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不登校の息子と行った海外旅行(2024年8月_タイ編) その1

息子が学校に行かない日が増えている。昼夜逆転、スマホ・ゲームばかりしている。思春期も重なり、言葉遣いが荒く、子育ての難しさに毎日奮闘中。

日々の葛藤、家庭内での騒々しさ、そんな日常から少し離れて、息子自身が新たな視点や価値観を見つけてもらいたくて、父子二人での夏休みの海外旅行を計画。不登校の息子と私が一緒に過ごす中で見つけた気づきや成長の記録をここに書き留めます。同じような悩みを抱える家庭にとって、何か参考になるものがあれば幸いです。


1.今回の旅行について

2024年1月、息子と私の初めての上海旅行を経て、今回も再び父子で旅に出ることにしました。理由はいくつかありますが、最大の要因は、妻が不登校の息子の対応で日々の生活の中でとても疲れていたことでした。そのため、彼女に少しでもリラックスできる時間を持ってもらいたかったからです。

今回の旅行のテーマは「宿無し」です。

20代の頃、私はバックパックひとつで宿を事前に予約することなく、その時の状況に応じて宿を見つけ、交渉しながら旅をしていました。その経験は本当に楽しく、自分を大いに成長させてくれました。
今でも同じように宿無しで交渉が通じるのかを事前に調べたところ、宿屋での直前交渉はもはや通用しないことがわかりました。どうやら、アプリでの予約の方が簡単で安く良い宿に泊まれるようです。そこで今回の旅では、事前にホテル予約をするのではなく、旅の成り行きで「Trip.com」のアプリを利用しながら、宿を予約スタイルにします。

初日ついては、夜間での到着で宿が用意できないとなると、息子も不安になると思ったので、初日と2日目までのホテルは出発前日に予約し、3日目以降は息子と都度相談とすることにしました。

  • 旅行日程:2024/7/31~2024/8/9

  • 利用した飛行機:Air Japan  →2人で13万円

  • 旅行先でのSIM:AIS社のプリペイドSIM(10日間用) →2枚で2,560円

2.初日

今回は旅費を抑えるため、初めてLCC(Air Japan)を利用して移動することにしました。フライトは成田を18:00に出発し、バンコクに22:45に到着する予定です。フルサービスキャリアとは違い、LCCでは機内食が別料金になるので、成田空港でしっかり食事を済ませてから搭乗し、バンコクに着いてから再び何か食べる計画を立てていました。

しかし、出発の30分前になって整備のため遅延が発表され、結局フライトは2時間遅れで出発となりました。そのため、現地到着は24:45となります。
タイ空港→市内のホテルへの移動には電車を考えていましたが、到着が深夜になってしまうため、急遽、新たな移動手段を考えざるを得ませんでした。
深夜のバンコクでタクシーを利用できるのかなど、様々な情報を調べたものの、確実な方法が見つかりませんでした。現地空港のInformationでカタコトでも頑張って英語使って、相談している姿を息子に見せようと思って調べることを止めました。

待ち時間の間、息子と話をする機会がありました。
彼によると、小学3年生頃から自我が芽生え始め、好き嫌いがはっきりしてきたと急に言い出しました。フライトの遅れには苛立ちましたが、普段はあまりしないような話をしてくれたので、結果的には悪くなかったです。

また、飛行機の中で聞けたのが、機内食を楽しみにしていたとのこと。
あと何回一緒に旅行に行ってくれるかは判りませんが、次回の旅行では、飛行機も相談しながら決めたいと思いました。

3.タイに到着

今回はLCCを利用したため機内でビールの提供はなく、前回の上海での入国時の反省も踏まえ、成田と飛行機内での飲酒は控えました。タイに到着後、入国審査をスムーズに通過しました。
息子は、上海旅行の時と比べると、特に緊張する様子はありませんでした。
上海での失敗話は、こちらへ。

今回の旅はバックパックひとつで行くことに決めていたため、手荷物を預ける必要もなく、移動が非常にスムーズでした。
タイ空港に着き、現地のInformationでスタッフに相談したところ、やはり24時で電車は終わっているとのこと。タクシーでの移動が推奨されました。「Grabは使えるのか?」と尋ねたところ、利用可能とのことでした。

深夜の空港でGrabを利用する旅行客

初めてのGrab利用で少し不安でしたが、案内の通りに空港の二階にあるGrabのピックアップポイントへ向かいました。そこには多くの旅行者がおり、Grabの使い方がわからない人たちもたくさんいました。驚いたことに、現地にはGrabの利用方法を教えてくれる人がいて、その方の指導を受けながら、なんとかアプリを使いこなすことができました。
約20分待って車が到着。初めてのGrab利用で手探り状態の中、息子と一緒にあれこれ試行錯誤しながらでしたが、ようやく車が来て乗り込んだ時には、ほっとしました。

4.ホテルに到着

深夜1時過ぎに空港を出発し、30〜40分ほどでホテルに到着。道路は驚くほど空いていました。

ホテルに到着し、無事にチェックイン。

ナサ バンコク

さっそくシャワーを使おうとしたところ、ホットシャワーが出ないことに気づきました。フロントに確認をお願いしましたが、やはりお湯は出ません。部屋を変えてもらいたかったのですが、何故か明日だと言われました。
納得がいきませんでしたが、私も疲れており、言語の壁も感じていたため、とりあえず明日の変更で応じました。

初日のホテル:ナサ バンコク  →2泊で4,500円
写真は、翌朝撮影しました。空港から近い点が良かったです。
もし、ナサ バンコクに泊まるような事があるならば、スタンダードルームよりも、スーペリアルームの方がオススメです。

5.深夜のセブンイレブン

小腹が空いたので、ホテル近くのコンビニ(セブンイレブン)に行きました。
息子は、1つ39バーツ(約160円)のコンビニ弁当の安さにとても驚いていました。また、おにぎりが30バーツ(約120円)なので、おにぎりと弁当が同じぐらいの料金なのもびっくりしていました。

セブンイレブン

弁当を2つ購入し、店員さんに温めてもらった後、ホテルに戻りました。
初日の夜は、そのコンビニ弁当を二人で仲良く食べました。

私は、冷水シャワーを浴びて早めに寝ることにしました。
息子は相変わらずベットの上でスマホ。。。旅行に来てもスマホです。

飛行機の遅れ、初のGrab利用、ホットシャワーが出ないとアクシデントはありましたが、初日から息子と会話する機会が多々ありました。

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