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まだまだ僕は発酵中。(後編)

納豆をこよなく愛し、納豆にもこよなく愛されたい、「納豆マガジン」の編集長の村上のねばです。前回、謎の死を告知して終わりましたが、その続きをお話していきたいと思います。

順調に進んでいっていた自主イベント「納豆巻フェス」が突然のコロナウィルスによって軒並み中止となってしまう事態。これからどんどんやっていこうという時にこの有様でどうにもなりませんでした。まぁ本業でもなんでもないので、いつか収まったらまたできたらいいかぁと軽い気持ちでいましたが、数ヶ月後には本業も失っておりました(笑えない)。


希望の光となったInsta「納豆レビュー」

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納豆巻イベントができなくなった5月頃、何とか納豆の魅力を発信したいと、インスタグラムで毎日レビューをはじめました。日々異なる納豆を探しにスーパーを渡り歩いていく日々。100個くらいまでは味の変化にすら気づかなかったのですが、ある日から突然味の違いに気づくようになっていました。

レビューのポイントは「匂い、粘り、糸引き、かたさ、見た目(外見と中身)」

メーカーによってそれぞれ癖があったり、同じメーカーでも大豆の品種が違うと全くの別物に。もちろん、大豆の大きさによっても違ってきます。発酵食品なので、同じものでも賞味期限間際と余裕をもったものとでも味が違ってきます。納豆って本当に面白いな〜と改めて魅力を再確認できました。


気になる方はこちらから↓

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https://www.instagram.com/mikaramura_natto/?hl=ja


時を戻そう。


本職を失ってしまい、残された希望が僕にはもう「なっとう」しかありませんでした。迷う暇なんてありましたけども。


もう、これしかない。納豆の雑誌をつくろう。

「納豆マガジン」告知2


得意分野でもある紙媒体で納豆を表現しようと思いました。はじめはオリジナリティが存分に出せるzineという形が気楽で納豆メーカーの許可も要らないし、適当に出せて良いのかなと考えてました。今思うと怖いですけど。そんなことを思っているタイミングで出版社「さりげなく」さんと再会しました。

久々だったので、焼肉を食べに行くことに。今の自分の状況をことことまかく話したところ「一緒にやった方がいいんじゃない?」となり出版することに。やっぱり焼肉が良かったのかもしれません。


納豆一筋。

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特に新たな就職先を探すのではなく、ここ半年間ひたすら納豆に集中しておりました。一から納豆企画を考え、新しい納豆を探しにスーパーを巡り、納豆のレビューをする。納豆メーカーに取材をしたり、関西一周の納豆旅にも出かけたりもしました。そんなこんなで、3月に無事完成を迎えました。関わってくださった皆様、本当に感謝、御礼申し上げます。


何とか僕は生きています。納豆がなければどうなっていたのだろう。今日も納豆を混ぜ混ぜする余裕はあります。ありがとう、納豆。


ねば




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