裏山ピクニック。韓国のテイクアウト文化
アンニョン!
韓国の美味しいもの語り、アンニョン食堂です。
我が家はソウルの端っこにあって、
近所に大型スーパーもなければ、地下鉄駅もない。
だけど、裏にちっちゃな山がある。
木が生い茂っていて、散歩道もあるし、木々の中で子供達の遊べる場所もある。
おっきな公園もある。
都市の自然が少ない場所に住んでいると心がパサパサしてしまうけれど、
ソウルなのに自然に囲まれたこの場所をとても気に入っています。
晩秋から初夏にかけては、山がとても気持ちのいい時期。
いい天気に思わず誘われて、山でご飯を食べたくなります。
先日も、とてもキレイに晴れていたので夕方から山に行くことに。
お弁当とか、重箱とか、そんなのを作っていけたらかっこいいし健康的なのだろうけど、それをすると作った時点で力を使い果たしてしまうので、
ダメです。
こういう時は、定番のテイクアウト。
韓国はテイクアウト文化がとても発達しています。
大体のものは、お持ち帰りにできる。
各種チゲ類、麺類、トンカツやフライドチキン、中華料理、豚足、冷麺、キンパ…
中でも野外ごはんでよく利用されるのが、キンパとフライドチキンでしょうか。
キンパの店もチキンの店も、どこにでもあるので、
近所でサッと買ってくれば熱々のうちに食べられる。
この日は、近所の小さなローカル市場の飲み屋さんで美味しいものを買い、
すまし汁を魔法瓶に詰め、
大根なますや野菜スティックなども準備して出かけました。
飲み屋さんで買ったのは、キンパとトッポッキ、エビチリ、キムマリ。
ここのキンパは具沢山の太巻きで、たくわんも無着色のを使ってて、
材料の新鮮さが感じられます。
減塩ハムキンパ、ツナマヨキンパ、カニカマ野菜キンパを買いました。
それから、ふっというどんのようなヌードルトッポッキの明太クリームソース。
エビチリは、生野菜の上に大きなエビ天を乗せ、上からチリソースをかける。
女の子の名前みたいなキムマリは、
海苔に太い春雨とチーズを巻いて揚げたもの。
料理が冷めないうちに、子供たちとえっちらおっちら山に登り、
人のいないところで晩ごはん。
わたしはビールも一本ちびちびとやりながら。
少しひんやりする山の中で、
魔法瓶から紙コップに注いだすまし汁がほんわり湯気を立てる。
このところ空気もきれいなので、春の新芽や草のいい香りが混じった空気を
たっぷり吸い込みながら美味しいものを食べ、
食べ終わったら暗くなるまで遊んだりのんびりしてから、山を降りる。
思い立ったらテイクアウトの助けを借りてすぐにできる、韓国式のピクニックです。
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