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マイナーな世界こそ、スターが必要

私には大学院で文学部に所属していた
経験がある。
 
低レベル大学ではあったけど、
その世界では一目置かれるような教授陣、
いわゆるスター研究者が揃っていた。 
 
彼らはこんな大学で終わる気は毛頭なく、
研究で結果を積み重ねながら、
良いポストが空くのを待っている。
 
彼らにとって、自分の研究室にスター院生、
スター聴講生、スター研究員などを
抱えておくのは大事なことだ。

配下のスターが結果を出せば自分の手柄になり、スターは学部生に憧れられて、院進希望者も増える。
 
近年では、国外の学会や学会誌にて発表を
気軽に出来る外国人の学生を
スカウトする教授が増えた。

マイナーな世界であればあるほど、
スターの存在は重要だと思う。

 
才能のある人、やる気のある人、華のある人は
大事にして、周りが盛り立てていかなければならない。
嫉妬したり、邪魔をするのは愚の骨頂だ。

 
人を惹きつけたり、お金を引っ張ってきたり、
自分たちの世界の存在感を示すには、
わかりやすい実力者が必要なのだ。
 
実際、書籍を出版したり、
コメンテーターをするなど、
私の大学の教授陣は、かなりの成果をあげている。
 
実力や成果は必須だが、オプションとして
門外漢のドシロウトにもわかりやすい特徴が
あった方がいいし、とっつきやすい方がいい。
 
若いとか、美男美女とか、外国人だとか
努力ではどうにもならない特徴もアリだし、

ファッション、トーク、交友関係など
努力でどうにでも出来る特徴もアリ。
 
もちろん、実力はともなってなければならないけど、
可処分時間の奪い合いの世の中で
実力だけでマイナーな世界が注目してもらえるわけもない。


門外漢のドシロウトが見てあげてもいいかな、
と思えるのは、スターだけだ。

 
こんなこともわからず、スター候補を潰すような
脳みそカチカチの権力者とイエスマンしか
いないマイナーな世界には
明るい未来はないと思う。


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