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TAという仕事その4

前回までの投稿はスクールホリデイ中だった。
先週頭からターム3が始まったので、予想はしていたが記事を投稿するのが時間の関係で難しくなった。

今日はTAを始めてから先輩方に仕事についてアドバイスされたことなんかを書こうと思う。

まず子どもたちが何かしてはいけないことをしたとき、例えばテーブルの上に立ったり、人のお弁当に手を伸ばして食べてしまったり。。そんなことが起きた時、まず、NO!と自然に口からその言葉が出てしまうと思う。実際私もこの仕事を始めた時はそうだった。でも、
「Noという代わりに、It's not available(それはできない)、またはStop、と言って」
と言われた。なぜかというと、何がNoなのか、子供にはわからないからだそうだ。
確かにできない、といわれればそうか、と思うし、STOPなら、あ、今はそれをやめるんだな、とわかるだろう。漠然としたものは伝わりにくいのだ。

それから、子供から叩かれたりひっかかれたりした場合、
「I don't like it (私はそれは好きじゃない)」
「Use your gentle hands, または Kind hands(手を優しく使って)」
「Put your hands on yoursel(手を体に付けておいて!)」
と先輩TAが言っていたのでそのままマネをした。

子どもが棚や壁、本棚などによじ登ったりしたら、「やめなさいっ!」
または「降りなさいっ!!」と、普通は大声をはりあげて無理やり降ろすところであろう。でもこの場合、TAとしての子供への正しいアプローチは
「Do you need my help?(手伝ってほしい?)」
「Do you need my hands to get down?(降りるのに助けが必要?」
と言って落ち着いて声を荒げず、手を子供に差し出すと不思議と手を取ってくれて素直に降りてくるのだ。これは本当に不思議だ。
ギャーギャー騒いだり、叱りつけたりすると、100パーセント自分では降りてこない。またはむりやり抱っこして引きずり降ろしたりすることは私たちにとっても腰を痛めたりする可能性があるので危険なのでできない。もちろん子供にとっても無理やり引きずり降ろされる過程で落ちたりすることもあるかもしれない。

それから
「Use your mother's voice(お母さんの声を出して)」
と、仕事を始めたばかりの頃、よく言われた。。私はなぜだか英語になるとなぜか、声のトーンが一段高くなってしまう。お母さんの声というのは子供を注意するときの低くて怖い声、ということだ。この声を出せば、理解力が低い子でも、なんか今自分は悪いことをして怒られているというのがわかるのだ。でもこれは長々と注意してはいけない。はっきり、短くわかりやすく。うちの学校の子供たちは長い内容は理解するのは難しい。混乱して、伝わるものも伝わらず余計事態が悪くなることもあるだろう。このお母さんの声のことは最初に食事の時のおもちゃの件で注意された同僚にすごく言われた。あなたも母親なら言えるだろう、言うのよ!と。。。仕事を始めたばかりの時は私以外のTAが、子供たちを注意するときほんとにドスのきいた声で注意していて自分が怒られているわけではないのにその声がほんとに怖くて毎日びびりまくっていた。


その他に、
「Let them do it. (自分でやらせて)」
つまりは、甘やかすなということである。ついつい手伝ってしまう私はよく注意された汗 手伝わないようにあなたの手をポケットにいれておいて、ともよく言われた。もし、難しく、悪戦苦闘しているようなら、
「Do you need a hand? Do you need my help? (手伝ってほしい?」
と聞いて、助けが必要ならそうするし、子供がやりたいならやらせる。

気を付けないと思わず素が出てしまってNO,と言ってしまったり、降りなさいとか、思わず助けてしまったりする。自分の言葉、行動が子供たちにどんな影響があるか、どう伝わるかそしてそのことによって出る結果も考えて行動しなくちゃいけないなとこの記事をかきながら改めてしみじみ思った。

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