口には駐車場、トイレあり。
遊歩道に入ってすぐに木々に囲まれ綺麗に整備された道が続きます。
川登場。木製の橋と苔むした石が素敵。この橋には「注意!重量制限有り」と書かれていて、2人だし大丈夫とわかりつつもやや緊張して渡りました。遊歩道内に何ヶ所かあって木の橋なので若干揺れる。
橋の向こう側には「滝川神社」
お参りして進みます。
神社からは川のすぐそばを進みます。
遊歩道内は思ったほど涼しくはなかったものの、ずっと木陰が続くのと川のそばということもあって、33度の真夏日でも暑すぎず過ごすことができましたよ。
滝川渓谷には名前のついた滝が7つあり、その1つ目の「おぼろ滝」に約10分ほどで到着。
看板があるのでわかりやすいです。
すぐあとに2つ目の「鋸歯の滝」
名前のついた滝はもちろん、名前のついてない滝もたくさんあるし景色が綺麗で見所だらけ、いや見所しかないって感じでまだ序盤だというのに眺めたり写真撮ったりとなかなか前に進めません。
3つ目の「見返りの滝」
途中、展望台にハート型のような石が置かれていて、その内恋愛のパワースポットになったりして。なんて思いました。
展望台の他にもいい感じのところにベンチや東屋があって、休憩しながら自然を楽しめてよかったです。
意外とベンチがないハイキングコースが多いので、ちょっと腰をかけるところがあるのは助かります。
遊歩道はほぼ木陰になっているのですが2箇所だけぽっかりと日が差しているところがあって、ほんの数メートルだけなのにそこだけ現実を思い出す地獄の暑さでした。
木陰のありがたさよ。
4つ目の「みすじの滝」に到着。
遊歩道には少しの区間に鎖場もありました。
5つ目の「せせらぎの滝」
ここだけいくつも石が積んでありました。
6つ目の「乾杯の滝」
遊歩道や川の中には驚くほど大きな岩がゴロゴロしているんですが、この岩は苔むしていて木も育っていて巨大な苔玉のよう。
どこを見ても美しい。
八丁目に到着です。
いよいよ最後の滝、7つ目の「調子の口滝」
手書きの「キツネのカミソリ」という看板が立っていたので、なんだそれはと気になり少しだけ道を外れて進むとオレンジ色の可愛い花の群生地がありました。
花の名前だったんですね。
引き返して更に進むとこの辺りから道が平坦になってきて、ゴールが近いと感じます。
あちこち写真に撮ったり休憩したり、のんびりと登って約1時間40分、山頂の店「滝川の里」に到着!
こちらのお店は十割手打ちそばが名物の地元住民によって営まれるお店で、ちょっとした直売所や子供が遊べる公園の遊具などもあります。
一番人気の「十割手打ち天ざるそば」を注文。
お蕎麦はコシがあり、野菜天ぷらや衣がカリッカリのサックサクで香ばしく野菜は甘くて美味しい!
この日の天ぷらはナス、いんげん、人参、かぼちゃ、舞茸でした。
お蕎麦も十分な量で嬉しい。
お蕎麦屋さんの普通盛りって食べ足りないことが多いので…パスタでもあるある。
席は店内と外にもたくさんあり、川を眺めながらいただけます。
もちろん外を選択。
滝川の里へは車で来ることもできるのですが、下から歩いて登った後にいただいくお蕎麦は格別だと思います。
敷地内には色とりどりの紫陽花が咲いていて「真夏に紫陽花!?」と驚いたのですが、調べてみたら紫陽花って9月ぐらいまで咲いているものもあるんだそう。
紫陽花が咲く中、もみじが赤く色づいて見えるところがありました。
滝川渓谷は秋の紅葉シーズンがまた見事だそうで、ぜひまた来てみたいです。
食べた後は来た道を引き返して下山。
駐車場に出た途端にムッ…とした暑さに包まれ一気に現実に引き戻されました。
ほんと~に素敵な遊歩道で写真を撮りすぎたしブログを書くのに選ぶのも大変でした!一記事の上限目一杯、30枚投稿したの初めて。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?