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ボロ財布を持ったおじさん。

皆様、こんにちは! natty(なてぃ)です。


今から7年程前。
当時セブンイレブンでアルバイトをしていた
高校生のわたしが、
アルバイト先での出来事をFacebookで投稿していました。

当時の出来事に
今のわたしがホッコリさせられたので
noteに残しておきます。

そして7年経った今、
その経験談から感じた想いも
残しておきたいと思います。

皆様にもそのホッコリを
感じて頂けると幸いです♫

コンビニ

■高校生のわたしが書いた記事

今日のアルバイト先での出来事。

工事現場の作業着を着た、
”おじいちゃん”といえるくらいの年齢で、
なんだか威勢のいいおじさんが
私のレジに来ました。

飲み物とパンを一つ持って。

隣にいた若い現場の人達からも
飲み物とパンをひったくって
「会計一緒ね!」と。

ポケットから手のひらよりも小さい
小銭入れを出して、
「644円...644円...」と呟きながら
小銭を出していました。

おじさんの持っていた小銭入れ。
チャックを開け閉めするのも大変そうな
使い込んだ小銭入れ。
所々に糸のほつれや穴が。

失礼ながら、
店員としてはよく見る光景。

いつも思うこと。
「何で買い替えないんだろう」

今時、100円ショップに行けば
小銭入れなんてすぐ買えるのに。
破けて小銭が出てくるまで
使うつもりなのだろうか…と、
余計なお世話ともいえることを
いつも考えてしまいます。

おじさんが小銭を出している間に
レジに少しの列ができました。

「悪いね…遅くて!」

おじさんが気にすることではないのに
慌てて出そうとするので

「いえいえ!慌てずゆっくり出してください^^」
と言うと

「この小銭入れ出しづれぇんだよなぁ。
でも死んだカミさんがくれたから
替えられねぇんだよなぁ。
20年近く使ってんだぞ!」
と。


心の中で、
なぜ買い替えないのだろうかと
思っていた自分が申し訳なく思えました。

このおじさんの”カミさん”は
幸せだったのだろうな。


結局、24円足りなくて
若い現場の人達に「悪いな」と言って
足りない分を払ってもらっていました。笑

「あ~…(小銭入れの中を見ながら)
スッカラカンだな」と言って
大声で笑って帰って行かれました。

おじいちゃん

私もそんな素敵な”カミさん”になりたい。

そう思って働いた、ホッコリな1日でした。

また来てくれるといいな。

2013年11月15日


■過去の自分に教えてもらったこと

私の人生のモットーのひとつでもある、

大切な人が大切にしているものを
大切にする。


第三者にとっては
なんの思い入れもない「ただのボロボロな財布」。
でもそのおじさんにとっては
とても大切な「肌身離さず使いたい財布」。

もしそのおじさんが
わたしの家族だったら、
きっと当時のわたしはこう言っていました。

「なんでそんなボロボロのお財布使ってるの。
早く新しいの買いなよ!」

悲しい2

もしこの言葉をわたしが発していたら
おじさんは傷ついていたでしょう。


「大切な人が大切にしているものを
 大切にする」ことは
相手の所有物を大切に扱うだけでなく、

相手の家族、友人、恋人、お子さん
相手の考え方、価値観、気持ち
相手の人生までも
大切にするということだと感じました。

明るさ4

そして、
誰かのことを大切にできるのは
自分自身のことも大切にできているからだと思います。

「みんな違って、みんな良い」

自分と全く同じ人間はいない。

チームワーク


「大切にする」

それは
相手のことをどこまで「受け入れられるか」

そのゾーンを広げれば広げるほど
自分自身の人間力も向上していくと思います。

チームワーク2

そんなことを、7年前の自分から
改めて気付かされました。


自分のことを大事にして
誰かのことを大切にしながら
生きていける人生にしたいですね ♥

最後までお読みいただき
ありがとうございました(*^^*)

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