英語習得の「U字型成長曲線」って……
こんにちは。英語学習Webライター・兼・英語学習研究者のなっつるんです。
今回は、よく英語学習の「伸び悩み」と結び付けて挙げられる「U字型成長曲線」の話です。
「U字型成長曲線」とは、ざっくりいうと、
①学習の最初は英語を正確に使えるけど、
②学習の半ばは正確性が落ちて、
③最終的にまた正確に英語を使えるようになる
という現象です。
なぜそんなことが起こるかというと、
①最初は素直に丸暗記した内容を話すから、ミスが少ない。
でも、②学びの途中、新しい内容にいろいろ混乱してミスが多くなる。
ただ、③最終的に知っている内容と習った内容が統合されて、正確に話せるようになる。
……ということらしいです。
「U字型成長曲線」は、言語習得だけでなく、「学び」全般でみられるなん現象だそうです。
ただ、個人的にこの考え方、しっくりこないんですよね。
そもそも入り口と出口が同じなのは不自然。
途中経過も。あんなにべっこりへこむなのものか。
私自身は、英語を「学習」という形より「習得」に近い形で身につけたので、余計にピンとこないのかもしれません。
大学の言語学研究室で、突然「英語なんて使えて当たり前」という環境に投げ込まれて、あっぷあっぷしながら身につけたので。
自分の英語スキルが伸び悩んでいるかどうか、考えたこともありませんでした。
そういうわけで、今私が直面している最大の「学び」である、「麻雀」に置き換えて考えたのですが(笑)。
確かに、「あれ?私、麻雀むしろ前よりヘタになった?」と思った瞬間はたびたびありました。
父に麻雀を教わっている一方で、Mリーグ(麻雀プロリーグ)で繰り広げられる戦略とのギャップに直面した時が顕著でした。
麻雀ゲームで「なんとなく勝てなくなった」のです。
その現象の正体が当時はよく分からず、釈然としないまま、麻雀を続けていました。
そのうち自分なりの「軸」みたいなものができて、一皮むけた感じなのですが。
ちなみに、この「謎の伸び悩み」は、一度ならず何度もありました。
……英語学習の話に戻りますね(笑)。
私は、英語学習におけるスキルの伸び方は、「U」ではなく、「階段状」のイメージでとらえています。
右ナナメ上に向かってスーッと伸びていくのではなく、①いくら勉強しても全然スキルアップの実感がわかない「平ら」な時期を経て、②ある時期に突然グンとスキルアップを実感する、その繰り返しです。
ただ、もしかしたら、階段の踏み台部分は平らではなく、少し真ん中がへこんでいる(なだらかなU字型をとっている)のかもしれませんね。
あるいは、英語学習スキルはたくさんの「U」が複合した物なのかもしれません。
そうすると、「あれ?むしろ退化した?」と錯覚してしまう時期はたくさん出てくるのかもしれません。
とりあえず、「勉強してもなかなかスキルアップが実感できない」「むしろ退化したように感じる」というのは、残念ながら「よくあること」のようです。
一応、そう知っておくだけでも、少しは違うのではないかと思います。
いずれにしろ、大切なのはめげずに学習を続けることです。
私は、めげずに英語学習を続ける人を応援するような記事を、1本でも多く発信していきますね。
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