鬼太郎?
2024年1月6日かな?
新宿の本屋さんで1位だった文庫本です。
え?
って思いました。
しかもビニールで閉じられて、軽くパラパラとめくれないようになってます。
水木しげる。
小説も書いてたのかな?って思って購入。
購入する際、平積みにしてるところにも鬼太郎がおり、「1人1冊まで」って書かれてます。
?何か特典でもあるのか?と思いながらレジへ。
特に何の特典があるわけでもなく、読んでみました。
…。漫画でした!!
なんだろ?なんで鬼太郎が1位??
映画の影響でもあったんでしょうか…。
復刻版のようなものなんでしょうか…。
あ、そうそう、映画、面白かったです。
〜〜個人的ハイライト〜〜
①下ネタはあるが、わりと直接的。
鬼太郎の漫画は子供の頃に読んだことがあります。
確かに、その頃読んでたのとは違い、人間社会に暮らしてて妖怪、宇宙人騒ぎが起きていく感じです。
で。確かに下ネタはありますが、ほんと幼稚園くらいの子供、特に男の子がち◯ち◯!!う◯こ!!
って叫ぶくらいの下ネタです。
なんていうか、いやらしさはない感じです。
まあ、下ネタは下ネタで、好き嫌いはわかれそうです。
②終わりがあっさり
基本1話完結です。
この時代の漫画家さんの特徴なのか、水木しげるの特徴なのか。
意外と終わりが「え、こんな終わり方?」
ってのが多かったです。
子供の頃の記憶なんであやふやですが、手塚治虫や藤子不二雄の作品にもそういうのがあった気がします。
メインのストーリーを描写して、最後はサラッとフワッとしめるみたいな。
少し古いですが、ミルクボーイの漫才。
コーンフレーク。
コーンフレークやないかい!
じゃ、コーンフレークとちゃうか〜…。
ってやつ。
あれも、おかんが好きな朝食って結局何やったかわからんまま終わりますよね。
あんな感じです。
③妖怪たち。
人間の抑えきれない欲望や絶望の数々。
それらを妖怪や宇宙人に見立ててストーリーが展開されていきます。
いろんな妖怪や宇宙人がでてきて、鬼太郎はそれと対決する!!って感じがあまりなく、なんかしっかり巻き込まれてます。笑っちゃうくらい。
その後、なんかいつの間にかサラッと解決するってパターンが多いです。
ちなみにこの青春時代編では、性欲や金銭欲に特化してる妖怪が多いです。
鬼太郎も、目玉の親父も、何しとんねん!ってところがチラホラあり、それが面白いです。
きっと、最近のアニメの鬼太郎では見せられない鬼太郎たちだと思います。
〜〜〜〜まとめ〜〜〜〜
こちらは映画のお話をしようと思います。
目玉の親父が、目玉の親父になる前のお話です。
なんでも、アニメのゲゲゲの鬼太郎とリンクしてるそうですね。
日本の経済に絶大な影響を持っている、哭倉村にたどり着いた水木。目玉の親父。
村のドンのお葬式に参列する名目で、哭倉村に到着した水木。
妻を探して、気配をたよりに哭倉村にたどり着いた目玉の親父。
2人はドンの後継ぎ争いに巻き込まれていきます。
右往左往しながら、村の真実を暴いていくお話です。
色々見どころは多かったです。
タバコの描写の多さに昭和を感じたり。
水木と目玉の親父の友情に尊さを感じたり。
目玉の親父の強さに驚いたり。
鬼太郎の服、ちゃんちゃんこの秘密を知れたり。
最後、水木が鬼太郎ベイビーを抱きしめる姿を見て、原作とは違う感じにウルッときたり。
ま、色々ありましたが。
個人的には幽霊族への虐待が印象に残りました。
人間の欲深さ、残酷さ、狡猾さをここまで端的に表す事ができるのかって感じで。
仮にリアルに考えます。
人間が妖怪を支配することができたなら…。
幽霊族の秘密を知れたなら…。
絶対、実際に映画のような事をするだろなと。
実際、鳥相手にはやってますしね。
村の人たちも。
よく考えりゃ、村出たとこで逃げ場あるんかと。
色々味わい深かった作品でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?