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理想のキャリアは自分が決める。営業から○○に異動した新卒2年目が考えるキャリアとは

この記事はマネーフォワードアドベントカレンダー2019🎄の23日目です!

こんにちは。マネーフォワードの経営企画で働いているたっきーです。
今年のアドベントカレンダーも早いもので23日目になりました。
僕は12月が1年で一番好きです、年の瀬でバタバタする中、ぼーっとしながら1年を振り返るのはとても贅沢な時間の使い方だと思っています。

この1年は僕にとって大きな変化のあった年で、9月に営業から経営企画に異動しました。
新卒入社から2年弱が経ち、この機会にキャリアについて振り返ってみたいと思います。

「俺のキャリアすげーんだぜ!」とか「皆こうするべきだよ!」みたいなことを書くつもりは一切なく、「自分のなかでキャリアってこういうことかな」という話になります。
もし就活中の学生の方や、僕と同世代くらいの方がこの記事を見て、少しでも自分のキャリアについて考えるきっかけになったら嬉しいです。

「キャリア」はあくまでその先の目的のための手段。

僕にとってキャリアとは、「自分が目指すゴールに近付く」と思える仕事を選択することだと思っています。
「○○という職種に就く / ○○という会社に行く」だけではなく、「自分の目的達成のために○○という職種を経験したい / ○○という会社に行きたい」という考えです。
そう思う背景には、これまでの経験が強く影響しています。

これまでのキャリアについて

僕のキャリアを簡単に紹介すると、以下のようになります。
大学1年生 営業 1社目
法人営業のインターン
週4日終電で帰る日々を送る。ここで5歳くらい老けた。

大学2年生 起業
営業代行で資金を貯めようしたが上手くいかず、半年くらいで休業

大学3年生 エンジニア 2社目
フロントエンドの開発見習い

大学4年生 マーケティング(マネーフォワード入社)
「マネーフォワード ME」のユーザー分析やキャンペーン企画

新卒1年目 法人営業
ユーザー向けプロモーションの提案やイベント運営、イベントアプリのディレクション

新卒2年目 経営企画(今ここ)
予実管理や決算発表対応、分析業務など

改めて見ると、この年齢で途中まではかなりブレブレなキャリアでした。

「とにかく成長」を考えた大学2~3年生

大学で営業、起業、エンジニアというキャリアを歩んでいたとき、僕はいわゆる「意識高い系」でした。
自分が「何をしたいのか、何になりたいのか」を良く考えず、とりあえず必要だと感じたことには色々手を伸ばし、結局どれも中途半端で終わることが続いていました。
目的がない中でも、色々やって頑張ることで自分を正当化していたし、周囲にも頑張っていることを知ってもらおうと必死でした。
(ただ、今となってはこの色々やっていたことが活きているなと感じることもあり、悪いことではなかったと思っています。)

考えが少し変わったタイミングが、大学3年生の夏ごろから始めた就職活動です。
最初は「自分の市場価値を上げたい!」という思いで、コンサルやベンチャーを志望していました。
選考自体はある程度進むのですが、以下のような質問になると毎回答えが出ません。

「うちのサービスをどうしたい?」
「うちである必要って何がある?」

結局、「自分の市場価値が上がる会社に入ること」が目的になっており、「その先で何をしたいのか」は見えていなかったのです。

当たり前のように選考に落ちていく中で、自分は何がしたいのかを考え直しました。
そこで出会ったのが今の会社です。
僕がマネーフォワードに入った理由は1つで、会社の目指す方向と自分のゴールが一致していたからです。「すべての人の『お金のプラットフォームになる』」というビジョンに共感し、「この会社で世の中のお金の課題を解決できる個人向けサービスを作りたい」と考えたからです。
もう「自分が成長できるから」という志望理由はありませんでした。

「より目的達成に近づくためにはどうするべきか」考えた社会人1年目

ここだと思った会社に入社できたこともあり、とても良いスタートを切ることができました。新卒で配属されたのは、希望していた個人向けサービス領域での広告営業の部署です。マネーフォワードのサービスを使うユーザーと、お金に関するサービスを運営している企業をマッチングするプラットフォームになることを目指し、オンライン・オフラインでプロモーション支援を行いました。

環境にも恵まれ、1年目の途中から少しずつ結果が出るようになり、任せてもらえる仕事も増え、やりがいを感じていた一方で、マネーフォワードのサービスを利用しているユーザーに対して「自分はどんな価値を提供できているのだろうか」と考えるようになりました。
というのも、ある企業のプロモーションを通じてユーザーに価値を提供することはできるかもしれませんが、僕にとっては「自分で作ったサービス」で世の中のお金の課題を解決したいという想いが強かったのです。

組織への貢献という部分でモチベーションがあったため、今いる組織が嫌だったわけではないのですが、「どうしたら自分の目的により近づくことができるのか。」を考えるようになりました。

社内異動制度「チャレンジシステム」への応募

そんな中、キャリアチェンジのきっかけになったのは社内の「チャレンジシステム」という制度でした。「チャレンジシステム」とは、おおよそ半年ごとに行われる社内公募の異動制度です。
当時、自分でサービスをつくって価値を提供するためにエンジニアになろうかとも思い、プログラミングの勉強もしていましたが、結果としてこの制度を使い経営企画へ異動することになりました。
新卒1年目の話を踏まえると、一見サービスからより遠ざかるように思える部署ですが、以下のような理由から異動を決断しました。

・各事業部の数字を見て、どうしたら会社が描くビジョンを達成できるか全社視点で考えることは、後のサービス作りやサービスのグロースに活きると思ったから
・新卒〇年目とかは関係なく、自分のゴールに向かって近付ける可能性がある中で、チャレンジするタイミングが今だと思ったから

何人かの方には異動することについて相談しましたが、異動すること自体を「どう思いますか?」と聞いたことはありません。自分のキャリアは自ら決めるものだと思っているからです。

また今回、経営企画に異動したことを、これまでと比較して「キャリアアップした」とは考えていません。
あくまで自分が「○○の仕事に就きたい」ではなく「自分のゴール達成に近づくにはどうするべきか」を大事にしたかったからです。

経営企画に異動してから

異動してからは各部署の予実の確認や、決算説明資料作成などの業務を行っています。部署のメンバーはスーパーマンばかりで、慣れないことも多く課題ばかりですが、それでも今の仕事に対する充実感は非常に大きいです。
また、これまで経験してきたマーケティングや営業で学んだことが活きる場面もあり、色々やってきたことは無駄ではなかったな、と感じます。

最後に

長くなってしまいましたが、僕の「キャリア」への考えについて書かせてもらいました。
「キャリア」は自分の目標達成に近づくための手段である。と僕は考えています。
是非皆さんも、今年の自分のキャリアがどうだったか、来年はどういったキャリアを歩んでいきたいのか、年末年始に考えてみてはいかがでしょうか。

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