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琵琶への興味の変遷 その3 〜東南アジアや中東で琵琶に出会う

やっぱり日本の琵琶って、カッコいい

私がカッコいいと思っていた琵琶は、薩摩琵琶とその派生琵琶であることがわかった。
「立てて弾く」
「バチがかなり大きい」
という特徴がある。
 
しかし、東南アジアや中東で出会った琵琶は、横に構えて弾く上、バチもないらしい。
なんともおとなしやかな楽器で
「これはこれで悪くないけど、やっぱり日本の琵琶は超カッコいい! 一度でいいから弾いてみたい。どこかに海外普及のために外国に在住している琵琶師はいないものか。次に一時帰国したら体験お稽古に申し込む!」
などと騒いでいた。
第三次琵琶マイブームの勃発である。
 
そこで、例の世界規模のウイルス騒ぎが勃発した。
引き払って帰国したはいいものの、琵琶どころではない。
何しろ当時の日本は、マスクから鼻が出ていただけで犯罪者扱いにされる状況だったのである。
鼻マスクが一人いるだけで、電車は発車せず、飛行機は離陸せず、老舗百貨店では店員が付きまとうという異常事態。

この状況では琵琶のお稽古など、とても無理だろうと、いくつかの琵琶教室の情報はキープしながらも、時は過ぎた。





 


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