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地球を想って始めたことのひとつ。食品ラップから蜜蝋ラップへの移行レビュー。

さよならラップくん。
私、、、他に好きな人ができたの。


彼は蜜蝋くんっていうのよ。


自然体で、飾らなくて、未来が明るい人なの!


物語をつくるとしたらこんな感じで始めようかな、なんて思ってましたが
ちゃんと情報をお伝えしたいのでやめます。失礼しました。


私は蜜蝋(みつろう)と綿の布で、食品ラップ(以下、ラップ)の代わりを手作りして実際に生活に取り入れてます。蜜蝋ラップとかBEESWAX WRAP(ビーズワックスラップ)、エコラップなんて名前で呼ばれています。正直に言うとラップに劣るところはやっぱりあります。でも魅力的なところも色々あるんですよ!


>ざっと作り方

蜜蝋ラップはお好みの大きさに切った布に蜜蝋を熱を利用して溶かしてコーティングするように作ります。

材料:蜜蝋、綿布、クッキングシート、アイロン
1. ①クッキングシート、②布、③蜜蝋、④クッキングシートの順で並べます。
2. 蜜蝋を布からはみ出ないように適当に散りばめます。
3. アイロンを動かさず、しばらく待つと、蜜蝋がじゅわーっと溶け始めて布に染み込んでいきます。
4. アイロンを滑らせながら蝋がまんべんなく行き渡るようにします。
蝋が足りない場合は適宜追加します。うまくコーティングされたら、
剥がして裏面も同様に繰り返します。蜜蝋の量によって布に蜜蝋が十分にしみ込むこんでいたら裏面までやらなくてもOK。
5. 両面ともコーティング出来たら、クッキングシートから布を剥がします。とっても熱いので気を付けて!1分くらい放置してもいいかもしれません。触れるくらいまで冷めたら、布の先っちょを持って空気に触れるように
ひらひらと揺らすとすぐに乾燥します。


これで出来上がりです!簡単ですよね。
ハンカチのアイロンがけとなんら変わらない作業時間と手間です。


>使用注意は温度と脂!

ただ、使う際は温度に気をつけなければいけません。
基本的に冷たいもの、常温のものだけを包むことが可能です。
熱と油に弱いので、温かいおにぎりとか、生肉・魚などは残念ながら包めません。
あと、手入れは冷たい/常温のお水のみです。
手でささっとすすいで乾燥させるだけでOK。


>使って半年後の気づいたこと・感じたこと

わたしは蜜蝋ラップを使い始めて半年ほど経ちました。
食品ラップの便利さから
「小さなイライラが溜まっちゃうかもなー」と少し心配でしたが、
慣れればどっこい!恋しくなることもさほどありません。

・作るワクワク
わたしは手作りすることがスキなので無理なく始められました。好みの布を選んで、自由に大きさを決めて、あとは蝋をアイロンでじゅわっと溶かす。工作をしている感覚ですね。自分で作るという経験と楽しさを得る上に、生活の一部として活躍してくれる!一石二鳥です!


・持ち運びも便利
包める範囲はパンやお菓子、野菜、石鹸といろいろ。固形のシャンプー、コンディションナー、洗顔を使っているので旅行とかお泊りの時はくるっと包んでます。仕事に持っていくおやつも、これにくるっと巻いてます。プラスチック音が今からお菓子を食べます!っていうお知らせをしなくて済むので恥ずかしくなりません。


・お手入れ必要であるということ。
ネガティブなことは手入れくらい。
水でささっと洗うだけでいいですが、使用頻度を重ねると、張り付きが弱くなってきます。私の場合は1か月たった頃に、「ん〜上手く張り付かない、、」と気づき始め、2か月経つと「手入れしなきゃ!」って思いました。

でも使うものの手入れってなんでも必要ですよね。手入れすると愛着が生まれるし、大切に使おう!って思えます。


>地球も心も健やかであるために始めた蜜蝋ラップ

ラップは機能性よくて温度にも強くて使い勝手がいいです。でもほとんどの場合一回きりで使い捨ててしまいますね。わたしは海外で生活をしているので、日本のような質のいいラップがなかなか手に入りません。それに、使うことに疑問を持つようになりました。


クオリティが低すぎる海外製のラップがきっかけのはじまりです。
あの親指で押さえるだけでビリビリと綺麗にちぎれてくれなて毎度イライラしました。
大体切り刃が紙製で出来ていて、ちぎる時にラップの入った容器ごと破れちゃうなんてよくある話で、いつも歯で少し切り込み入れてから力技でちぎってました。


あと、直接食べ物を包んでおくと匂いが移っちゃうんです。。
特におにぎりとか温かい食べ物は、いざ食べようと口に近づけるとプラスチックの匂いがふわっと鼻を包んで
体に悪影響があるんじゃない?これ、って心配になりました。


ほかにも、一回きりで使い捨てるという事への罪悪感が生まれました。
冷蔵庫での保管っていうだけで、わざわざ野菜を小分けにしたり、
作り置きのご飯を一日分ごとに包んだり。
もったいなさすぎるし、この行為が自然とか生き物を苦しめてると思うと、
そこまでしてラップを使う必要ある?って。


そう考えだしたら、もう使わない生活にシフトしよう!ゴミを出さないってことは買い足すこともないし、ゴミ出しの頻度も減るし、健康被害の心配も減る!って。

そんなこんなで蜜蝋ラップに移行して半年、ラップを使わなくなりました。この半年間使ってないといえば嘘です。でも数える事しか使ってません。これは自慢です!

手入れが手間と言いましたが、たいした作業をするわけではありません。
ちょちょちょっとしたものです。


>お手入れ方法

1.張り付きが悪くなった蜜蝋ラップ
2.作り方同様にクッキングシートを敷いて蜜蝋をちりばめます
3.アイロンで溶けるまで押し当てて、蜜蝋を広げます
4.完成!張り付きが良くなりました。


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こんな感じで器を逆さまにしても張り付いてます!

画像2


>台所用品をこえて日々をワクワクさせるアイテムへ

最後まで読んでいただきありがとうございます。
こういうのって作るとか手入れの工程を難儀だな、って感じると思います。
でも自分で作るという作業だったり経験が、普段のなにげない行動に意味を持たせてると思うと素敵だなと感じます!

この前、義理の母へのプレゼントとして数枚新たに作りました。彼女は節約とかエコが大好きなので喜んでくれるといいな、と思いながら。

話題性もあるし、餃子パーティーみたいに作る段階が盛り上がるように、みんなで楽しく作って、そのあとは好きなものを包んでワイワイできるアイテムになれるんじゃないかな、って思いました。



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