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私が英語を教える本当の理由

自分の仕事や大切なことについて、「Why?(どうしてそれをしているのか?)」という理由を考えることは、とても大切だと私は思います。

Why?を考えると、自分の内側から湧き上がる「これをやりたいんだ!」という気持ちと繋がることができるので、そこに対するエネルギーやモチベーション、取り組み方が全く違ってきます

自分の大切なことには、本質的な意味があることを知って取り組んでいると、外側の他のことに惑わされることなく、自分軸を持って、そこに向かうようになります。だから、願った未来に近づいていくスピードが確実に違います。

TED史上最も多くダウンロードされたサイモン・シネックさんの「Whyから始めよ!」と言われるプレゼンがあります。

この頃無名だったサイモンさんは、このプレゼンで、人を動かす偉大な企業や人物は、「Golden Circle」というシンプルなパターンに基づいて行動していることを明確にして、世界中で一躍有名になりました。

例えば、Appleが成功しているのは、「現状に挑戦し、違った考え方をする。それが私たちのビジョンです。」というWhyから始まった経営をしているからなんです。

その「Why」を軸にして、今までになかったような美しくてシンプルにデザインされた製品を作って、Appleは現状に挑戦しているんです。その「Why」に共感した人がファンになって、Appleの製品を買っていくんですね。

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Golden Circleでは、「What(何をするのか)?」や「How(どうやってそれをするのか)?」ではなく、常に「Why (なぜそれをするか)?」にフォーカスしていくところがポイントです

自分だけではなく、周囲の人も、この「Why」に惹かれて物を購入したり賛同したりするんです。「Why」には、軸やメッセージ性があって、人を引き寄せるパワーがあるんです

これをもとに、私も自分が英語を教える「Why?(核心の理由)」について考えてみました。

1.日本を元気にハッピーにしたいから。

私は、半生以上を海外で過ごしてきましたが、日本が大好きです。人々の優しさ、礼儀正しさ、真面目で一生懸命なところ、きれい好きなところ、チームワークの良さ、センスの良さ、精神面の強さなど素晴らしい面がたくさんあります。

世界中のどんな美食よりも、やっぱり納豆・梅干し・焼き魚などの日本食が健康でかつ美味しいと思っているし、日本列島各地で、多様な特徴があるところ、四季の移り変わりを楽しめるところ、温泉などのお風呂カルチャー、ウォッシュレットなどのトイレ、お布団や畳や日本庭園など、好きなところだらけなんです。

日本から出て、外から日本を見てきたからこそ、日本についての客観的な理解が深まったんだと思います。きっと一般の日本人が当たり前だと思っていることにも、感動・感謝を感じることができるような感性が身についていると思います。

でも、ほとんどの日本人は、そんな素晴らしさを自覚しておらず、イキイキと自分らしく楽しく生きている人が少ないなぁと感じてきました。

特に朝通勤や通学で駅に向かう人々や学生の方々などを見ていると、あんまり幸せそうだったり、元気そうには見えません。みんな何かしらのストレスを抱えて、我慢して、魂が抜けたように、職場や学校に向かっている気がしてなりません。

英語を学ぶという経験を通して、日本人の皆さんがこの国の素晴らしさに気づいて、この国に生まれ、この国に生きていることに喜びを感じてくれればいいなぁと思います。世界に対しても、自分をへり下さず、自信を持って接して、日本の良さをアピールできるようになって欲しいのです。

海外での日本のイメージは良く、私が日本人だと知ると、とっても良くしてもらったことばかりでした。ずっと日本に住んでいて、他の文化に接する機会が無いと、日本文化はどんな特徴があるのか気づかない人が多いかも知れません。

英語を使って世界中の人々とコミュニケーションをすることで、日本の良さに気づけます。そして、日本人だということに自信を持って元気に生きていってもらいたいです。

間違えても良いから勇気を持って、英語を話しながら世界と繋がり、可能性を広げて元気にハッピーになって欲しいのです。

まあ、色々大それたことを言いましたが、あくまでも私ができるのは私のことなので、ハッピーになるのは私です

私が自分らしくいて、元気でハッピーにイキイキと暮らしていたら、そんな影響が周りにももたらされるんじゃないかと思っています。だから、私は英語を教えています。

2.「もっと楽しくて深い学び方」があることを広めたいから。

戦後から今までの日本の社会は、ロボットのように従順に国や会社などの命令に従い、一生懸命で、忠実で、色々なことをマルチにできるような人材を作ることが生産性につながるので、そこに重きが置かれていたと思います。

教育も、それに従って、個性は尊重されず、画一的で、教えてもらったことをそのまま正確にスピーディーに再現できることを大事にしてきましたよね。私は、小さい頃から、ちょっと個性的な子どもだったので、この日本式の教育になかなか馴染むことができませんでした(笑)。

世界中が消費社会だったバブルの頃には、そういったやり方で、たくさんの物を効率的に生産して売ることで、経済がうまくいっていったため、日本は成功することができたのです。

しかし、「たくさん作って、たくさん買わせる」というような経済優先であった消費社会への価値が大きく変わり始めています。

共存や平等感などの精神性が大切になってきました。変わりたくなくても、環境問題などによってもたらされている変化によって、その価値観は変わらずを得なくなってきていました。

ロボットのようにただただ暗記して、従順で、とりわけて個性もなく、みんなと同じようなスキルを持っていることを大事にしようというのは、もはや古い価値観ですよね。

自分で考えたり、創造したりできるクリエイティブな人、人に共感して助け合い、支え合って生きていける人、時に我慢強く、時に柔軟に問題を解決できる人、多様な価値観を持っている人々とうまくコミュニケーションができる人、が今の社会には求められているのです。

「教えてもらっていないからわからない」とか「言われていないからできない」などという自分で考えたり、応用したり、決断する力をもっと日本人につけて欲しいです。それには今までとは違った学び方が必要なんです

生徒さんがどうやったら楽しく効果的に学べるように、色々試行錯誤したり、工夫しながら、日々レッスンをしています。

海外や日本で色んな方を20年以上教えてきて、何となくどうやったらうまくいくかが、私の中で確立されてきました。

そんな私が提唱する「楽しく学ぼう」っていう教え方が、もっと広められればなぁと思いながら日々教えています。

英語というスキルは、あくまでも「手段」とか「入口」であって、それを学ぶ過程で身につけられる人生にとって大切で普遍的なスキルが、私が魅力を感じている方です。私がそうだったので、「英語を学ぶことで、人生が変わる」と思っているんですね。

まとめ

いかがでしたか?①「日本をハッピーに元気にしたい!」 ②「『もっと楽しくて深い学び方』があることを広めたい!」という2つの「Why」に導かれて、私は英語を教えています。

このように、皆さんも自分のやりたいことについての「Why」を考えてみませんか?「Why」に自分が突き動かされて、自分軸ができ、行動が加速していくと思います!

他の人に喜びを与えるアナタは、きっともっともっと与えられるはずだわん💕