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漫画で読破シリーズ。ヴェニスの商人

読んでみました。
漫画で読破シリーズ。何冊か読んでみようと思って読んでます。

一冊目は「ヴェニスの商人」読んだんですが、
面白さがあまりわからなかったんです。

シェイクスピアの作品で、有名なのは知っていました。
シャイロックっていう金貸し。
基本、世間様から嫌われています。
金貸し自体が嫌われる環境なんでしょうかね。

で、シャイロックは、自身を嫌ってる商人に、金を貸します。
返せなかったら、身体を切り刻む。体の肉を1ポンドもらう。
っていう条件付きで。

で、その商人。金を返せず期限が来て、何か裁判してましたね。
で、誓約書どおり、体の肉を1ポンド切り刻んでもらう!!
ってなりかけたんですが、何か商人の味方の裁判官が、
「切り刻んでもいいけど、血を流したらあかん。血を流したらお前が死刑」
みたいな感じの、一休さんもびっくりの謎の頓智をひろうします。

で、嫌われ者のシャイロックは、それにギャフンとなって貸した分の金も返してもらえず、全てを失ってしまうと。

いや。何てひどい・・・。
かわいそう。シャイロック・・・。

この名作。シャイロックの可哀そうさを味わう作品ですよね?
主役は商人側な気もしますが、商人側に僕は一切共感できず・・・。
いじめ構造の原型を見た気がしました。
あと、読後感としてはなんでしょ。
古畑任三郎で、古畑任三郎よりも、犯人を応援したくなる気持ちに似ています・・・。商人側が主役とすれば。
これはそういう名作なんでしょうか・・・。

まあ、確かに!ガチで肉を切り取ろうとする方もアレですが・・・。
ただ商人、金返せよって話だし。お前、契約したんだし。
ま、金貸しも金が裁判の途中で間に合ったっぽいので、それで意地はらず手を打っておけばよかったでしょうが・・・。
それだけ普段の恨みで頭がまわらなくなったんでしょうね・・・。

「血の一滴もゆるされてはいない」
今思えばどっかで聞いたことあるセリフではありますね。

とりあえず、名作、一つ読破しました。

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